紀行文 野郎三人欧州旅行記 No.4
9月12日 10日目

 こに日も天気はイマイチでしたが 雨が降ったりってこともなく

 観光には差し支えないぐらいのお天気でした

 
 この日はギリギリが夕方には帰国する予定だったんで

 彼はマツのお父さんにお礼を言いに早起きしてました

 そしてそれに付き合った管理人


 パパ 「今日は何時の便なんだ?」

 ギリギリ 「7時ぐらいです」

 パパ 「そうかー じゃ5時にこっちに戻ってればオッケーだな

       それじゃ今からインターラーケン行って
 
           山にも登ってこれるんじゃないかー?」 


 注 インターラーケン→スイス中央部にある都市の名前
                           スイスアルプスへの玄関口




 ・・・・・まだあきらめてなかったのね




 そしてその言葉に目を輝かせるギリギリ


 ギリギリ 「行ってこれっかなー?」


 管理人&マツ 「・・・・・・・・・」



 ちなみにその日のマツは 前日までの強行日程が響き

 体調不良で 満足に起き上がれもしない状態



 さすがにそんな状態のこの男を引きずりまわせるわけはなく

 帰国前にドタバタするのもどうかと思ったので

 ギリギリに 二人で最後の散策に出ようと提案しました


 
 ふたりでチューリヒのまちを歩き回り 最後のショッピングを堪能

 そしてなぜかピザハットで昼食をとり

 湖尻のCOOPでチープでナイスな土産を発見!

 それからおうちで待つマツのため そしてワインを大台に乗せるため

 ちょっとふんぱつして高めのワインを購入!



 例によって3人で飲んだくれ そうこうするうちに

 ギリギリの帰りの飛行機の時間になりました

 
 フラフラと危ないマツと3人で空港へ

 そして何事もなくギリギリを送り出しました



 ちなみに翌日からはマツと二人でイタリア旅行の予定だったんですが


 ヤツはもうホントにフラフラ!


 自分では明日には余裕で治るとか言ってたんですが

 個人的には不安でしょうがなかったんですよねー
 


9月13日 11日目

 この日から 管理人が帰国する17日まで

 マツとふたりで
イタリア北部をまわる旅行を企てていました

 朝 チューリヒ中央駅を出発して この日の目的地は

 ファッションの街? 
ミラノ!


 前日まで満足に行動できなかった管理人の相方は

 列車に乗り込み チューリヒを出た瞬間から
                   
なぜか大はしゃぎ!

 本人曰く 既にイタリア酔っていたらしいんですが

 これも出発後30分ぐらいですぐにおとなしくなりました(笑)

 まったく無茶するなって話なんですけど・・・・・



 今回のイタリア旅行も 実は先の旅行よりもさらにいい加減な企画で

 最初の目的地の他は

 ベネツィアに行こうってことぐらいしか決まってなかったんですが

 その理由が イタリアで
本場のサッカーが見たい!
                          ってのがあったからなんです

 イタリアにも 世界的に有名なサッカーリーグがあります

 
言わずと知れたセリエA

 多分日本では一番知名度が高いんじゃないでしょうか

 そしてイタリア北部は 世界屈指のリーグの中でも

 強豪と言われるチームのホームタウンが数多く存在します

 昨年の覇者
ユベントスはトリノ

 生ハムと中田で有名な(笑) 
パルマも近いですし

 なにより今回の最初の目的地 ミラノは

 赤と黒の縦縞のユニフォームで有名な
ACミラン

 対照的に青と黒の縦縞の
インテル・ミラン
                         のホームタウンなんです

 
 今回の旅行では 14 15日が土日だったので

 これもミラノに行けば ミランかインテルどっちかの試合が見られる!

 ってことで 管理人とマツはそれを軸にスケジュールを調整しました


 しかしですね 知ってる方も多いかと思いますが

 今シーズンのセリエAはテレビの放映権の問題かなんかで

 シーズン開始が延期になって ネットでも正確な試合日程がわからず

 直接向こうへ行って調べよう ってことになり

 相当フレキシブルな旅行スケジュールになっていたんです(笑)

 
 ミラノへ向かう列車の中 マツがなにやら落ちてた新聞を拾い読み

 そこで初めて今週のミラノでの試合は 土曜日にあって

 インテル・ミランがトリノというチームと行うことがわかりました


 ミラノへ着くと 早速例によってツアリストインフォメーションへ!

