?の部分教えてください

No1〜

       第九目録
一、由井正雪駿府にて自害の事
一、駿河ノ国足洗村半左衛門召捕ふる事
一、吉田初右衛門津ノ国有馬にて召捕ル事
一、加藤市右衛門京都遊女町にて召捕ル事
一、金井半兵衛津ノ国天王寺河原に
  て自害の事

 

No2〜

一、由井正雪駿府旅宿にて自害の事
    付り廓然坊働の事
去程に正雪七月廾四日の朝、駿府に入
松屋勘兵衛という者の所に逗留し
千余人の浪人共をば、江尻・田中・岡部に
隠し置、廾五日より府中に集まり、廾六日
の夜に入り、府中の町九十六丁一時に焼
立、在番を責め落し久野山に楯籠り
宇津のや峠を差塞ぎ西国勢をささ
えんと待居たり時に、廾五日の朝、手水をつ
かい東方の障子を開き、東の空を詠うっ
たりとして居りたりける。壷内佐嶋、此体を
見て、貴公には何を念入御?有る
ぞと言ければ、正雪眉をひそめ申しける

 

No3〜

は、されば江戸の方に当て心得ざる雲気
見ゆる也、是全く大望あらわれたりと
覚えたり。(偖?)口惜き事かなと忙然として
居たりけり、佐嶋聞て斯までの仕(負?)たる
大事、何しに左様の事申候べき。正雪
亦、桜屋が下女台所にて、鍋より飯櫃へ
飯を取り、直に膳を出しけるに、正雪
飯櫃の蓋を取り見るより、顔色変じて
アア死したり南無三宝とあきれ果たる。
其有さま一座の者共、奥覚えていかが致さ
れしぞ気遣い候やと、皆々側にすり
寄って、何たることぞやと向いければ、正雪
ほっと息をつき、ええ口惜しや此度大望、は
やあらわれたりと言、一座の面々仰天す、皆

 

No4〜

聞けよ、夫、人生まれて死するまで五罫六
気というもの離れず、是を以吉凶を伺
がふ事、罫術の第一なり。先五罫とは、木
火土金水、此五罫集りて人と也、六気とは
陰陽呂律生死の六ツ爛にあらずして
立登り、是を唐土かんの高祖いまだ、り
うほうと言いし時、??を遁れたく
の内にかかる?に赤光の気あるを以、妻の
りようけふ(?)有る所を知る。是気を見るかまえ
也。されども其六気を見る事たやすく
成がたし、昔、大江の匡房卿・八幡太郎
義家殿に、朝夕食する飯を以、吉凶を
見る事を相伝有りし也、我又是を
伝えてよく知たり。是見られよ飯櫃のふた

 

No5〜

湯気に浮ふ露もたまらず、さっぱりと拭
たるごとし、是大望のあらはれたる者也。
なぜと言ふに、米を食に焚く時は釜の
金へつひの土火薪水向陽なり。水火
土木金の五行相続かねば、飯とならず、
夫より食して情命を養ふ。よって命は
食に有るとは此事なり、其飯に湯気立
ねば人間の息切れたる??五罫六気ははや
絶たり、何れの手より洩れたるぞや、由なき
ものがたり、最早捕手の来るに間も有るまじ。
さあさあ、油断の所でなし、兼て覚悟も今
更に聞て皆々十方に、?れ只?の夜に
礫打たる如く也、正雪思案を究め、今は
忠弥も召捕れたるに疑いなし、面々覚