昔の文章、レポートのようなものです。
今とは多少見解のちがうところもありますが、
読み物程度にお楽しみ下さい:−)
2. 設計図を書く
はじめは、「良く分からないけどとにかく作りたいぞよ!」という気持ちだけで、
「自分にどんなものが作れるのか」などわかりませんでした。
完成図が頭の中に描けないのですから、設計のしようもありません。
一応、前から見た図・横から見た図…を書いてみても、
それが良いのか悪いのかさえ良く分かりません。
丸+棒と「こんなかんじ」という印象だけを胸に抱えて、次の段階へ。
方眼紙に設計図を書くにしても、
どんな図なら思うとおりの人形になるのかが見えていないので、
結局、図の通りでは気に入らなくて、直してしまいます。
10体目超えくらいからは、だんだんと
出来上がりをイメージ出来るようになってきました。
先に作ったものをフィードバックさせる感じです。
まず作ったものを見て それを平面に落とすとどうなるか考えて、
逆に平面の図から 出来上がりがどうなるかを想像する とか。
きちんとした設計図があって、それを元につくれるなら
それはとてもロスが少なくて良いことだと思うので
(そして、その浮いた分の労力や時間を、磨きや衣装などにまわせるので)
今からまだしっかり練習しようと思います。
3.大まかな形その1 芯について
空洞の形を作ってあげる作業、です。
ゴムが通りやすいようにしてあげたほうが、あとが楽です。
まずは、セオリー通り、発泡スチロールの塊を削り出しました。
けっこうやわやわで静電気発生。
スチレン(?)のかたまりはきめが細かくやや固めなので、比較的楽でした。
これらで作った一体目・二体目の芯は、
いまでも直しつつ(すごく変な形にしてあった)使っています。
手ごろで簡単なのは、アルミホイルを丸めて作る芯です。
アルミホイルだけでも人形っぽいのが作れるくらいなので、
結構細かいところまであらわせます。
古新聞紙は、大きいものを作るときや、お金の節約をしたいときに便利です。
新聞紙を芯にして、回りにホイルをまいて、凹凸を作るのもいいです。
とはいえ、しわが出来て粘土が食い込むのと、
しなりやすいので、気を抜いているとゆがんでしまうのが、難点です。
まあなんでもありで背ウ。
やわらかいものを使えば、そのまま穴から引っ張り出せたりもします。
おはしとかでもいいのかなあと思います。
あまりにも細いのとか、半分に割ってまた貼り付けると変になりそうなのとかに。
どの場合もラップを巻いて、粘土を外しやすくしておきます。
使いまわしも楽になります。
3.大まかな形その2 石膏型について
↑その1 のように芯の周りに粘土をつけていくほかに、
作った形の石膏型をとり、そこに粘土をはめこんでいく方法もあります。
たくさん作れて楽ちん!かと思ったら、そうでもないです。
型でとった粘土、思うさまゆがみます。縮みます。
でも、似たところから直して行きたいとか、ある程度大きさをそろえたいとか、
そういうときにはいいかもしれないです。
このとき使う油土などは、
自然乾燥しなくて かつ ある程度の固さを維持してくれるので
こっちの方が扱いやすい・直しやすいという方もいるかもしれません。
逆に、固くなった粘土をを削る方がよい として、
石粉粘土で作ったものを型とりする場合もあります。
表面処理までつるつるにしておけば、結構きれいにはずれます。
ゆがんでずれた二つ割の接着をどううまくするか、というのが悩みです。
ゴムで繋いで何年もテンションを掛けているうちに、そこから開いた例があるので。
泥状の粘土を流して固めるのを、今度試してみたいです。
石膏以外(シリコンとか)の型取りはやったことないのでまだよくわかりません。
4. 粘土について
良く練って板状にした粘土を付けます。
力が無いので、一袋の粘土を練るのにも一苦労です。
しまいには、一かけらずつ指でつぶしてからまとめたりします。
(硬さは、粘土の古さや乾燥具合によるみたいです。袋を開けるまでわかんない。)
なんだか、たくさん練ったほうがいいみたいです。
陶器を作るみたいに、それ程神経質に 空気を抜け! というのでもないですが。
いろいろな粘土を試し中。
粘土で無いものも試し中。
やりやすいのは、やはり『人形用』をうたった、石粉粘土。
軽さと薄さがいいのは、木のネンド(木の粉+糊)と、木から出来た粘土。
紙粘土は強度的に難しいです。
樹脂粘土も好きだけど、球体関節人形向きではないかな。
これから気になるのは、薄いものも作れるような粘土のと、流し込みの粘土。
5. 粘土をつける(形も作る?)
