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ヴィンチェンゾ・ナタリ監督 |
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| カナダの映画なんですが97年トロント映画祭最優秀新人監督賞を受賞した有名な映画です。映画ってCMとかつ いついみちゃったり人から聞いて先入観をもってみてしまう時がよくありますよね、時にはそれは物語をよく理解する ために役だったりします。でも反対に頭の中を真っ白なまま見て驚いたり急展開にドキドキしたりするときもあります。 この映画は後者です、何も考えずにいきなりみるとそれはそれはすごい世界へ連れていってくれます。さてこの映画 私の好きなソフトな映画です、つまりアイデアだけで勝負の映画ですね。実際かなりの低予算で作られていますし、 登場人物はたった7人、内容は人間ドラマ、サスペンス、SFなどいろいろ含まれています、そのくせテーマが「なんと かここから脱出するんだ」といったふうにちゃんとしていて分かりやすい、なかなかいい出来映えです。ストーリーはふ と目覚めたら何か立体の部屋の中にいる、各部屋には四方に扉がついていて、その扉の向こうにはまた同じような 部屋があり、出口がどこかわからない。そして時に部屋にはトラップが仕掛けられている、うかつな移動はできない。 冒頭にでてくる男はまずこれてトラップにはまってしまいます。さてそんな困った状態のなかで各方面から同じような 人達が集まってきます、ある人は警官であったり医者であったり。みんなは知恵を出し合ってこの立体から脱出しよう とする。果たして脱出できるのだろうか?この映画先がまったく読めません、次にどうなるかわからないんですよね、 その辺が監督のアイデアの見せ所でしょうが見ているモノにとってこれほどワクワクするものはありません。次どうなる かが楽しみで予測不可能、この状態やっぱり最高です。中で随所ででてくる「人は愚か」という言葉は本当にしみじ み感じます、またそれを役者が感じさせてくれる。最後はほんと予測できなかった終わり方なんですが、私的にはち ょっと残念な終わり方です。やっぱしハッピーで終わる映画は最近少ないですね。変わった映画を見てみたい方に はとってもお勧めです。<2000/2/7鑑賞> |
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デビッド・フィンチャー監督 |
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夢で見る悪夢がバーチャルでなくて現実に起こったとき目の前には恐怖しか存 在しない。投資家であるニコラスは冷静な男で仕事をバリバリこなすエリートビジネスマンであった。誕生日にチャラ ンポランの弟がひさしぶりに現れプレゼントをくれた。それはCRS社という企業の「ゲーム」の会員権であった。ニコラ スは無関心を示しつつ、審査だけ受ける。しかし多忙な彼は「ゲーム」を開始する気もなかったが、すでに「ゲーム」 は始まっていた。始まった「ゲーム」は次々と彼から人生を奪い去っていく、そして彼が最後に見たものは。誰でも考 えたことのある最悪な事態、だが現実はそんなことはないそれはあくまで個人が考えたバーチャルな世界である、そ れを現実の世界に持ってきたのがこの映画。渋いマイケル・ダグラスがだんだん惨めな男になっていく様子が実に見 事、多少疑問点が残るが、ストーリーの綺麗さに免じて許そう。テーマも最後にまとまっていたし、オチもちゃんとあっ たので見応えはある。私が特に気に入ったのは彼が乗るBMWのエンジン音、いい音だしていましたよ。残念だった のがヒロインがちょっと魅力的じゃなかった、もっといい女優をつかっていたら最高の映画だったのに。あと日本語訳 がなっちゃんじゃなかったので、微妙なニュアンスと字幕のタイミングがずれていたのが気に入らなかったです。 <99/2/19鑑賞> |
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ジョン・アミエル監督 |
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女性犯罪心理分析家が、過去の猟奇殺人を再現していく異常犯罪者に狙わ れる衝撃のサイコスリラー。最新の犯罪捜査がまた面白い。恐怖というものを見事にあらわしている。だんだん追いつ められていくS.ウィーバーの恐怖が伝わってくる。 |
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ジェフリー・サックス監督 |
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父である著名な判事の過去の汚職をおどしに司法省の捜査当局が調べている 法廷判事の汚職事件のためにおとり捜査を命じられる。正義感に満ちた主人公が父のために協力し身内をおとしめ ていく様がよぉぅくわかる。主人公のみ塚らの葛藤など司法という枠内での人間模様がよくわかる。裁判ものかと思っ たが裁判の裁判長官の私生活みたいな私情が色々浮き彫りにされていく様子が興味深かった。汚職という毒に犯さ れている裁判長官達モラルとはなんなのか?賄賂は正義なのか?といった日頃僕たちがあまり触れない世界へ連て いってくれたっていう感じ。<98/9/4/鑑賞> |
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ゲーリー・フレダー監督 |
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渋い渋い渋すぎる刑事モノ、連続女子大生猟奇殺人事件を扱っているのです が、じいさんのモーガンがほんと渋くてまいっちゃいます。心理学者でベストセラー作家またプロファイリング刑事で あるアレックスは姪が巻き込まれた連続誘拐事件を追っていた。そんな中で犯人に捕まってかろうじて脱出したケイト はアレックスと組んでチームを作り犯人を追いつめていく。女子大生を何人も誘拐しランダムに殺していく誘拐犯カサ ノバァとは誰か?そこがポイントです。この映画、展開がスムーズです、何故かというとカメラワークがうまいんです ね。あるシーンを一面で撮影せずにいろんな角度に見やすく撮影しています。それが物語の雰囲気をきっちり表し ていまして流れるように話は進みます。また犯人作りがうまく誰だか簡単にわかりにくいように出演者を平等に登場さ せています。こういう映画は大抵犯人は途中でさりげなくでてくるんですが、その辺をしっかり構想を立てて作られて いるので分かりやすく分かりにくいという非常にいい雰囲気を投げかけてくれています、それにモーガンの演技がと ろけるように入っていく、見事です。残念なところは俳優の顔、似ている人が多いので外人である私たちには見分け がちょっとつきにくい。狙いかもしれませんが、もっと特徴のある人達を入れてごちゃまぜにしてほしかったです。あと ヒロインのケーリーはいい役者です、これからが期待大。<2000/2/17鑑賞> |