

スクラッチ・ノイズは“アンコール
STEPさん
「たくさんの風船達」は実際に、会場に足を運びました。私の記憶では「遠い世界に」の大合唱でこのコンサートは終わったと思います。73年に出たLP盤では、「遠い世界に」で終わっています。
90年代にCD化され、「スクラッチノイズ」が追加されていたので、私は強い違和感と疑問を持ったのですが、CDの曲目には8番目の同曲は“唄:西岡たかし"としか記載されていません。
他の楽曲は“唄・ギターorリュート 西岡たかし 指揮:石丸寛/演奏:日本フィルハーモニー交響楽団"となっていますのでボーナス音源的なものなのかな?と思ってました。実際、このCDの「スクラッチノイズ」の歌詞カードのあとに 西岡たかし“CD−BOOK"好評発売中・・・ とのコメントが記載されてます。
また、このLPは今でも疑問なのですが、発売になった当初のLPに入っていたライナーノーツは、どなたが書いていたのか分からないのですが、内容的には風船の楽曲をほとんど知らない人が書いていたようなのです。
しかし、約一ヶ月後に小遣いがたまってから購入したLPのライナーノーツは中川イサトさんが書いていて、私が当初レコード店で手に取って、ずうずうしく中まで見て読んだライナーノーツとは全く別物になっていたのです。
この点については、今でも“人生の謎"になっています。「たくさんの風船達」のこの件でどなたか、いきさつをご存じでしたら、教えてください。
話がとびましたが、同CDの92年版の「スクラッチノイズ」は、2回目のアンコール無しで、終わってしまった同コンサートのCD化に際しての西岡さんからのアンコールだったのかな? とこのCDを何度も聴き返しているうちに思いました。
「血まみれの鳩」が終わり、日フィルの人たちもホッとした感じで、さあ、アンコールのラストの曲だよという感じで、楽譜をめくって、臨戦態勢になったところで、西岡さんが
『・・・ひとつ面白い話があるんですが・・・』
と言って、例の猫のタナキチの解剖学的な話をされて、日フィルの人たちも、当初当惑顔の人もいましたが、結局、西岡さんの話に皆のせられて、会場の人たちと一緒にげらげら笑っていました。
「たくさんの風船達」は本当に素晴らしいコンサートでした。アンコールの「遠い世界に」が終わってから、再度のアンコールの大拍手。西岡さんと石丸さんは何度もステージに現れて、最後は西岡さんが腕時計を指して、“時間切れ"をアピールして皆、諦めたのを覚えています。
ステージ上の人たちが皆退出してからも、多くの人が席を立たず、コンサートの余韻に浸っていました。ちなみに、私は前から数列目で聴いていましたが、同じ列に座っていて、強いオーラを放っていた人は泉谷しげるさんのような気がしました。後ろに座っていた人も同じことを言っていましたので、かなり確度の高い情報だと思います。
「たくさんの風船たち」は、日フィルの人たちが平服で現れたこと、コンサートマスターの大河内さんまでが、ジーンズでの登場でした。西岡さんが「大阪弁」の演奏で、まさかのバイオリンの演奏を披露して、キコキコ“演奏"して、エンディングでバイオリンをステージに叩きつけて壊してしまったこと。周囲の日フィルのメンバーも何事が起こったのかと、覗き込んでいました。
「大阪弁」のエンディングのサイレンの部分で、バキンというような衝撃音が少し入っていますが、こればバイオリンの壊れる音です。いろいろな意味で、記憶に残るステージでした。
前座で出ていたロックバンドはグループ名を失念してしまいましたが、今も活躍しているZZトップによく似た名前のバンドで、構成も同じ、ギター、ベース、ドラムスの3人編成でした。ZZトップがデビューして、間もない時期でしたので、影響を受けていたのかなと後日、思いました。曲はギンギラギンの日本語のロックで、頑張って演奏してくれました。『灰皿に吸い殻が、いっぱいになっちまった。俺、随分長話をしたもんだ。』という、サビの部分のフレーズは今でも覚えています。あのバンドは、どうしたのかな? と30年以上前のことに思いをはせる今日この頃であります。
たくさんの想い出をいただいた西岡さんと風船の方々には、今でも感謝しています。
(07年4月 風船ランド掲示板に投稿された文章を「おおふじ」が編集しました。)
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