板にしたものを巻きつけます。もしくは、型に押し付けます。
繋ぎ目をいじるうちに、厚みがわからなくなってしまいます。
しかたがないので「下地」と割り切って、そのまま進めます。
形つくりも、目の穴を空けておく程度です。あとで動いてしまうから。
ほんとうは、このときにある程度細かいところまで決定できていたらかっこいいなあと思います。
6. 形を整える
とにかく、納得いく形になるまでいじります。
頭の中で形が描けないので、実際に作ってみて、合っているかどうかを判断します。
力技です。
余計な所を削り、足りない所に粘土をつけます。これをくり返します。
木や石だと、削りすぎたら気軽に足せないので、
そこは、粘土のいいところです。(油断の元でもあるけど)。
あちこちから見たり、全部を繋げて見たりしながら、調整します。
削りすぎて穴が空いたり、下手をすると、最終的には芯より小さくなっている事もあります。
自分だと 作ってすぐは冷静に見られないし、
焦って仕上げて変な形のまま終わらせてしまうのはいやなので、
ここでとてもとても長い時間をかけます。
前まあいいやと思っていたところが、忘れた頃に見ると全然駄目で
ぎょっとして直すようなことはしょっちゅうです。
放れ時が大事とは言え、なかなか「これでよし!」とならないです。
「なんか変なもの」を目の前にして、解決策がわからない状態…
は、自分の眉毛や髪型に対しても、良くあることです。
でも、かすかでも「んっ?」と思ったところは、大抵まちがっているみたいです。
自分で「んっ?」と思うくらいなのだから、ほかから見たらすごーく変、なわけのようです。
早く客観的な目をもてるようになりたいです。
除湿機やヒーターは必需品です。これで、待ちのロスがずいぶん減りました。
7. 表面処理
難しいです。最初は、形の凹凸ばっかりに夢中で、そこまで行き届きませんでした。
以前の作品の、あまりのぼこぼこがさがさ加減にあきれて、
最近、つるつるプロジェクトを打ち立てました。
でも、つるつるにしようとすると、つまらないのになるし
(つるつるにしやすい形にしちゃったり、面がぎこちなくなったり)、
勢いのあるとこでとめようとすると、凸凹 がさがさ でどうしようもないし。
難しいです。
かといって、ただつるつるならいいってものでもないみたいです。
この前両方を展示したときの様子では、
「いくらつるつるでも、つまらなかったら目もくれられない」という感じでした。
でもがさがさじゃあ、ねぇ。
目が慣れてきたときにがっかりするようなのは、あんまりにもさびしいものです。
難しいです。
自分でも手早く上手に出来るようなのが、なにかないかなあ。
もしくは、これも楽しめるようになるかなあ。
これも、いろいろためしてみたいです。
混ぜる割合とか。どのくらい塗ってどうやって磨くかとか。
まだ、自分的に「これ!」っっていうのがよくわかんない。
合わない塗料同士を混ぜ合わせて、でろでろの物体を作った事もあります。
無茶は禁物。
最後の方の色付けは、鬼のように集中してします。
一日とかまるまる使って、一気にあげます。
駄目だったらまた塗りなおすし。
塗ってみてはじめて気付く 凸凹や形のおかしさ もありますので
、
そういう時は、諦めるか、また剥いで削りなおすか、します。
でも、諦めたのって後でも気持ち悪いし、変なままも不憫なので、
結局は後でもっとうまくなった(当社比)時に直すことになります。
だから、いつが仕上がりっていえるのかわからないし、
仕上がっても、またいつ手直ししなくちゃいけないか、わからないのです。
8. 組み立てる
最初は、ゴムをぐいぐい押して進ませていました。非常に大変。
ゴム通しを作りましょう。
ながーい針金の先をちょっと曲げてあげたのが、今のところ一番重宝しています。
穴自体、針金やゴムが通りやすい形にしておくのも手です。
中があんまり凸凹していたり、直角に曲がらないといけないようなのは、
結構苦労しますよ!(しました)。
一回組み立てて終わりではなく、ためし組みや、将来のゴムの張りなおしも考えるとね。
