資料 学生の皆さん、今まで私が大学講師時に教えた事が下記にあります。参考にして下さい。 カメラの取り扱いの基礎 カメラケースから取り出し撮影するまでに確認すること、 1、カメラケースに入っている物の確認 2、三脚を安定した形で立てカメラをのせたら水平を取り電源まわり、接続の確認 3、収録設定の確認、編集を行う場合は必ず最高の画質にする 4、撮影するメディアの確認(撮影を続けてする場合フォーマットに注意)、撮影が終わる度に他のメディア(HDD,SSD,PC)への保存が望ましい 5、画質(コーディック)1920x1080,2048x1080,3840x2160,4096x2160など、画角の確認17:9(セネマ設定)16:9(HDTV,QHDTV)、4:3(シネマ)等 6、フレームレートの設定(24P,30P,60i,60P)7、カラーバー及びタイムコード設定 8、ホワイトバランス等、撮影に適したカラーバランスの設定、18%グレーカードやマクベスを撮影に入れ込む 9、シャッタースピードの確認 10、光量調節(アイリス、ゲイン、感度、ND等)11、音を取る場合はその設定 12、フォーカスの確認
光の調整・感度・GAIN=CCD/CMOSの感度調整、電気的に感度を高める。ノーマルを含め3段階に調整、任意の感度をスイッチにあてはめることが出来る。感度はdbであらわす。又はISO/アイリス=レンズから入ってきた光を調整する。絞りを閉めたり開けたりして一番良い状態に出来る。F値・2.0,2.8,4.0,5.6,8.0,11,16/NDフィルター=ニュートラルデンシィティー(色成分を持たない無彩色フィルター)によって光を制限する。1/8と1/64とオフがある。/シャッター=シャッタースピードを変える事で光の量が変わる。24Pではシンクロシャッターで1/48スピードです。
ガカク設定とVF
三脚の使い方、ヘッドの油圧、水平レベル、パーン棒、アタッチメント(スライドベース・フネ)、カメラ機能説明、フォーカス、オート、マニュアル、明るさ、アイリス(絞り)、ゲイン、NDフィルター、シャタースピード、ホワイトバランス:A,B,プリセット、タイムコード、スローシャッター、その他メニューはいっぱいあります。出来る限り個人で取り扱い説明をしっかり読んで下さい。


DVX100B
各カメラの感度(設定により変わる)の取り方
グレーチャートのグレーを用いてカメラのマーカーを出して映像レベルを50%に持って行きその時のF値を読み取る、露出計のF値がそのF値と合う様に露出計の感度を変える(シャッタースピードは24Pなら1/48で一定です)、出た感度がそのカメラの感度です。その設定でいくかぎり感度は変わりません。狙ったライティングを作る場合、必ず露出計を用いてライトの強さを決めれば安定した映像作りが出来ます。撮影監督の必須アイテムです。
スポットメーター(反射計)
入射計(反射も測れる)
HMIライト、LEDライト、タングステンライトの違い
HMIライトは通常日本で通用する呼び名ですが、本来はドイツオスラム社の商標名でした。起源はミュンヘンオリンピックで使用されたと聴いています。HMIライトはメタルハライドライトを使用した概ね5500K〜6000Kで調整された昼光タイプの光質を出します。電極間で放電させ(放電は電極間にかかる電位差によって電極間に存在する気体に絶縁破壊が生じ、電子が放出され電流が流れることである。形態によって雷のような火花放電やアーク放電、コロナ放電、グロー放電などがある)そのときに出るアークの光を利用するライトです。水銀とハロゲン化金属(メタルハライド)の混合蒸気中のアーク放電による発光を利用した高輝度、省電力、長寿命のランプです。ハロゲン化金属にはヨウ化ナトリウムやヨウ化スカンジウムが用いられる。 基本的な構造は水銀灯と同一であるが、金属元素の電子遷移による発光を利用し、演色性を改善し封入するハロゲン化合物の種類・比率により色温度を調整することができるため、一般の水銀灯、ナトリウムランプ等ほかのHIDランプよりも演色性に優れています。
LEDは近年急速に使われはじめました。蛍光灯や家庭用の発熱灯もLEDに代わり発熱灯は製造されなくなりました。LEDの歴史は結構古く赤色LEDが1960年代初頭に開発いわゆる発光ダイオード(P型半導体(+)とn型半導体(-)のpn接合部分で発光)です。その後、緑色、青色が開発されRGBの三原色が出来る。他に黄色、橙色、白色、紫色LEDがある。家庭用LEDは青色LED+黄色蛍光体が主流
タングステンランプはフェラメントにタングステンという鉱物を用いてそこに電流が流れる事により抵抗がおき、発熱するときに出す光です。色温度の理解
画像評価、色深度、
