全てのはじまりはここにある。

僕から君へのプレゼント。

これをよんだとき全てが終わる

始まりと終わりは同じところにある。

これこそ山田太郎

『のーりちゃん、あーそぼ』
いつものように外からこえがきこえた。

最近、毎日が同じでつまらない。
なにもかもがおなじ。
学校の帰りこんなことを考えていた。
そしたら目の前にいかにもあやしい人がたっていた。
夏だと言うのに黒いコート、口にはマスクをしていた。
みるからに変質者だった。
ここは逃げるべきか、それとも話しかけて戦後の話をするかどちらかだな。
すると、
「おとなしく、ついてきてもらをうか。」
黒い男はそう言ったとたん、後ろの赤い車から数人の黒い男がおりてきた。
いきなり手首を掴むなり赤い車にのせられてしまった。
乱暴に、めかくしをされた。
まるで電波少年ではないですか、と思いながらなにもこの場を楽しんでいた。
自分は思ったより冷静だった。
ちょうど今から楽しくなってきた所なのに、誰かに邪魔をさせられては困る、と思い静かにしたがっていた。
やっと車は、はしりだした。
運転手はまだ新人らしく丁寧な運転をしていた。
だいぶ時間がたったようにおもえた。
いきなりブレーキがかかり車がとめられた。
「おりろ。」
ドアが開き目隠しがされたままおろさせられた。
腕をつかまれ歩かされた。
せみの音がうるさく、とても新鮮にきこえた。
どこか部屋のなかに入らせられて、目隠しがとれた。
まだ目が明るさになれてなく、目の前がぼんやりとしかみれなかった。
目をこらしてみた。
そこにはいすに座っている男かがいた。
見た事のある顔だった。
だが覚えだせないでた。
「ひさしぶりだな。」
この声には覚えがあった。
「お、おまえもしかして、、、。」

まだ新しい俺の人生は始まったばかりであった。

「ひさしぶりだな。」
この声には覚えがあった。
「お、おまえもしかして、、、。」
「そう。そのもしかして、だよ。」
渋い声だった。
忘れたくても忘れられない声、だった
昔を振り返ってみよう。
「将来なにになる?」
「悪の大王、かな。」
「ふっ。夢がないな。」
俺達はそんなかわいげのないガキだった。
こんなことをいいながらけっこう仲はよかった。
こいつとは小学校からのつきあいだった。
家が牧場なのであだなはいつも「牛」だった。
ただ家が近いというだけの関係だった。
なのに10年もたった今なぜこいつは、俺の目の前にいるんだ?
それも堂々とした態度で椅子に座っている。
「10年たったら、えらくなったもんだな。」
やつはおもいっきり笑った。
「小さい頃、言った事忘れちまったか?」
「えっ。」
「とろい奴だな。悪の大王になったんだよ。ついでに今、お前をここへ連れてきたのは俺の手下。」
「、、、へえ。でもなぜ俺をこんなところへ連れてきた?」
「いやあ。昔の事でちょっとな。」
「昔の事って?」
いきなり奴は、気でもおかしくなったんですか?とうたがうほどに昔話をし始めた。
「昔、あるところに家で牧場をやっている小さい子供がいました。その子にはお隣さんちにとても仲のいい
お友達がいました。毎日といっても過言でもないほどにいつも一緒に遊んでいました。ところが中学に進級
したとたんその隣の子はいなくなってしまったのです。未来を約束した程のなかだったので自分にいわずど
こかにいってしまったのがとてもショックでした。お隣の子がいなくなってからというもの、その子はごは
んものどに通らず日に日に弱っていきました。それをみかねた親がどうにかしようとつれてきた人がいまし
た。その男はM r,マリックといい、本名が栗田ますみといいました。いつどこでも、マジックをやってくれ
ました。その子はいつしか男のフアンになりマジックを教えてもらうようになりました。10年たった今、
その子はすっかり大きくなり、昔の夢をマジックでかなえたのでした。」
「だから?」
「あの時、お前がいなくなった時の俺の絶望感などお前にはわかるまい。10年たった今あの時いなくなった
わけを聴こうとおもってな。」
「ああ、あの時のことね。俺がいなくなったわけは夜逃げだよ。親がサラ金にてをだして千万の借金をした 

んだ。お前にこの事いっていきたかったんだけど、あまりに急だったんで言う暇がなかったんだ。」
「そうか、、、。」
「本当にあの時のことはすまなかったと思ってる。」
「で、借金は返せたのか?」
「いやあ、それが、、、。」
「なんだ、いってみろ。」
「それがな、親父のある親友に金借りっ放しなんだ。で、その親友っていうのがいい人達で理由もきかず、

返すのはお金のできた時でいいっていうんだ。さらにその娘さんがいいひとで俺に、

この千円でラルクのシングル買えっていってきたんだ。」
「、、、。こいつらには気をつけた方がいいかもしれない。」
「へっ?なにいってんの?」
「その家族には気をつけたほうがいい、といったんだ。」
「なにいってんだ?ここの人達、マジでいい人達だぞ?」
「いや、危ないな。ただの親友にこんな大金を貸すわけがない。

