こんばんは 蔵羽浩真です。保健コラム「かぜのはなし」も5回目となりました。
今回は シリーズ「いんふるえんざ」・2 <A型とかB型ってなにが違うの?>
前回、香港型やソ連型というのはインフルエンザウイルスの
膜の中のタンパク質の違いであるとお話しました。
では、「インフルエンザA香港型」などのAというのはなんなんでしょう?
結論から言えばこのAというのもウイルスのタイプの違いをあらわすものにすぎません。
当然ですがA型があるのですからB型もありますし、C型もあります。
では、このA、B、C型は何が違うんでしょうか?
これを知るためにまたウイルスの構造が必要になってきます。
前回も言いましたが、インフルエンザウイルスは脂の膜に囲まれています。
さて、膜で囲まれた中には、
「RNA」という遺伝情報を持った鎖状の物質7〜8本
「核蛋白(NP)」
「P蛋白」
があり、RNA1本1本にNPがいくつかとP蛋白がくっついています。
また、脂の膜の内側は膜蛋白(MP)で裏打ちされていましたね。
今回大事なのも、やっぱりタンパク質です。
この核蛋白と膜蛋白の構造・・・要は型によってAとかBとかに分けられるのです。
3つの型のどれであっても、インフルエンザはインフルエンザなので
、起こる症状がそう変わるわけではありません。
なので、ウイルスの型が何であっても、かかってしまえば型なんてどれでも良いのです。
(実はA型とC型に有効な抗ウイルス薬があるのですが、
日本では認可されていないので)
ただ、基本的に大流行を起こしているのはA型のインフルエンザです。なぜか?
それはA型には香港型やソ連型などいくつかのタイプがあり、
B型とC型は1タイプしかないことに原因があります。
では、なんで型が複数あると大流行を起こすんでしょう?
これは、ウイルスに対抗する体の免疫機能のことを
少し知っておかないといけません。
ということで、次回はそのことについてお話しましょう。
ではまた「かぜのはなし」第6回でお会いしましょう(^し^)/
(文責:蔵羽 浩真)
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