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[ディレクターズカット版] |
ロン・ハワード監督 |
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自分の力で成功を得た富豪の男が会社の賄賂がらみの件 をつかれ息子を誘拐される。犯人は複数の知能犯しかも主犯は現職の警察官。 身代金を支払わなければ息子は殺すという犯人の脅しにFBIはマニュアル通りの支持を男にする。 しかし天性のカンが働いた男はマスコミを利用して身代金を逆手に犯人への賞金にしてしまう。 混乱するFBIと嫁さん、そしてもちろん犯人は大パニック。果たして息子は無事生きて帰れるのか? 犯人は目的を達成できるのか?男は自分の裁量にすべてを託す! すごい!何が凄いかというとメル・ギフソンの演技力!これがすべて! 監督のまぬけな仕上がりをすべて帳消しにするくらい素晴らしい演技力。 見所は主人公と犯人の駆け引き、この映画は両者の立場から互角に見れるのでなかなか鋭い。 犯人役の人もなかなか鋭い演技をしていた。脅されているはずの主人公がいつの間にか 犯人を脅している。交渉って有利にたったほうが勝ちなんですね。 犯人対策のマニュアルなんかクソ食らえっていう感じがされます、信じるのは自分のカンなんですね。 最後もまたよかった、追いつめられた犯人はどうなるのだろう?ってみてましたけど いやぁ、主人公が見事やってくれました。気になる人は最期を注意深くみてください。 映画自体は8点なんですけど、それにもましてメル・ギブソンのパワーがすべてを 超越させてくれた。<98/9/6鑑賞> |
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ギジェルモ・デル・トーロ監督 |
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実にシンプルで合格。ニューヨークでゴキブリを媒介に人間の子供に感染する 現代のペストを絶滅させるため、遺伝子操作によって創り上げたゴキブリの天敵ユダ、昆虫カマキリの捕食性とアリ の社会性を備えたユダはゴキブリを駆除し、見事伝染病を消し去った。しかし3年後、繁殖能力がなく1代限りで絶 滅するはずのユダは進化しており、ミミック(擬態)と化し人間社会に入り込んでいた。3年前ミミックを解き放った研 究者の夫婦は自らの過ちを正すためユダに立ち向かう。この映画での見所は汚さ。ゴキブリをもちいた、また人間が 普段まのあたりにしない地下の汚さは壮絶だ。汚い、だから怖いという図式のもとで成り立っていくストーリーは見るも のを嘔吐させる。遺伝子操作は人間の範囲を超える、何が起こるか分からないといったものも伝わってくる。この映 画ではユダが人間社会に対応するため進化し繁殖能力を持つようになり、そして人間の姿格好になりつつあるとい った恐怖も伝わってくる。美しいミラ・ソルヴィーノが最後には汚い姿で戦うといった根性も評価したいです。それにし ても地下水内・下水内ってどうして汚いのでしょうね、ほうっておいたらどんどん汚くなるのに。この映画は暗に人間 は目に見えるところだけ綺麗であればそれでいいのか?といったことも言っているのかもしれません。呆れたところは 本能から人間にミミックするのはいいんだけど単細胞の昆虫のくせに地下鉄を平気でウロウロできるその習性、そし てボスの最後の死に方は、あまりにも単純すぎた。<99/2/14鑑賞> |