雪上事故魔伝説 番外編 其の一

雪上事故魔伝説 番外編 其の一

〜 熱き走り屋…九死に一生 〜

 

土曜日だった。

土曜日は2時間授業で下校となるので、とっても時間をもてあそぶ。

そこで、いつものメンツと新人がウチに来ることになった。

道路が氷で覆われ、てかてかだ。その上を走るとモービルが尻を振る。

それが楽しくて、ずっと走り続けた奴がいた。

まっすぐな道。スピードをつけて走っていた。

そんな彼がハンドルをきったその瞬間!

車体が雪の塊にぶつかり派手に横転。

その回転数、一回転半。

それを見ていた自分と新人は驚き、焦り、漠然とした。そして言葉を発した。

「やばい…!!」

傾いていたモービルが自らの重みで元に戻る。しかし、彼が動こうとしない。

すべる道路の上を、駆けて彼のもとまでいった。

彼は何もなかったかの様に動き出した。

「うわあ、生きてる!」

奇跡的にケガひとつなく、無事だった彼。ケガを負ったのは車体だけだった。

 

そんな熱き走り屋である彼からのコメント。

「一瞬、何が起きたのか分かんなくてさ、気がついたら長靴が目の前飛んでるし

あ〜〜〜〜、オレ、飛んでるゥ〜〜〜〜ってカンジ」

だ、そうだ。

 

番外編 其の一 完

 

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