台風一家
小学生の頃、台風が来ると何かわくわくしてました。
何でかはわからないけど、とにかく「直撃しねぇかなぁ」と思いました。
ある日、台風が直撃しました。
当然、学校は休校です。
田舎町ならではの町内無線放送、有線放送でも学校の休校を伝えています。
ちなみにこの有線放送の緊急連絡の声がいつもは謎のじいさんの声なのに
この日ばかりはおそらくJAの職員さんの声でしょうか
おばちゃんっぽい声になっています。
ちなみにこの有線放送、町内の火事の時もけたたましく鳴り
子ども心に恐怖心を植え付けます。
何も鳴ってない静かな空間に突然サイレンが15秒も鳴り続けるのです。
そう、まるで空襲警報です。
まあ、有線放送の話はこのくらいにして、
台風の話をせねばなりません。
台風で外には出られないにもかかわらず
勿論、外に出てみました。
そのときの風圧で玄関のドアはものすごく開けにくい。
小学生の私はめっちゃ期待に胸膨らませます。
外に出ました。
まだ風だけです。雨は降っていません。
これならいける!と思い、湖のほとりまでやってきました。
湖のほとりでは、普段ある船が入り江に避難してました。
それだけでもうワクワクです。
うちの近くには中学校があるのですが
当然生徒はいません。自宅待機中です。
そこで私は、中学校に潜入してみました。
最も近くて遠い場所だった中学校。
ここぞとばかりにはしゃぎまわって奇声を発していたと思います。
そのときです。
「何しとんだ!」
「!!?」
誰もいるはずのない中学校から声がしました。
私は何事か、「テロか」と思いました。
ふと見ると、そこには中学校の先生が。
今考えると当然先生はいるのですが、当時はそんなこと知りません。
小学生なのに
中学の先生に説教されました。
教訓:台風の時は奇声を発しない。