京都市内を中心に、全国に配布拠点を持つ。
どこでも並べやすいポストカードサイズの外見に似合わず、海外で活躍するアーティストへの電話インタビューから「雨の日の過ごし方AtoZ」まで内容は様々。「読んだ人の意識やスタイルに変化を起こせたら」ant magazineはそんなたくらみが詰まったフリーペーパーです。
始めたのは2年前。雑誌を作ることに憧れがあるけれど、十分なお金が無いし、雑誌を作るためのノウハウも不十分。それでも作ってみたかった。そうして友人に声をかけて、6人で試行錯誤の末に生み出したのがant magazineというフリーペーパー。これなら置きたいところに置けるし、誰でも手に取りやすい。
これを始めたとき、メンバーの誰も雑誌の編集の仕方は知らなかった。そこでこれはチャンスと手を上げたのがわたくし。月に雑誌と教則本を4冊ほど買って、毎日遅くまでひたすらパソコンと格闘。メンバーからの予想だにしないリクエスト、ギリギリになってやってくるデザイン変更の要求。でも、そのくらいのほうが燃えるのだ。夢中になるといつの間にか時間がたってる。悪い癖。
ところでant magazineは往復はがきサイズの表紙にA3サイズの両面印刷されたものを挟み込んだ形なのだけど、なんとこれ、ひとつひとつメンバーが手作業で折っている。ノルマは毎回一人500冊以上。ずーっと折ってると指の感覚が無くなってきて、そのうち携帯の底とか道具を使うことを覚える。今までに5000冊くらいは折ったかなぁ。テレビ見ながらだと絶対ずれちゃうので、黙々と集中して折る。きっとそれは異様な光景。
モノがそこにあるだけでは、ただの物。でもそれぞれのドラマや役割を引き出すだけで、あっという間に特別なことになる。それは情報を伝える魔法。「ゆるくかわいくたくましく」を合い言葉に、表現することを続けていきたい。

オマケ。ある日のant風景。キュッ!とね。


●バックナンバーは順次アップして行きます。