 ここでホテルとサッカーのチケットをゲットしようと思ったんですが

 ミラノって街は やっぱり都会だからなんでしょうか

 
宿代がやたらと高いんですよ

 こうなったらしょうがないから ユースホステルだねってことになりました

 そしてサッカーのチケット

 これはもちろんスタジアムに行けばあるんでしょうけど

 開幕が遅れたセリエA ホントは前の週が開幕の予定だったんですが

 なんと土曜日に管理人たちが観戦予定のこの試合が

 どうやら
今シーズンの開幕試合になっているようで

 チケットを予約しておきたかったんです


 ミラノの試合のチケットは ある銀行でもゲットできると

 ガイドブックに記されておりまして お姉さんに聞いてみたんですが

 お姉さんは 駅出れば すぐ前のロータリーにあるよ
                         といってくれただけでした

 まあ それならすぐわかるんだろうと思って外に出てみても

 似たような建物ばかりで どれがその銀行なんだかわかりません

 しかもイタリア語なんかチャオとペルファボーレぐらいしか知らない二人

 まあ 見つからなくて お姉さんの愚痴を言っていたところに

 
なんとポリス登場!
             
なんていいタイミング!

 しかしこのポリスに聞いてみても ふざけたことに知らない様子

 おいおいオメーの街じゃねえのかよって感じだったんですが

 去り際 そのポリスがやたらとデガいアクションで


 
「アバーウト!」


 とかぬかしやがり 管理人はこの瞬間に

 いい加減過ぎるイタ公が嫌いになりました(笑)


 まあ その後見た目は怪しいけど 親切な日本人が

 銀行の場所を教えてくれたんでけどね 

 一緒にいた
ヤクザとその愛人みたいなのは
                     怖くてしょうがなかったですけど 
 
 んでもって銀行へ行ってみましたが なんとチケットは売り切れ

 しょうがないんで とりあえず今夜の宿を探しに行きました



 ミラノのユースホステルは

 街の中心部かからちょっと離れたところにあります

 ミラノという街は 歴史的 芸術的見地から見ると

 イタリアの都市のなかでは 割とおとなしい方に入るらしいんですが

 それでも世界でも二番目に大きな
ドゥオモ←教会?

 ダ・ヴィンチの
最後の晩餐なんかがあるんですよね

 んでもってミラノのサッカースタジアム サン・シーロも

 当然のように少し郊外にあって 

 なんと管理人たちが泊まるユースホステルから

 歩いて15分ぐらいのところだったんです



 ミラノのユースホステルは まあ 不親切な方で

 お昼は敷地内に入れなかったり←意味不明 掃除とかしてた

 受け付けが3時からだったり 荷物預かってくれなかったり

 6人部屋で 部屋にカギがなかったり

 シャワーが少なかったりしましたけど なんとか荷物をロッカーに入れ

 ミラノの街へ繰り出しました


 ドゥオモ見たり なにやらブランドのお店がたくさんある通りを歩いたり

 確かに歴史を感じる街並みではありませんでしたけど

 例によって歩いているだけで 管理人にとっては実に楽しかったです

 
 この日は寝場所を決めるまでにだいぶ時間を使ってしまって

 少し歩いたらすぐに陽も傾いてきて ちょうどハラも減ったってことで

 ブックから ちょっといいお店を探すことにしました


 ふたつぐらい星が付いたそのお店は お値段もリーズナブル

 市街地とねぐらの中間ぐらいにあって場所もちょうどよかったですね

 ぶらぶら歩いて行ったら まあ 例によって少し迷いましたけどね(笑)

 そのレストランでの食事は 今回の旅行の中でも実に楽しいものでした

 料理がすごくおいしかったのももちろんなんですが

 サービスがね すごくいい感じなんですよ

 お客に対する最低限の礼儀みたいなのはしっかり守った上で

 いや むしろまじめにサービスさせてもすっごくカッコいいんですが

 たまに ニヤッと笑いながら気の利いたサービスするんですよ

 こーゆーのがイタリア人ってイメージ!っていうウィットな感じでね

 いやいやぜひ若人には行ってもらいたいですねー

 特に
マーカス←管理人勝手に命名 はオススメです!



