かぜのはなし(第四回)

 


こんばんは、F組の蔵羽 浩真です。
早いもので「かぜのはなし」も今回で第4回を迎えました。
さて、第1、2回では「風邪と抗生物質」、第3回では「かぜと解熱剤」
とシリーズ「かぜの薬」をお送りしてきましたが、
第4回からはシリーズ「いんふるえんざ」に入りたいと思います。
もっとも、本当にシリーズになるかはわかりませんが(^^;

では、「かぜのはなし」第4回 シリーズ「いんふるえんざ」・1
は<香港株とかソ連株ってなにが違うの?>です。

インフルエンザが流行する冬場になると、ニューズなどで良く耳にする
「香港A型」や「ソ連A型」と言った言葉。
「インフルエンザはインフルエンザでしょ?」と
言いたくなるんですが、何が違うんでしょう?
これを知るためにはインフルエンザウイルスと言う物が
どういう構造をしているかを知らなければなりません。
ちょっと難しいかと思います。図を書けばわかりやすいんですけどね(^^ゞ

まず、インフルエンザウイルスとは球状の脂質2重膜に、
遺伝情報を持った「RNA」7〜8個とそれに「NP」と
「Pタンパク」と言うタンパク質がいくつかくっついたものが
囲まれている、という構造をしています。
今回は、油の膜の部分が大事なので、中身はほっときましょう。
中身についてはまたいずれお話します。
さて、その油の膜の一部を拡大すると下の様になっています。

     ウイルス外        ===脂質2重膜      
  =○=△=○=△=○=△=○=     ○ 赤血球凝集素(HA)
  ゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜    △ ノイラミニダーゼ(NA)
     ウイルス内        ゜膜タンパク(M)

油の2重膜をHAとNAという2種類のタンパク質がつらぬいていて、
膜の内側は膜タンパクと言うタンパク質で裏打ちされています。
(C型ウイルスはちょっと違うのですが、置いときます)
とりあえず名前はどうでも良いので油とタンパク質でできてるんだな、
と思っといて下さい(^-^)
この中で今回大事なのはHAとNAと言う2種類のタンパク質です。
いま2種類と書きましたが、実はNAにはN1〜2の2種類、
HAにはH1〜3の3種類あります。
(これから先もっと種類が増えるかも知れませんが)
で、そのウイルスのHAとNAの組合わせによって「〜〜型」
というのが変わるのです。
ただ、H1〜3の働きはそれぞれほとんど変わりませんし、
Nの1と2にも機能差はないと思って良いです。
じゃあ、型が違うと何が違うんでしょう?

あまりにも長くなったので、これはまた次回お話しましょう。
ではまた第5回でお会いしましょう(^し^)/
(文責:蔵羽 浩真)

      


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