今年のブナ帯採集を振り返って。
先日の採集行にて、今年のブナ帯の採集を締めくくった訳だが、
今年のシーズンは今までに増して短かったように感じた。
季節の移り変わりや気温の変化などが急激だったために実際に
短かったのかもしれないが、私の中ではダントツで最短であった。
思えば、今年初になった採集行は7/11〜12の東北地方。
この日は本当についていた。初陣で自分なりに快挙と呼べる事を
成し遂げてしまったものだから、この先が思いやられた。
ここでつきを使い果たしてしまったのではないだろうか?と
思ったものである。
その日から、ほぼ毎週のように地方、地区は違えど、ブナ帯に
単独で、あるいは気の合う仲間達で繰り出していたのであるから、
それはもう楽しいの一言に尽きるシーズンであったことは皆様ご理解
頂けると思う。シーズンが短く感じるわけだ。
で、先にも書いたが、9/27日を以て、今年のブナ帯採集にピリオドを
打ったわけだが、正直言うと、まだまだ消化不足なのは事実である。
今年も難しい宿題をたくさん残してきた。それを解決したい気持ちは
ピリオドを打った今でも非常に強いのではあるが、ここで潔く一つの
区切りを自分なりにつけることで、今年の数ある採集行が意味を
持ち、また来年に必ずや繋がっていく、もとい、繋げていく
一つのステップとなりうるのではないかと思うのである。
ただ、どうしても今年中でないと片づけられない宿題がある。
それは、「もう採れないことを確認する採集行」だ。
さきほど「ピリオドを打った」と書いたが、この宿題のために
もう一度山に行くことになると思う。
ただし、網他、採集道具は持参せずに行くでしょう。
「採集」は終わったと自分の心の中で区切りをつけているので、
あくまでも、「確認」をする為のみに、山に行く、端から見れば、
異常かも知れないが、これによって、ある意味「第二のピリオド」を
打てるような気がするのである。
山、森は偉大である。人間の力など足元にも及ばない膨大なパワーを
そこに秘めている。その「山、森」の一角でそのパワーを
ほんの少しだけ分けてもらう。採集行為というのはそういうことだと
私は思う。なので、山を大切にしよう、感謝しよう、と思う気持ちが
自然に出てくるのは当然のことと思っている。
現在、我が家では、その「山のパワー」の分身達が元気に、あるいは
永遠の存在を光らせながら私の心を癒してくれている。
これからもこのような素晴らしいパワーに感謝しつつ、
そのパワーの源である「山、森」を大切にしていきたいと思って止まない。
それでは、今シーズン、様々なドラマがあった中での、その主役達を
振り返ってみようと思う。
7/12採集、ヒメオオクワガタ57mm。
7/12に採集したヒメオオ。自身のギネスサイズであると共に、
一生の宝物になったことは、言わずもがなである。
非常に記憶に残っている1頭である。
8/24路上にて発見したヒメオオクワガタ♀。
8/24に採集したヒメオオ♀。以前にも何度か路上で採集していたが、
砂利上で採集したのは初めて。自分でも良く発見できたと思う。
サイズ的にはそれほど大きくはないが、採集過程が非常に印象深い1頭。
8/31樹種不明の樹。(後ほど「カヅラ」と判明)
今シーズン、初めて採集に成功した樹種。かなり紅葉も進行しており、
ヒメオオとのコントラストが見事だった。
なぜか早い時期に紅葉の進んだ特定の樹に集まる傾向があるようだ。
9/6膝の位置にヒメオオクワガタ♂。
9/6に採集した♂。非常に低い位置に付いており、
写真をちゃんと撮らせてくれた。なかなか近い位置では写真を
撮らせてくれない本種なのだが、当日は非常に近く低い位置に
集中しており、写真を撮るのが好きな私としては素晴らしい一日になった。
9/21採集のヒメオオクワガタペア。
この日はあいにくの雨と、低温にもかかわらず、ヒメオオを確認することが
できた。ヒメオオのたくましい一面を再認識できた有意義な一日だった。
このような素晴らしいシチュエーションでのヒメオオ採集を
今年もできた私は本当に幸せだと思う。
また来年のオンシーズンに向けて、精気を養っておこう!
数々のドラマをありがとうございました!
今年のブナ帯ヒメオオクワガタ採集個体累計
♂68頭(最大57.3mm)、♀38頭(最大43mm)、合計106頭。
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