インフルエンザが本格的に流行する時期になってきましたね。
こんばんは、保健委員の蔵羽です。
さて、今回の「かぜのはなし」は前回を受けて
シリーズ「いんふるえんざ」・3 <A型の流行とわくちん> をお送りします。
ワクチンを接種すると、基本的に接種したものに対して免疫ができます。
少し正確に言えば、免疫反応が早く強く出るようになります。
さて、免疫機能とは何でしょう?
簡単に言えば、体の中にある「自分以外のもの」(異物)を
排除しようとするからだの機能のことです。
これには、いわゆる白血球と呼ばれるもの、
特にリンパ球というものが働きます。
では、どうやって自分以外のものだとわかるんでしょう?
もちろんリンパ球には目なんてありません。
実のところを言えば、リンパ球は「自分以外のもの」に反応するのではなく、
それぞれのリンパ球にあった構造を持った物質に反応するのです。
わかりにくいですね(^^ゞ
こう言い換えましょう。リンパ球は1つ1つ鍵を持っているとします。
そして、その鍵にあう鍵穴を持った物質にだけ反応するのです。
そして、基本的には「自分の体の一部」のもつ鍵穴に
反応する鍵は持っていません。
よって、リンパ球は自分以外のものに対してのみ反応することになります。
一度免疫反応が起きると、同じ異物に対する反応がしばらくの間早く強くなります。
一度目は症状が出てから治ったものが、
次からは症状が出る前に排除されるようになる、といった感じです。
たとえば風疹などは一度かかると、ほぼもう一度かかることはないのもこのためです。
(免疫の強化がすべて一生続くわけではありません)
さて、ではインフルエンザの話に戻ります。
一度インフルエンザに感染すると、やはりそのウイルスに対しての
免疫が強くなり、かかりにくくなります。
(注:かからないわけではなく、かかりにくくなるだけです)
しかし、免疫が強くなるのはあくまでも「ほぼ同じ」ウイルスだけです。
そのため、B型なりC型なりといったものは一つのタイプのみなので
問題はないのですが、A型のウイルスは複数のタイプを持っているため、
1度感染が起こっても他のタイプのウイルスに対しては強くなれないのです。
よって、最近あまり流行していないタイプのウイルスが
街中に漂っていると、流行が大きくなってしまうのです。
これがA型ウイルスのみ大流行の原因になる理由です。
また、ワクチンが効いたり効かなかったりするのも、
このタイプの違いが原因です。
ワクチンも「A型の〜〜のタイプのワクチン」といったように
1つのタイプにのみ有効です。
なので、接種したワクチンと同じタイプのウイルスが
街で流行した場合は罹りにくくなるのですが、
それとは違ったタイプのウイルスが大陸からやってくると
ワクチンは役に立たないわけです。
ワクチンの製造には非常に時間がかかるため、
流行しているウイルスのタイプがわかってから作り始めたのでは間に合わず
しかたなく予想で作っているのです。
う〜ん・・・ 今回はすごくわかりにくいですね(^^;
すいません。
ところで、今年のワクチンもはずれたんでしょうかねぇ(^^ゞ
今年も重症な人が多く出ているみたいですね。
みなさんも気をつけてくださいね。
では、また次回「かぜのはなし」第7回でお会いしましょう(^-^)/
(蔵羽 浩真)
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