irodori.hml

 色彩
                
色の話は大変奥が深く、カラーコーディネーターを目指している人達も、僕たちのような映像業界の人間も、染色関係あるいは出版関係の人達にも大変興味の有る事柄です。 僕たち映像業界が基準にしているグレーカード、
反射率18%
グレーこれは日本色研の物を使います。(実際のニュートラル反射指数は19.27がマンセル値のV5になる、6段階グレーチャートでは白から3番目が19〜20の間になっている)カラー検定を受けた方たちはPCCS(日本色彩研究所)をご存じでしょう。これは唯一の実際に用いられている国産の表色系です。表色系には色々あり各国により違います。

 マンセルシステム、オストワルト、ナチョラルカラー、DIN、OSA均等色尺度、等々全て覚えればA・F・Tの1級に合格できそうです。補色の話は別ページで言いますが、色の三原色(RGB)と僕たちの映像業界の色の話に移ります。 赤・緑・青紫が日本名の三原色です。青と青紫の違いは実際の波長で言う青の位置じゃなくもう少し短いところの青を原色の青と言います。テレビのブラウン管もこの三原色を使っています。RGBを加法混色と言いこの組み合わせで色んな色を創り出しています。一方印刷業界ではCYM(シアン・イエロー・マゼンタ)減法混色を使い同じように色々な色を創り出します。テレビジョンは撮影時のCCDもRGBでのスキャニングですが、ネガフィルムはCYMで感光します。この二つの原色はそれぞれに補色の関係にあります。BGR:YMCの関係です。HVCも映像業界に大事な指標に成っています。H=色相(Hue)V=明度(Value)C=彩度(Chroma)これはマンセルシステムで色を特定する記号です。僕たちが使う波形モニターにもテレビカメラにもヒューやクロマ等の言葉があります。バリューは余り使いません。valueの語源にto be strong*強い*とか評価するという意味が有ります。ちなみに僕たちがグレー(18%)といっている色はマンセルHVCではN5(Nはニュートラルの意)と言い、色相Hと彩度Cが有りません。波形モニターでは50%(IRE)です。IRE(輝度信号、色差信号に付いて)も別ページで説明します。このHVCを色の三属性と言い色の業界で幅広く使われています。  

我々の業界でもう一つ大事な色を表す記号があります。XYZで、これは色の三刺激値を表します。(XYZ系表示又はCIE表色法)これから求められるのがYxy色度図といいます。Yは反射率HVCで言うVに相当します。xが横軸、yが縦軸でその交差する点がその色です。正確にピンポイントでその色を特定できます。フィルターや光源の色の特定で僕たちの業界でも使われています。しかし実際の現場では知らない人が多いのも事実です。こんな風に我々も色に携わる人間として知っていなければ成らないと思います。昨年からAFT の2級からCIEが試験に出てきます。又1級ではこれが中心になり、マンセルとの連動で色の置き換え等も知っておかなくてはならなくなります。  

『いろどり』と言う名前のために色彩検定や色関係の人達がこのページに迷いこんだことをお詫びいたします。しかし人が物を見るのは業界が違えど同じだと思います。そして同じ様な勉強をしていかなくてはいけないのです。そう言う目でテレビや映画を観て貰えれば世界がもの凄く広がると思います。(私の事務所には僕も含め3人カラーコーディネーター2級のスタッフが居ます。今年は1級に挑戦する予定ですが、1級の2次試験は難しいですよ)


色彩検定公式サイト