マグリットの夜
静かなマグリットの夜。
・・
夜空の中に巨石が浮かびます。
夜の海と空はどこまでもはてしなく続いています。
ありえない風景。
海岸に立って、ずっと見つめてみたいような気分です。
重力をまったく無視した絵ですね。
日がしずみかけているのでしょうか。
細い月が、神秘的な感じです。
カーテンと、明かりのついた部屋、開く樹。
マグリットが好んで使っているモティーフたち。
むこうに見えるのは、さえぎるもののない  広い夜空。
透明な空気が、夜空から直接流れ込んできます。
 
浮かび続けて、とうとう夜になってしまいました。
鈴の下には民家らしきものが建っています。
「いつまで浮いているのかしら」
不安げな夜を迎えた住人の方の声。
いつまで浮き続けるのでしょう。この鈴。
昼間も。
真っ赤な夕焼け。
その中で、明かりのついた家。
非現実的な景色。
たたずんでいる男は、
家を見ているのでしょうか?
それともこっちをむいている??
ひっそりと眠る雲。
この上に寝てみたいです。
・・
体の中から夜になっていきます。
どんな気分なんでしょうか。
「や、今夜もいい月ですな」
「いやアナタのもなかなか」
瞑想・・・。
海岸に、ふしぎな生き物が三匹・・・
遠くを見つめて、なんだか寂しげ・・・
月が、葉っぱの向こうから・・・
見えていません。
葉っぱが空の向こうにあるのか、
月がこっちにあるのか・・・