それも返すのはいつでもいいときている。」
「んーーー、そういえばそうかもな。この不況のなかで、

ただのちょっと仲がよかっただけの親友に壱千万もかすわけないし。やっぱヤバいのかも。」
しばらく俺達は考えていた。なぜこんな大金を見ず知らず、

とはいえないが返すあてもないような奴にこんな
大金を理由もきかず、ポイっと貸してくれるのか。これはなにかある。
「で、どうすんの?」
先に口をきいてきたのは奴だった。
「どうするって?」
「シャッキンのことだよ。」
「ああ。家に帰って親と相談でもするよ。」
「そうか、、、。じゃあおくっていく。」
「あたりまえだ。俺は目隠しされたままだったから帰り道がわからない。」
「すまなかった。あと、なにかあったら俺をよべよ?すぐにお前のいる場所にいってやる。」
「ああ、わかった。それじゃあ急いで帰りたいんだけど。」
「いぇっさー。」
俺達は車の中、一言も口をきかなかった。
「今日は本当にすまなかったな。」
「もういいよ。じゃ、またいつか会おう。」
「じゃあな。」
もう車はいってしまった。
俺はそこにずうっとたちつくしたままになっていた。
あまりに今日おきたことが信じられないほどのものだったから。
「ただいまー。」
「あら、おかえりなさい。今日はおそかったのね。」
「んー。ちょっとね。あっ、母さんあのさあ父さん帰ってきてる?」
「それがね、まだなのよ。いつもなら遅くなるときは連絡くれるのにねえ。まあもうすぐかえってくるでし
ょ。」
「それならいいけど、、、。」
なぜか気分がすぐれなかった。
この時は父さんが帰ってこないのは、たいしたことじゃないように思えた。
だが俺の予感はあたっていた。
この時は父さんが帰ってこないのは、たいしたことじゃないように思えた。
だが俺の予感はあたっていた。
朝になった。
目覚めのわるい朝だった。
きっと昨日、夜考え事をしてたからだと思った。
「母さん、おはよう。」
「あっ、ねえ昨日からお父さん、帰ってこないのよ。連絡もないの。どうしたのかしら。」
母さんの目の下にはくまができていた。きっと昨日は寝なかったのだろう。
「俺ずうっとここにいるから母さん、少しは寝てきてよ。」
「そう?じゃあ父さん帰って帰ってきたらおこしてね。」
「うん。じゃあおやすみ。」
おかしい。一日も連絡無しで帰ってこないなんて。
こんなことは一度もなかった。
「牛」にでも連絡しってみるか。
6回コールがなったらでた。
「もしもし。」
『なんだ?朝っぱらから。』
「俺の父親が昨日から帰ってこないんだ。」
『へえ、でなんで俺のとこに電話をした?』
「ああ。お前の部下に調べてもらいことがあってな。

うちの父親の親友についてしらべてもらいたいことがあ
るんだ。」
『ほお。ついにその親友とやらは動きだしたか。いや、実を言うともう調べてあるんだ

。昨日不信に思ったからな。でもこんなに早くうごきだすとは。』
「で、こいつは何ものなんだ?」
『驚くなよ。10年前の新聞を調べていたんだ。そしたら面白い記事が見付かってな。何だと思う?』
「さっさと言えよ。」
『いそぐなって。こいつは10年前、覚醒剤を輸入してたんだ。それも半端な量じゃあない。

仲間のやつに裏切られて警察につかまったんだけど、1年で牢屋から逃げ出した。

人間5人殺してな。それから整形してまた覚醒剤にてをだして逃げ出した2年後に捕まっている。

それから3年後逃げ出して、1人の女と出会い結婚し
そんなにでかい動きはしていないらしい。それから、、、。』
「まだなんかあんのか?」
『これからが本題なんだよ。こいつの家は、けっこう裕福な家だったんだ。

で、そのけっこうでかい家であったことがちょっとあってな。』
「ちょっとって?」
『おちついてきけよ。』

「ああ。」
『こいつんちの家庭はけっこう複雑で、こいつの父親は子供に酒を飲むと暴力をふるっていたらしい

。まあ、よくある事だがこいつの父親は、はんぱじゃあなかったらしい。

そこで、ある日いつものように父親が子供に暴力をふるっていたんだ。

そしたらその時、その子供は父親に殴りとばされ、そこにあった机の角に頭をぶつけて死んでいるんだ。』
「死んでいる?」
『そう。今遺骨は燃やされて、墓の中に入っているらしい。

なんか妙に頭にひっかかることがあるから、今からその墓にいくんだけどお前も行くか?』
「、、、行くよ。」
『じゃあ、あと20分ぐらいしたら迎えに行く。』
「わかった。」
『じゃ、またあとで。』
そこで電話は切れた。
でもいったい死んだって、どういうことだ?
いままでのあの人はいったいだれなんだ。
「母さん、俺出かけてくるわ。」
声が帰ってこなかった。きっと疲れがたまっているんだろう。
すぐに寝てしまったらしい。
紙を置いておくことにしよう。
(母さんへ   でかけてくる。8時頃には帰る。)
これでよし。
車のとまる音が聞こえた。
なるべくおとを出さない様に、きおつけドアをあけた。
黒いベンツが家の前にとまっていた。
「お前の母さん、どうした?」
「つかれてねちゃってるよ。」
「のんきなもんだな。」
「早くいこうぜ。」
「ああ。のれよ。」 
俺達は、今から悪夢を見るとも思わなかった。

終わり
何がこの後おこるのか?
ハッキリいってしまえばそんな事どうでもいいのです。

肝心なのは僕が生きているというこの存在なのです、この小説の実在なのです。
そして私はもうだめだ。
っていうかめんどくさいだけだしぃ。
めんどくさいからぁ。

                              

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