第19講 |
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第19講 1978年発表のポリスのファーストアルバム「アウトランダムス ダムール」です。 ポリスといえば最近日本でも人気のスティングが在籍していたり、往年の名曲「エブリ ブレス ユー テイク」が車のCMに使われたりしているので日本でもそれなりに有名なのかもしれません。 ポリスの名盤といえばラストアルバムの「シンクロニシティ」なんですが、いつもA面しか聞かないし、エルビスコステロがちょいと批判していたみたいなんでファーストを選びました(笑)。 ポリスのメンバーは三人で、ベース・ボーカルのスティング、ギターのアンディ サマーズ、ドラムスのスチュワート コンプリート。アンディ サマーズはなんと元アニマルズ、元ソフトマシーンという経歴の持ち主。つわものです。あと私は少しドラムをやっているんですが、スチュワートのドラムはとても素晴らしい。ハイハットをうまくドラムサウンドとして織り込んでいる感じがします。 今でこそレゲエ色の強いスティングですが、実はこのレゲエ趣味はこのアルバムからのシングル「ロクサーヌ」で既に表れています。 レゲエっぽいギターのリフに乗せていささかラフに歌うスティングは上質きわまりありません。ただただかっこいい。このアルバムは特にA面はそうなんですが、当時のパンクムーヴメントを意識してかストレートロックぽい曲が多い。こういう音楽になるとやはり三人での演奏がとてもカッコいい。 B面は色々な楽器やサウンドエフェクトを多用した曲が多い。B−4の「ビー マイ ガール〜サリー(メドレー)」では、なんかオッサンが一、二分喋り続けてるんですが、何て言ってるんでしょうか(笑)。 ラストナンバーの「マソコ タンガ」もコンゴをバックにスティングが意味不明な言葉で歌い続けています。 私の持っている歌詞カードにも「聞き取り不能」になっています。今ではもう解明されたのかもしれませんが。 ポリスの音楽的集大成、完成型として「シンクロニシティ」は選ばれるべきアルバムですが、ロックンロールバンドとしていきなり高質なアルバムを作ってしまったという側面を評価する私は、いつもポリスの一番好きなアルバムにこの「アウトランダムス ダムール」を選んでしまうのです。 |