平和博物館 in 1997


画像

模型写真1

模型写真2

断面図

完成予想図

平和博物館について

 平和博物館は、全世界的な平和と戦争、そして公害問題に関する各種資料を収集、保存、公開、普及するための施設である。 私たちは過去に犯した罪、現在起きている問題に対して、前向きに立ち向かっていかなければならないと思う。戦争に関する資料、公害に関する資料が残されており、それらが埋没していかないように、積極的に掘り起こし、社会に公開していかなければならない。

 計画地は、千代田区北の丸公園とする。計画地は、千鳥ヶ淵を挟んだ対岸に国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑がある。国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、大東亜戦争戦没者の遺骨の内、氏名が判明せず、また遺族が不明なことから、遺族に渡すことのできない遺骨を奉安するため、千鳥ヶ淵戦没者墓苑として国が建立し、昭和34年3月28日に竣工された。平和博物館の計画地は、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑の対岸に位置するため、墓苑をモニュメントとしても用い、この計画地と平和博物館としての機能の意味性を高めさせたい。

 展示室は、対になっており、例えば公害を世界の視点から見る展示空間と日本の視点から見る展示空間、また異なった思想から平和を2つの展示空間から見るなど展示空間を対に置き、一つの視点ではなく、違う視点、つまり客観性を持って平和を感じる展示空間としたい。また、平和に関する展示品を時代の流れごとに展示し、平和思想における時代の流れを表現する。それは大地の地層が時代の積み重ねのように、深いところに過去のもの、浅いところに現代のものを置くことで、思想の流れを生み出している。 さんには、多大な影響を受けている。

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