 満足のいく食事をして デザートまでたいらげ

 エスプレッソなど飲み ねぐらに帰ろうとしたんです

 外は真っ暗だったんで 地下鉄に乗って帰ろうとしたんですが

 よくわかんないですけど 地下鉄の駅が開いてなくて

 おっかしーなー と思って探してたら やっとひとつ開いてたんで

 ひと安心で入ってみると 変なおじさんが出てきて

 どこ行くんだ?って聞くもんで 駅名を告げたんです

 そしたらもうそっち行きの電車は終わったなどと言い出したんです


 そりゃ真っ暗って言ったって まだ8時とかそんなもんですよ?

 なんだっていきなり止まってるんだって話だったんですが

 後から聞いた話によると 地下鉄の労組のストだったらしいんですけど

 さっきのレストランでちょっとイタリア人が
               好きになりかけてた管理人でしたが

 この事件で延々と2時間ぐらい歩かされるハメになったことで

 またイタリア人が嫌いになりました(泣)


9月14日 12日目

 この日は 管理人とマツが楽しみにしていた

 イタリアサッカー セリエAの開幕日です


 朝起きた管理人とマツは 当日券の販売などがあるかもしれない

 ということで とりあえず サン・シーロスタジアム へ向かいました

 スタジアムへは 管理人たちが泊まったユースホステルから

 徒歩で20分ぐらいで 朝の散歩にはちょうどよかったんです


 スタジアム周辺は 試合開始が夕方なのにもかかわらず

 お昼前には サッカーグッズなどを扱う出店が開いていました


 そして 当日券の販売所は まだ閉まっていたんですが

 そこら中にたむろするダフ屋の多いこと!

 売り場周辺でふらふらしてたら 何度も声をかけられました

 そしてその中の一人と交渉!

 スタジアムの観客席は長方形の一辺づつについている感じで

 それぞれのゴール裏にホームとアウェイ

 そしてタッチラインのサイドは特にどちら側でもない席がありました


 管理人とマツは せっかくきたんだから

 こりゃ
インテルのホーム側で観ねばならんだろ

 ということになり  ちょいと高めのインテル側のスタンドを取りました

 今考えると これが悪夢の始まりだったんですけどね


 値段は正規の代金よりも5ユーロ増しだったんで

 まあまあ それほど悪徳でもなかったですかね(笑)


 チケットをゲットした二人は いったんユースへ戻り

 試合までの時間をつぶすことにしました

 管理人は ウチの弟が
生ハムに目がないのと

 母親が
パルミジャーノのトリコだったこともあって

 近所のチーズ&ハム屋さんへ行って

 ふたりのためにおみやげを買い込みました


 軽く食事を済ませ 荷物をロッカーに入れて

 インテルのチームカラーである 
紺色に近い服を選びました(笑)

 なんたって本場イタリア! しかもミラノのインテルですよ!

 血迷って赤い服なんぞ着ていこうものなら

 
他のサポーターの袋叩きに
      合うこと間違いなしです(笑)


 (注 赤はインテルのライバルで
         ミラノのもうひとつの強豪ACミランのチームカラー)


 というわけで また歩いてサン・シーロへ向かうと

 今度はインテルのユニフォームを着たひとたちがたくさんいて

 なんか雰囲気でてきたねっ って感じでした

 まだ開始までは時間があったんで

 すぐそばのオープンのカフェで 景気付けにビールでも飲もうとしたら

 なんとスタジアムの周囲のお店では 俗に言うフーリガン対策なのか

 酔っ払って暴れるのがいると困るので

 お酒は売ってないとか言ってました

 うーん さすが本場 なんか生々しい事実でしたね


 少し休んだ後 まだ1時間ぐらいあったんですけど

 なにやらみんなが続々と入っていくんで

 よっしゃそろそろ行くかいってことになりまして

 いざ入場してみたら そのグラウンドの広いこと!

 そしてなによりビックリだったのは 
その異様な雰囲気!

 スタンドに入るなり おいおい日本人がいるぜ!

 みたいなことを言われ (なんとなく雰囲気でわかった)

 もうそこら中が今か今かと待ち望んでる感じでした

 なんて言うんですかね 殺気立ってるってわけじゃないんですけど

 まあ 
とにかく怖いんですよ!