先ず画像評価ですが、源画像と処理画像の比較。Σを使った難しい計算式は覚えなくても良いですが、色深度はビットで表し、1ビットは2色(白黒)です。8ビットは256色です。コンピューターの色再現はRGB各色8ビットで256の3乗で1677万7216色の色再現が可能です。人間の目は先ず白黒を次に形をそして色を認知するように出来ています。映像における表現は人間の知覚を利用しRGB総て使うのではなく色差信号を用いて約2/3にのデーター量で表現します。YPrPb、Yは輝度を表します。可視光線380nm〜780nmの真ん中にあるGを利用します。R-Y、B-Yの色差で表します。
RCAコードの作成、RCAコード、いわゆるピンコードです。皆が一般的に使うAVコードの代表的なコードです。そしてプロが一般的に使っているのがBNCコード(Bayonet Connector)です。同軸ケーブルの接続器の1種で、差し込んで回せばロックする端子です。 他にも映像コードは色々あります。
AVコード
3色の水彩絵の具で色んな色を創ってみましょう。先ず三原色の意味合いはキッチリと解ると思います。大事なのは頭でどの組み合わせでどんな色が出来るのかが判れば、これから映像を創る段階特に照明でそれが発揮できると思います。色は合わせるだけではなく、映像は一つのシーンに色んな色を見せる事が可能です。その事も頭に入れてこれからの画作りに役立てて下さい。最後にどんな意図で色を創るかが大事です。先ず素直に自分の意図が言える事、我々の業界では映像制作の過程で自分の意図や狙いに賛同や理解をしてもらい制作スタッフやそれに関るお金まで集めなければなりません。先ず自分が作る色(作品)を創造しそれを人に伝えることがこれからずっと大事なことです。この事も頭の隅っこに入れ目的意識を持って色んな行動をしてください。
キャメラオブスキャラの作成。
ピンホールカメラでの集合写真(2009)
ピンホール部分にプラスチックレンズを点けてみればもっとシャープに観れるのを体験してみて下さい。技術手帳P120の結像公式を理解して下さい。
焦点距離とは、無限遠のものにピントを合わせた点=焦点と、レンズとの距離のことで、一般には「f」で表します。f50mmのレンズとかf25mmのレンズというように言います。カメラレンズの焦点とは、鮮明に画像を得ることができる場所になります。この距離が近ければ写る範囲の広い画像(広角)が、遠ければ小さい画像(望遠)が得られるということになります。また焦点距離が2倍になれば写る範囲が1/4になり立像面積は4倍になります。
理解しにくいですね?写真を見て下さい。
ピンクの枠内が焦点距離2倍で写る部分(1/4の面積)
立像面積4倍の写真
レンズの表示「f50mm 1:2.8」これはどんなレンズでしょうか?
50mmの焦点距離を持つ、明るさF=2.8のレンズという意味です。
レンズの明るさとは、F値で表します。ではF値とは?先ずはレンズとは光を集める物ともう一度確認して下さい。虫眼鏡で光を集めた事があるでしょ?集めた所が焦点距離です。小さなレンズより大きなレンズの方がより多くの光を集める事が出来ますね!大きなレンズ=レンズ口径が大きい、レンズ口径が大きく焦点距離が同じとすれば口径の大きなレンズが明るいという事になります。F値の求め方
{F=f(焦点距離mm)÷レンズの口径(直径mm)}
先ほどのレンズ(写真のレンズ)に当てはめるとF2.8=(f)50mm÷口径です。このレンズの口径は17.86mmとなります。ズームレンズでは「12-60mmF2.8-4」とあるのは5倍のズームレンズでワイド(W)の時はF2.8だが望遠(TELE)の側はF4になる(暗くなる)という意味です。 またデジタル一眼レフレンズではその後ろに色々なアルファベットがかかれていますが、どんなレンズでどういう設計かが解るようになっています。
ただ最近のデジタルカメラのレンズには手動のアイリスが付いてないレンズも多くあります。
F値の表示
F=1/1.4/2/2.8/4/5.6/8/11/16/22/32/45~(光の量1stopで×2で少なくなっていく)
絞り間は√2の公比でその等比数列です。光が通るトンネルって思って下さい。数値が増えるとトンネルの穴の大きさが(面積)が半分になっていきます。
PS.ピント=オランダ語で照準を合わせる という意の“brandpunt”の外来語だそうです。ピントとは撮影者 が狙いを定めたある地点や領域をフィルム面等の2次元平面に表す事であり、その場その場で変わる決して一点ではありません。が、焦点(focus)とは光などが集中する物理的なある1点を指します。私たちは今や同意語として扱っているんですが本来は異なる意味を持っています。ピントとは能動的な意味で撮影者が積極的にある一点に集中させる所に焦点(focus)を合わせる行為と考えて良いのではと思います。(個人的な見解ですが・・・)
ホワイトバランスについて
