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トム・シャドヤック監督 |
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嘘が大好きなやり手の弁護士で、なおかつ仕事のせいで子供との約束を破りま くるが子供を愛してやまないジム・キャリーが悪戦苦闘するヒューマンコメディ。多くの人がジム・キャリーといえばオー バーリアクションとうるさいくらいの早口だけと認識しているが、この映画は違います。うるさいのはいつも通りだが、子 供を愛するシリアスな夫役を見事演じている。展開が強引すぎるのはいつものことだが、この映画に愛を感じたのは 私だけであろうか。まず始まりが素晴らしい、教師が子供に「お父さんの仕事は?」と聞くと、子供は「ライアー(嘘つき )」と答える、しかしこれは子供の天然ボケで実は「ロイヤー(弁護士)」なんですね。この映画のテーマは「嘘」嘘が日 常生活に置いてどのように影響を与えるのか、子供にとってどんな影響を与えるか。嘘は誰でもつきます、けれども 嘘は表裏一体、子供は小さい頃嘘をついちゃいけませんと教えられるが、人は大人になるに連れて嘘をつくことを 覚えていきます、子供と大人の「嘘」に対する概念、その様子が見事に映画にでていました。コメディにしては内容が あり、愛があり、まとまっていました。また最後が良い、NG集があるんですけどこれまた笑える。ジム・キャリーの新た な一面もみえて彼の株はウナギ登り、この演技が「トルーマン・ショー」に結びついたのかな。 <99/2/13鑑賞> |
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三谷幸喜監督 |
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今をときめく三谷幸喜の初監督作品。ある主婦が初めて書いた脚本がラジオド ラマとして採用されるが、わがままな女優のせいで生録画に、そしてめちゃくちゃに。生録画というところがうまいです ね。生だと取り直しがきかない、取り直しがきかないということはトラブルが起こったとき大変だ。三谷幸喜のうまいとこ ろはなごやかな雰囲気の中からトラブルを生み出し役者の個性を日本人の特長から表しまとめていくところだと私は 思います。今回も見事なまでに役者の個性を出していましたし、一こまですが宮本信子のような有名人を多々起用し ている点も笑えました。最後の最後まで見逃せない、パターン的にも最後の方にクライマックスをもってくるというオー ソドックスなものですが、これこそ観客が満足する映画の原点ではないのでしょうか。最近の映画はどうもクライマック スを途中で持ってきて、肝心の最後をくだらない終わり方になってしまうというのが見受けられます。また三谷幸喜の 映画は先が読みにくい、展開が読めない映画ほど面白いものがありませんね、これも最近の映画は簡単に展開が読 めちゃいます。シンプルで複雑これがかれの醍醐味ではなのでしょうか。<99/5/6鑑賞> |