第24講

第24講
   マイケル ジャイルズ
キング クリムズンのオリジナルメンバー。参加しているのはファーストとセカンドだけですが、中でも凄いのは「クリムズン キングの宮殿」収録の「21世紀の精神異常者」
3分程の間奏部分では今時のメロコアっ子もびっくりの16分キープ+ツーバスで重い疾走感を演じたり、16分でスネア打ちつつ、入る隙がないはずのタムが入ったり、楽譜で表せるの?て言いたくなるモノスゴなスネアの謎リズムの連打…。極め付けはラストの人間とは思えないバスドラの速さでしょう。
グレッグ レイクのベースの速弾きに追いついてます。驚くべきは、この作品が1969年発表という事実でしょう。
クリムズン脱退後は同じメンバーだったマイク マクドナルドと共に「マクナルド&ジャイルズ」を結成し、ここでもパワフルでジャジーなドラミングを聴かせてます。

   ビル ブラッフォード
イエスのオリジナルメンバー。彼もジャズ畑出身。バンドの最盛期に脱退しますが、その理由が「バンド演奏のフリー色がなくなり自分のやりたいドラミングが出来なくなった」というとおり、ファーストアルバム「イエス」ではドラムソロなども魅せています。
しかしクラシカルサウンドになっていく三枚目〜五枚目までのビルのドラム技もとても面白いものがあり、バンド演奏としては混乱してしまうようなとこでスネアやシンバルを入れて故意にリズムサウンドのズレを作りだしています。その頃で最高にハイなドラミングをしているのは四枚目「こわれもの」「燃える朝焼け」でしょうか。

   キースムーン
フーのオリジナルメンバーでロック界でも伝説化されてるドラマー。「マイ ジェネレーション」や「フーズ ネクスト」「四重人格」などのスタジオ盤でも彼のセオリーにのっとらない荒荒なプレイは聴けますが、やはりライヴで聴けるプレイが特に素晴らしい。1970年のワイト島ライヴのビデオで見れるプレイは必見必聴。リズムキープという概念無く(ハイハットがない!)ドコドコやりまくってます(笑)しかし80年を目前にパーティの途中で倒れ亡くなっています。

   リンゴ スター
いわずと知れたビートルズのドラマー。彼のプレイにはなかなか特殊な癖が見受けられます。まず初期ではハイハットを完全にオープンして叩く。この癖をして当時のあらゆる評論家に「ただただうるさいノイズ」と言わしめたのではと思います。
そして「アイ フィール ファイン」「トゥモロー ネバー ノウズ」での叩き方に注目。右でライドを叩きリズムを作りながらも左で16分で高いタムを叩く!これが意外と難しくて続かない。ちなみに本人が好きなプレイは「レイン」でのものだそうです。あのけだるいドラミングもそうそう作れるものではないでしょう。ジョンレノンのソロアルバム「ジョンの魂」でのリンゴのシンプルに聴かせるドラミングにも注目です。

   ロバート ワイアット
カンタベリー出身のバンド「ソフト マシーン」のオリジナルメンバー。
結成当時からアート志向のバンドを目指していたメンバーたちは、ジャズにサイケ色を加えた精度の高い音楽で人気を博していた。ロバートはジャズ志向のドラマーで、初期のサイケでポップなころよりはその後加入したヒュー ホッパーの主導によりジャズ色の強くなった「サード」「フォース」で自由なプレイを披露。しかしそれとは裏腹に彼は「フォース」を最後にバンドを脱退。ソロプロジェクトを組んだり精力的に活動するがある年に建物から落下し下半身不随に。
しかし現在まで作曲、ヴォーカリストとしてこれまで以上の人気を博し車椅子で活動中。初期ソフト マシーンやシド バレットのソロで聴ける彼のプレイは不思議なもので、いきなりドラムだけビートリズムを倍にしたりするなど独特なものだった。

   ジョン ボーナム
レッド ツェペリンのメンバー。力強くシンプルで正確な中でもたまのフィルで個性を光らせていた。特にバスでの絶妙なリズムの作り方はさすが。セカンドアルバムの「モビー ディック」では彼のドラムソロが聴ける。
ライヴ盤「永遠の詩」の映像版のこの曲のシーンを見ればなお明瞭ですが、ハイハットの支柱のテッペンに鈴を付け一人でパーカッションアンサンブルを披露。更にはスティックを置いたかと思いきや手でドラムセットを叩き始める。手なのにシンバルがものすごい音がする(笑)彼は20年ほど前に急性アルコール中毒が原因で死亡。ツェペリンもそれと同時に解散した。

   ミッチ ミッチェル
ジミ ヘンドリックス エクスぺリエンストバンドのオリジナルメンバー。細腕ながらも早打ちの技がかなり多くバリエーション豊か。アルバム「エレクトリック レディ ランド」収録の「ヴゥー ドゥー チャイルド」で聴ける長時間のソロはテンションが高くていい。タム・スネアを流れるように打つことが多い。どちらかといえば技術派。

   カール パーマー
エマーソン レイク&パーマーのメンバー。最盛期なんかの時は「世界最高のドラマー」などと評判が高かった。ライヴ盤「展覧会の絵」ではそこまでやるかって程叩き続ける。彼が叩けないフレーズは存在しないんじゃないだろうか?というほどとにかくうまい。特徴…とにかくうまい(笑)

他にも取り上げたいプレイヤーが沢山しますが疲れて文に愛情がこもらなくなってきたのでここまで(笑)  



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