 ホントに身の危険を感じました 無事に帰れるか不安なくらい


 その入ってから1時間ぐらいがホンットに永くてねー

 始まってもいないのに 早くも帰りたかったですもん

 オマエら興奮し過ぎだって話だったんですけど

 そのときの管理人はひたすら萎縮するばかりでした(泣)



 そのうち選手紹介が始まって スタジアムのボルテージは最高潮

 ウタうたったり おどったりするんですけど

 アレやると スタンド全体が揺れるんですよね

 冗談じゃなくて 床が揺れるんですよ

 インテルってのはすごく有名なスター集団なので

 サッカーに詳しくない管理人ですら知っている

 ビッグネームのオンパレードでした

 ビエリ クレスポ レコバ ココ カンナバーロ などなど


 でもっていざ試合が始まったらこれがもう大変

 よく日本のプロ野球では チームが攻撃のときに

 アルプススタンドから 応援歌が流れますけど

 控えめに言うと 
あれを延々とやってる感じでしょうか

 まあ とにかく半端じゃなかったです


 そして前半にイタリア代表のエースでもある
ビエリ

 ヘディングで1点決めて 
インテルが先制

 そしたらこれがまた
さらに大変

 もうスタンド中大喜び ってゆーか狂ったような大騒ぎ!

 管理人もマツも前後左右の人に抱きつかれるわ

 握手されるわ アタマ叩かれるわで

 もうこれまた半端じゃない騒ぎようでした



 そして 悪夢の極めつけは前半終了後のハーフタイムに起こりました

 前半が終了して みな立ち上がって応援していたところを

 ふー やれやれ と腰をおろし始めたときに

 ふいに管理人の席から左に5コばかりいったところで

 男性ふたりがなにやら
怒鳴りあいを始めました

 怒鳴りあいと言っても 怒鳴ってるのは片方で

 もう片方は おいおい勘弁してくれよって感じでして

 怒鳴ってるヤツは カオもちょっといっちゃってて

 はっきり言って素でかなりコワイ感じのオトコ 
ベン(←令名!)

 怒鳴られてる方は 女連れでちょっと
イケメンなオトコ


 理由は定かではないんですけど

 とにかくベンがイケメンにキレてまして

 そのうち殴りかかろうとし始めたんですよ

 周囲の人間は ヘイ! やめろよ みたいに言うばっかりで

 実際にカラダを張って止める人など皆無!

 煽られたベンはさらにヒートアップしてイケメンに詰め寄ります(笑)


 正直目が合うのも怖かった管理人は

 アタマを下げながら横目でチラチラのぞき見るだけ

 ってそしたら
イケメンがこっちに
          逃げてくる
じゃありませんか!

 ふざけんなバカ! こっちくんな! なんて思う間もなく

 
追いかけてきたベンが管理人の
   真上でイケメンを殴ってるんです!




 
マヂこええ!


 ひたすらアタマ抱えて下向いてましたけど

 ホントに生きた心地がしませんでした

 そしてさらに逃げるイケメンに向かって ツバを吐きつけると

 ご丁寧に 真下にいた管理人とマツにも 
しぶきが!



 ってその場はイケメンがベンの目の届かないとこまで逃げたことで

 なんとかベンも静かになったんですけど

 その後もねー いつこんな危険過ぎるハプニングが起こるかと

 気が気じゃなかったんですよね・・・


 試合自体は インテルがそのまま逃げ切って勝ったんですけど

 その内容は 別にどうってことはありませんでした

 クレスポとかレコバとか テクニックがあるのはわかりましたけどね

 少なくとも観ていてそんなに面白い試合ではなかったかなー

 まあでも いろんな意味で堪能させていただきましたけどね(笑)



 試合が終わった後は もう夕方だったんですけど

 市街地へ繰り出し ちょっと散歩などしながら

 昨日行ったマーカスの店が忘れられず
                  この日の夕食もそこでとりました

 マーカスはやはりナイスなヤツで

 入るなり オーフレンドとか言いながらハイタッチでした(笑)

 一緒に写真まで撮っちゃったもんなー


 この日はマツがグラッパとか飲んでましたけど

 運良く?地下鉄が動いてたんで 無事に帰ることができました