No21〜

| 定めて家を作り直すべければ、加???我が 寸志斗に道中銀の残り其元へ遣す也。 且又壱通の書置を添るなり。我々死後に 此段公儀に披露せば相違なく其方に下 さるべしとて、黄金百枚・金子五百両取り出し 書付を添勘兵衛に渡しける。其後此段御披 露申上ければ、相違なく件の金子共下され けり。斯て勘兵衛居屋敷は、御取上なされ、江 川町にて替屋敷を下されしかば、家作りして 是に移り、正雪が斯を私に買ひける。然 るに勘兵衛本屋敷は、正雪屋敷と号 し今以崇りをなし、人の何事ならず といへり。然るに重ねて正雪勘兵衛を呼ん で、苦労ながら其元に頼度事ありとて、金 |
No22〜

| 子三千両書付を添て、厚く |
No23〜

No24〜

No25〜
