| 小泉大統領
「首相公選制」というのをごぞんじでしょうか? 最近小泉首相が導入するとかいってまして 世論調査では支持率が80%もあったんです 簡単に言うと 国民ひとりひとりが直接首相を選ぼうというもので アメリカの大統領選挙みたいなもんです(正確には少し違いますが) 現在の日本の制度は「議員内閣制」といって まず総選挙で衆議院議員を選び 衆議院で首相を指名し 天皇が任命します 憲法の話はまた先に譲るとして 小泉首相が「首相公選制」を導入しようとしている理由は 国民の政治離れを防ぎたいからだと思います 今日本で一番大きな選挙といえば やはり「衆議院議員選挙」です しかしそんな大きな選挙でさえ 前回(2000年6月25日)の投票率が 小選挙区で62.49% 比例区で62.45%でした 選挙に行ってない人が4割近くもいるわけですから そりゃ政治家としたら焦るのも当然です 確かに「議院内閣制」では 政党が乱立しただでさえそれぞれが何をいいたいかわかりにくい上に 政党もくっついたり別れたりで 何をやっているのかさえわかりません だから投票しようにも 何に投票してよいのかわからない というのが現状です その点「首相公選制」では 候補もそんなに多いわけではなく 自分達の首相を自分達で選べる(意見が反映される) ので 投票率は上がるでしょうし 自分達の選んだ首相なわけですから みんなも政治により関心を持つようになるでしょう しかし「首相公選制」にも問題はあります 「首相公選制」に似ている「大統領制」 を採用しているアメリカを例にとると この前アメリカで大統領選挙がありましたよね アメリカは民主党と共和党の2大政党制ですから 大統領候補も2人に絞られます 前回は共和党のブッシュ氏と 民主党のゴア氏で争われました 総得票数ではゴア氏が有利でしたが 何度もモメた末 結局ブッシュ氏が勝利しました つまりゴア氏を応援していた人達の意見は反映されにくくなります アメリカ全体の約半分の人の意見は 政治に反映されなくなるということです まあ少し大げさな例えですが この点では「議院内閣制」だと バラエティに富んだ政党が 色んな意見を吸い上げ 政治に反映してくれます また「議院内閣制」では議会が首相を指名し また辞めさせることもできますが 「大統領制」では議会は大統領を 辞めさせることはできません つまり日本においては 首相の権限をどれくらいにするか が大きな問題になります 首相一人に大きな権限が集まれば 法律や制度をつくる議会(国会)と (立法府) 実際に政治を行う内閣 (行政府) との連携がうまくいかなくなるかもしれないからです ・・・とまあこんな感じでして 今 導入か非導入かで言い合ってる原因は ・ 首相の権限 ・ 政党の意義 今までは政党の代表者を首相に指名していたわけですから 首相を直接選ぶことで 政党の意味が薄れてしまうということです ・ 政治意識 国民が政治に目がいくようになるのはいいですが 例えば 「あの候補 顔がいいからー」 とか 「テレビで見たことあるー」 といった理由で キチンと政策や理想を見ずに首相を選ぶ人が出てしまうと 日本の政治自体がダメになっちゃいますから その辺の意識をしっかり持った上でないと 「首相公選制」の意味がないということです 大体こんなところです 日本の政治体制が大きく変わるかもしれないですね ちょっと考えてみるキッカケにでもなってくれればと思います
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