P.B.シェリー

高く もっと高く

おまえは大地から 飛び立つ

火の雲か

青い天空にかけのぼり

うたいつつ翔け 翔けつつ うたう

 

雲がかがやくうえを

沈んだ夕陽の

金色の閃光のなかを

おまえは漂い 翔けるのか

うまれたばかりの 

この世ならぬ魂の歓びのように

(「ひばりに寄せて」より)

稲妻が雨にとけるあいだにも

 わたしは「天」の青い微笑をあびている

(「雲」より)

 

わたしは雲や天のいろどりをもつ

     虹や花を食べる−−永遠のすみかに住む

月やきよらかな星くずは

     衣のようにわたしの力にとりまかれている

(「アポロの賛歌」より)

 


 

P.B.シェリー(パーシー・ビッシュ・シェリー,1792-1822)は、イギリス ロマン派の詩人です。
彼の詩の中では、自然はどこまでも優しく、生き生きとしたひかりに満ちています。

青空は微笑みを浮かべ、雲は空の青い微笑をあびながら空を歩み、虹の間を行進します。
ひばりは清らかなよろこびをうたいながら さわやかに空を翔けぬけ、
シェリーによって理想化された自然の姿をうつしているかのようです。

わたしのおすすめは「雲」「ひばりに寄せて」です。
が  その他の詩にも虹や光、夜の静寂など そこかしこに美しいイメージが溢れているのでぜひ。

「詩はあらゆるものを美しくする」と彼は言っています。

ちなみに奥さんのメアリー・シェリーは「フランケンシュタイン」を書いた人。


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