#1124『厄日男、色紙災難劇』

at 2004 03/01 23:10 編集

今日の話は、ある男の引き起こした大事件の事である…。


●9:40/1−4教室

1限終了後の休み時間、アルプルが色紙を3枚持ってきた。

3年生へ渡す色紙だ。

「コレこんなにでかく書くが?」

色紙を見れば、アルプルとPの分で、3分の1は使用していただろう。

「いや、1年男子だけだから大丈夫だよ」

アルプルが言う。

俺はこの時点でおかしいと思った。

あの部が果たして3(人)×4(1、2年男女)=12枚も用意するだろうか…?


●10:40/1−4教室

2限終了後の休み時間、Y本が言う。

「これ、こんなにでかく書くと…」

「は?」

「これ、30人分だし」

 

フリーズ。

いやいやいやいやいやいやいやいや…

しかも何気に俺が怒られたみたいな感じになってるし。

 

急いでアルプルをとっ捕まえる。

アルプル、俺以上にフリーズ。

 

アルプルの出した答え

修正液で全部消す!!

…間違ってる。

 

 

@さて、この後卒業式場作りが入っていたため、作業は中断。

ず〜っと気がかりでしょうがなかった。

何故って、締め切りが今日(この日)だったから…。焦った焦った。

で、うち等のクラスの仕事は多少早めに終わった。

なので、Pから借りた修正テープと俺の修正液で、文章を消す。

しかし、修正テープはまだしも、修正液で消してる方の色紙は、

アルプルの粋な計らいで修正液伸ばしてある。

最低だ。しかも俺の定規。しかも、ベタベタついてやがる。

中途半端に伸ばした所為で、うっすら文章が見える。

結局は、1から全て消す羽目になった…。


●12:30/1−4教室

昼休み。

結局、修正液と修正テープだけじゃらちがあかず、辞める。

中途半端な形で止めてしまったため、一番酷い状況になっていた。

一年男子、緊急会議(スーさん不在)

 

 

@此処でアルプルが出した結論は、先ほどアルプルとPが書いた文の

どっちかを消し、一方を一年男子の文として、まとめると言う物だった。

なので、消した意味無し!

その上、消した文を上からもう一度なぞる。当然アルプルが。

そして、名前を強引に6つ書き並べた。

コレが皆の反発を買った。

 

 

「俺は認めねぇぞ!こんなやる気のねぇ色紙」

「うっせぇよ、しょうがね〜じゃん」

「しょうがなくねぇよ!!

 とにかく俺は認めねぇからな!」

あぁ!?何だ、この野郎

「逆ギレか?テメェの所為だろクソ野郎

「じゃぁテメェ何とかしろよ

 

 

@当然だ。相談もなく、アルプルの文をみんなが書いたと思わせる作戦な訳だから。

しかしながら、文が今ひとつだった。

ってか、明らかにうち等はこんなもの書かない!ってのが分かるから

なおのことこの作戦はどうかと、みんなでさりげなくアルプルを責め続けた。

 

 

@昼休み終了間際、みんなうちの教室から帰る。

しかも、アルプルまでも教室へ。酷い話だよね。

で、仕方なくとった行為は、先輩にメールでヘルプ!

 

よくよく考えれば
最初っからそうすりゃ良かったんだよ

 

向こうもさぞかし驚いただろうね。

最初に回したはずの一年男子で停まってるとは…。

そして尚かつ「勘違いで大変な事になりました」と、

メールにえらく分かりづらく、意味深な事を書いてしまったから…。

 

 

結局、終学活終了後、先輩(部長・副部長)が俺の教室に来た。

アルプル不在のため、仕方なく俺が弁解…と言うか、あいつの変わりに言い訳しておいた。

まぁ、俺が上手く…と言うか、バカ正直に先輩にうち明けたため、

色紙を買い換える事になった。

そして、全員放課後残るというある意味大騒ぎになった。

 

 

@本編ではカットされたが、一応語るとすれば、終学活後→全員放課後残るの間には、

いろいろと会話が繰り広げられていた。

中でもアルプルの穴があったら入りたい発言は

彼にしては珍しい台詞だ…。

 

 

追伸>

あだ名を付けるのがうち等の部の特徴。今回のあだ名は、

Mr.勘違い

Mr.色紙

色紙

最終的には一番酷いあだ名の呼び捨てだ。

 

 

ってなわけで、久々に彼がやってくれた。

そんなこの日も平凡に終わってゆく。
▼記事その1317


この文章は、平凡新聞に掲載された物を再編集した物です。

 

さて、解説を一つ。

@部分は、オリジナル版にはない物です(=追加文章)。

 

更に裏話。

よく覚えていないが、何処かでスーさんにも色紙を見せている。

そして彼も、やはり似たような反応を見せた。

「俺こんな事書いてねぇよ!」と。

 

当然、日記には書かれていませんが、この後バドミントン部全員残り、色紙を書きました。

さすがの部長も焦ってた。

失敗した色紙は、他の部員に引き取られ、落書きされてました。