ガンマ(γ)とは?リニアガンマ(人が見た時自然に見える光の範囲)入力と出力が同じすなわち45度の直線です。ガンマ=1と表現します。フィルムの場合はネガの標準ガンマが0.4〜0.5、ポジガンマが2.0〜2.5で上映時tanθ=45くらいになります。これはTVでも同じ様なガンマ構成になっています。
今各メーカーのカメラに色んなlogファイルが入っています。各メーカーはそれを既存のモニターで見られるようにrec709へのLUTが盛り込まれている機種もあります。ガンマが0.4で表現力(ラチチュード)が広く14〜16step(600%〜800%)の幅を持ち今迄のモニターではローコントラストで見れないためのLUTである。又このカメラのラチチュードを活かすHDRというシステムも始まった。次に60i/60p/30p/24p/について、60i=インターレース(飛び越し走査)、P=プログレッシブ(順次走査)これも各自調べてみてください。
24pアドバンス=純粋な24個のフレームを抽出する事が出来るシステム11,222,333,44,で振り分ける事で出来る
参考色の話
フレームレート/60i/60p/30p/24p/のおさらいです。60iはインターレース(interlace)=CRT(テレビやディスプレイ)などが、1回の画面表示(フレーム)を奇数走査と偶数走査の2回の走査(フィールド)に分けて行なうこと。60フィールド・30フレーム、現在の日本のテレビ放送(アナログ、地デジ、BS等)ではこの方式が標準である。*ヨーロッパ等では50i
p=プログレッシブ(progressive)1回の走査で(順次走査)、画面表示を行なう方式*CM撮影やテレビ劇映画、Vcinema、PVでは良く使われる
iとpの見え方の違いはインターレース方式は動画を表示する際にスムーズな動きを表現できるので、ほとんどのテレビで採用されている。一方、コンピュータのディスプレイでは、静止画や文字を表示することが多く、インターレース方式だとちらつき(あるドット時にモアレが出る)やにじみが生じるため、ほとんどはプログレッシブ方式で表示。プログレッシブより1フレームの解像力がインターレースでは劣る
24p=映画の駒数と同じ24フレームで構成、デジタルシネマで使われる方式*テープ記録方式の基準が60iなのでこの場合は2・3プルダウンで収録される。I/P変換、液晶Displayはプログレッシブである。放送基準がインターレスなので変換して表示する必要がある。デジタル方式では映画などの24コマTV信号で編集その後それを取り出す方式として2・3・3・2で収録する方式24pAD(アドバンス)もある。
<hr WIDTH="100%"><p>アスペクトSDとHDの画角(アスペクト比)の違い、大きさ(画像解像度)の違いを勉強しました。
SD=4:3(基準)/HD=16:9(基準)、SDには4:3だけではなくレターボックス、スクイーズというHDと同じアスペクト比の16:9もある。
SD-HDの収録
インターレース説明補足
TV放送においてインターレース(飛び越し)走査を採用した理由は、当時唯一の実用表示デバイスであったブラウン管の特性に依る。ブラウン管においては、発光しているのは電子ビームが当たっている一点のみであり、例えば垂直走査の終わるまぎわ、画面の下部に有る走査線を描いている頃には、画面上部の領域は蛍光体の残光も消尽して暗くなってしまい、毎秒30フレーム程度の描画では視聴者にフリッカーを認識させてしまう事が分かっていた(映画が毎秒24コマなのに顕著なフリッカーを感じないのは、画面全域が同時に、シャッターで遮られるわずかな期間を除いたほぼ1/24秒近くの時間、輝度が変わることなく投射スクリーンが発光し続けている為である)。だからといって、当時の技術(アナログTV)では毎秒60フレームで走査線525本の表示を実現しようとすると、後述する通りの計算をした場合、映像信号の帯域幅が9MHz弱、放送チャンネルは10MHz幅近くもの、膨大な周波数資源を浪費してしまう。
そこで、1枚のフレームを2フィールドに分け、第一フィールドでは1/60秒の間に1,3,5,7…本目の走査線を、次の第二フィールドでは同じく1/60秒間に2,4,6,8…本目の走査線を一本おきに描画して、目の残像作用により1/30秒で1枚のフレームを合成するインターレース(飛び越し)走査が採用された。飛び越し走査により、動きのある映像ではラインフリッカーが発生するため、TVカメラにはこれを軽減する光学的ローパスフィルターが挿入される。垂直解像度はケルファクターによる低下に加えて更に減少するが、毎秒60フレームで表示したのと同等の滑らかな動きとフリッカーの少ない表示品質を、限られた信号帯域で実現できる利点の方を重視した。
<hr WIDTH="100%”>2008年著作/2018年改訂