死国

長崎俊一監督
筒井道隆
夏川結衣

1点

四国は長年霊場八十八カ所を右回りで巡ることによって黄泉の国との間にケッ カイを張ってきた。しかし八十八カ所を逆にまわるとケッカイは壊されて四国は死国になるという。死んだ子供を蘇さ せようとする母親の宿命と16歳で死んだサヨリの幼少時代の友達比奈子とサヨリが思いを寄せる文也との微妙な人 間関係が物語を展開させる。私は先に小説を読んだのですが小説は最高でした、映画はいい題材を使っているの に表現力がものすごく物足りない。展開がバラバラです、前半はゆっくり進み過ぎて中盤で巻き返しが起こります。物 語の流れが内容とかみ合っていませんでした、思わずビデオを早送りしてしまいそうでしたよ。あと人物描写が貧弱 です、子役の演技力も足りないし主役3人の演技力も物足りない。夏川結衣は確かに綺麗で惚れ惚れしましたが訴 えてくるモノはなし、筒井にしたって素人並の演技力でした。小説を読んでいるだけあって遙かに小説の世界を表現 していなくて非常に残念でした、ちょっとは小説の面白さを映画で表して欲しかったです、せっかくいい題材を使って いるだけに残念でした。<2000/2/15鑑賞>

シャイニング

スタンリー・キューブリック監督
ジャック・ニコルソン

5点

往年の名作。ある家族が冬の間は閉鎖されているリゾートホテルの管理人を引 き受けた、だがそのホテルは呪いのホテルであった。日に日に増す悪夢が家族を襲っていく。キューブリック監督だ けあって内容は複雑、最後もすっきりしない終わり方である。しかし面白いところが随所にある、人間が狂っていく様 子や子供がおかしくなる様などよく考えるとなかなかその原因が分かるような気がする。女優がいいのんを使ってい る、ホラー映画といえば美人とおきまりなのだが、この映画は違う。美人度を重視したのではなく恐怖の表情がうまい 女性を使っている、普段の表情も怖そうな女優でしたよ。しかしニコルソンってこの頃からハゲていたんですね。あと 良かったのはカメラアングル、子供の視点やら全体的な視点やらなかなかいい角度で撮っていました。音楽もなかな か良い、ヘタな効果音を使わずあくまで雰囲気の音楽で勝負するというような感じで、またその無音が恐怖を駆り立 てる感じがする。トータル的に見て名作のようで駄作のような感じが、昔からこの映画の評価が高い点でしょうか。 <99/2/27鑑賞>

スクリーム

ウェス・クレイヴン監督
ネーヴ・キャンベル
スキー ト・ウールリッチ

6点

まずこの映画はホラー映画でない、じゃないとみてられない。 思わず鼻で「フッ」って笑ってしまう場面が多々ありす ぎる。見終わって「なんじゃ、そりゃ?」 って感じた私はまだまだ心が狭いのだろうか?全然恐くなかったが映画とし ての構成は見事であった。 最初のシーンなんか、いかにもこれから何かがあるぞぉって思わせてくれる。 結局例の ごとく犯人は最後に分かるのだが、それにいたるまでの布石が多すぎて視聴者を混乱させる。 これもあえて狙いな のであろう。はっきり言って最後は汚い、まぁでもこれもありかな。 必死で犯人を探っていた私はたぶん見事制作者 のワナにはまったのであろう。 セリフがなかなか面白い、この映画の中にでてくるホラー映画に関するセリフはなんと 43作品もあるらしい。 そんなにあったか?ホラーというより映画好きが喜ぶシーンが多々あるのでぜひじっくりみてお こう。 それくらい定番なストーリーであった。ホラーをあくまで笑いにみせるってことをこの作品は よく追求していた、 つまり恐怖が笑いに変わることがサイコ(変質者)なんですね。 友達に「スクリーム2」は観る価値ないよっていわれま したが、 そんなことを言われるとさらに観たくなるのが私です。<98/10/28鑑賞>

スクリーム2

ウェス・クレイヴン監督
ネーヴ・キャンベル

8点

連続殺人事件から2年後、心が癒されないシドニーは大学生活を送っていた。 世間では2年前シドニーを助けてくれた芸能リポーターが当時の事件を出版し映画化されブームになってしまって いた。そんなとき映画館で2年前の事件を真似た惨殺事件が起きる、そしてそれは2年前の事件の始まりでもあっ た。映画が好きな人なら誰でも楽しめてちょっぴり怖い映画です。映画の定説をセリフにしたりストーリーにしたり読め 過ぎて楽しめます。前回同様真犯人の設定は最悪でしたが、それに至るまでの展開がよかったと思います。パート3 もでるそうですが、ほんとこの映画ホラーなのかコメディなのかわからないくらい楽しむことができます。それにしてもこ の映画に出てくる女性はみんな綺麗、やっぱ綺麗な女の子には変な男が寄りつくのでしょうか?美しさは罪なのです かね。いやぁ楽しかった。<99/11/19鑑賞>

スニーカーズ

フィル・アルデン・ロビンソン監督
ロバート・レッドフォー ド
リバー・フェニックス

7点

舞台はサンフラン・シスコ。ハッカーの罪で指名手配になっているマーチンを中 心にした5人の諜報スペシャリスト集団が国家安全保障局(NSA)から依頼された「黒い箱」を巡ってくるひろげられ るスパイサスペンス、なかなかいい題材です。詳しく思い出したらまた感想を書きたいと思っています。

スノーホワイト

マイケル・コーン監督
シガニー・ウィーヴァー
モニ カ・キーナ

7点

グリム童話の「白雪姫」を子供向けでなく、残酷でシビアなホラー的要素もとりいれできた作品。実際の「白雪姫」を知 っている人は、このギクシャクした内容にびっくりぎょうてんするでしょう。母親を事故で失ったお姫様「白雪姫」は継 母と仲が悪くなって悲劇に巻き込まれていく、このシガニー・ウィーヴァー演じる継母は魔女で次々と「白雪姫」をおと しめていく、中には本当は「白雪姫」を助けるはずの7人の子人がへんてこだったり恐かったり、「白雪姫」を犯そうと したり童話にそぐわない場面もでてくるがまあ許そう。継母と義娘の憎しみの関係を見ていて「氷点」が頭をよぎった。 最後はなんともおかしな終わりかただが、「白雪姫」の子供とは思えない残酷な勇気に免じて納得。童話をホラーに する難しさを、なんとか仕上げた脚本家にアメとムチを、「白雪姫」役で色白で氷のような美しく果敢な勇気ある少女 を演じたモニカ・キーナに賞賛の拍手をあげたい。 <98/11/25鑑賞>

セブン

デビッド・フィンチャー監督
ブラッド・ピット
モーガ ン・フリーマン

3点

新任刑事のミルズと7日後に定年を控えた老刑事サマセットがキリストの7つの 大罪にまつわる猟奇殺人事件に巻き込まれる。監督の視聴者のことを何も考えずに作った独りよがりの映画、3回見 ましたが3回とも寝てしまった。テンポが非常に悪い、よかったのは映像美だけ。最後も納得がいかないくらいの駄 作。ブラッド・ピットが出演していなかったら消える映画であろう。確かに題材はいいですね、それにともなったエグい 映像が時々ハッとさせられる、しかしただエグいだけ、印象にはさほど残らない、親近感がまったくないですね。これ は怖くない。