シュガーレスラブ

「骨粗鬆症」、「便秘」、「味覚異常」、
「肥満」、「アルコール依存症」・・・。
ストレス・シンドロームと戦う女性たちと、
その恋愛を描いた山本文緒の短編集。

初めて山本文緒さんの本を読みました。
さらっと読めて、くど過ぎない恋愛小説。

10話とも女性が主人公なんですが、
女のリアルが書き込んであります。
「あたしそんなことないわよ〜。」
っていう人ももちろんいると思いますが、
結局たいていの女の人の心を深く突き詰めたら、
こういうことなんじゃないかなぁ、と思います。
女の人の、男の人とはちがう部分がわかる1冊かな。
男の人がこれを見て何を感じるか、お福はすごく興味があります。

でも、そういうところがちょっと怖いですね〜。
一番そう感じたのは「秤の上の小さな子供」。
口に出したくないけど、こういう事を考えてしまうんですよ、お福は。
見栄っ張りというか、ライバル意識というか。
というより、「相手がそう思ってるんじゃないかな?」って感じることが多いの。
いやな自分ね〜。

一番身近に感じたのは「夏の空色」。
社会が舞台のこの本の中で、唯一の学校が舞台となったものだからかな?
さわやかで大好きです。

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