今宵の街

今日もこの夜の街に流れ込む。
家に帰ればいい子を演じている俺にとってはこの街は住みやすい。
ここでは本当の自分を写し出せれる。
中学の時にはタバコなんて何本も吸っていた。
カツアゲなんて人数さえ覚えていない。
所詮この世の中強い奴が勝つんだ。
必要な物?「愛」?いや、それは違うね。やっぱり「金」だよ。
色々言っててもやっぱり金がある奴へ女は行くんだよ。
そして「知能」。相手を騙す知識。自分を守る知識。
俺はそれは捨てたけどね。中学ん時に捨ててしまったよ。
今俺が持っている物は「力」だけだ。
親ともずっと昔に縁を切った。
俺は失う物なんてないさ。怖い物もないさ。
ほら目を閉じると見えてくるんだ。手を差し伸べる女神が。いつか俺は飛んで行きたい。光のない暗闇の世界へ・・・。
今宵の街のルールは「生きるか、死ぬか」・・・。
俺は今日もこの汚れた街へ当てもなくさまよい続けてみる。





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