ウィンドトーカーズ

原  題 Windtalkers
公開年 2001年
監  督 John Woo
キャスト Nicolas Cage / Adam Beach / Christian Slater
Review

全編を通してこんなに切ない気持ちで観た作品ってあっただろうか?

最初は、2000年にこの作品のロケを行っているハワイにわざわざ出かけて「ニコラス・ケイジ探しの旅」を敢行し、 その思い出にひたろう!・・・な〜んて気持ちで観始めたんだけど あまりの切なさに胸が痛くなってしまった。 

時は第二次世界大戦中。日本軍がアメリカ軍の暗号をことごとく解読してしまうため、「ナバホ族」と言われる民族の言葉を暗号として戦争を進める計画が実行された。ニコラス・ケイジ演じるジョーは、「コードトーカーズ」と呼ばれるナバホ族の通信兵を護衛する任務を負う。ジョーは、通信兵の暗号をなんとしても死守しなければならない。ナバホ族の通信兵を「敵」に渡してはいけない・・・。その任務の意味するものは・・・。 

第二次世界大戦ということは、アメリカ軍から見て敵国はわが国「日本」。 

観てて切なくなったのは、まぁ愛国心があるとは決して言えない私であるが、でも自分の国が「敵国」で扱われていること。(当たり前なんだけど) しかし、戦争はどっちが善でもどっちが悪でもないということ。 人間の命の尊さ

を考えると、戦争なんて無意味なことを繰り広げてきた私達の愚かな歴史を考えてしまったこと。 

サイパン島で繰り広げられた死闘の悲惨で辛くなってしまったこと・・・。

 ・・・等々が挙げられる。

 戦争を短絡的に描きすぎているとか、ばかばかしいと批評している人達がいるけど、私はまったく逆の印象を持った。 

相変わらず、ジョン・ウー独特の表現が随所に出てきて、それは食傷してしまったんだけど(オープニングのスローモーションだとか、得意の鳥たちが出てきたところとか・・・) 

ただ、この作品を観たのが終戦記念日の次の日、ということで、この作品の内容だけでなく、戦争についていろいろ自分なりに考える機会を持てた・・・ということで、私にとってはプラスになったように思う。 この作品を観た人すべてが、作品にとどまらず今もなお世界のどこかで繰り広げられている無意味な戦いについて考えをおよぼしてほしいと強く思った。 

全然関係ないけど、ナバホの通信兵を演じたAdam Beachは、ハスキーの「ミステリー、アラスカ」に出ていた人だったんだね〜!ビックリ!

評価 ★★★★

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