本当は、表面の膜や色をつける前、形つくりの段階で、
組み立てて修正とかしないと、駄目なのですね。
表面を磨いて、色とかついて、それで初めて組んでみて、
「立ったー!良かった。」とか言ってるようじゃだめなのね。
ちぇ。
きちんと色も着いた状態で立ち上がると、感慨ひとしおです。
ほんとに、やっててよかったなぁといつも思います。
それまでただの粘土パーツだったのが、人っぽくなる瞬間です。
そして、これが嬉しくて、また作ろう って思います。
さて、形つくりの試し組みと違って、塗装を剥がさないように注意します。
関節だけ塗料を変えてみたり、上からなにか塗ってみたり貼ってみたり、小細工もします。
9. 細かい装飾
髪は、貼ったり刺したり被せたり、これもいろいろです。
手軽な染料を探し中。
濃い色の糸だと、地肌の具合が、難しいです。
肌色ですけるのは嫌だし、髪の色で地肌を塗っておくのは、未だうまくいかないし。
人形の大きさと髪の太細とのバランスも。
睫毛はつけたことがありません。
自分の目にだってうまくつけられないのに。
下睫毛を書くのは好きです。
顔からだの出来上がりによって、つける髪が変わったり、
髪によって似合う服のイメージが変わったり、もします。
最後まで、どんなひとになるか予測がつきません。
目は書いたり入れたり買ってきたり作ったり、いろいろです。
入れ替えとかはあまり考えていません。
古い人形を直すときも、目だけはあまりいじらないようにします。
そこを直したら、別の人形になってしまうような気がして。
眼球は、上手に丈夫で細かいのを、作れるようになりたいです。
服は、なかなか上手になれません。
「服さえうまく出来ればね。(布地の人)」
「本体『は』いいみたいよ。(人形の人)」
「今度作ってきてあげようか?(アパレルの人)」
・・・がんばります。
本人の中ではMAXのできなんだけどな・・・。
布は、いいのを見つけた時に買いためておきます。
次にあるかはわからないし、そうそう頻繁には布地やさんにも行けないので。
合成繊維よりも、自然ものが好きです。
古いのとか、ちょっとムラのが、特に好きです。
人形自体にムラがあるから。
写真もある意味で装飾の一つだと思います。
人形そのものをそのまま見てもらうより「人形を撮った写真」、
人形としての複製より平面としての複製の方に興味津々です。
でも、フィルム一本とって一枚いいのがあればもうけもの、くらいなので、
まだ今、むだ練習がままなりません。デジカメっていいな。どうなのかな。
ともかく、これもまだまだたくさんの練習が必要です。
さて、これでやっと案が完了じゃん!という状態ですね。
ここまで頭で練って図にしてから作り出せ、と言われそうです。
こうして出来上がったものを元にもう一回作れば、
上達もするのでしょう。たぶん。
それでもついつい、どうなるのか早く見たくて
「まだよくわからないもの」を作り初めてしまいます。
いくつかは、石膏型から下地を作って
「一つものを改良して行く」ということをしています。
思惑通り作るごとによくなっているかは、どうだか・・・?
結局別ものにしてしまっている気がします。
教室等について
通ったことが無いのではっきりとはわからないのですが
行けるなら行った方がいいと思います。
既にどこかで答えが出ていることを探して試行錯誤するなら、
その時間を、それを踏まえてさらに上のことを探すべく使ったほうが、
自分のためにもその次の人のためにもなるのでは・・・。と、
人形以外のことで習い事をして思ったことです。
もちろん、早急に結果を求めるのでなく
探す過程が大事、試行錯誤が楽しい!という場合は、別です。。
「何でもありだ!」という姿勢でいろいろやってみていたのですが、
型というか 既にあるものをしっかり学びたいなぁ と最近思い始めました。
だって、できるけどしないのと、できない知らないってのは、別ですもの。
てきとうてきとうの自己満足だけではちょっと良くないみたい。
ひとまず頑張ってみます。そのうち・・・。