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991127

黒い家
1999年/日本/
【キャスト】
内野 聖陽
大竹 しのぶ
西村 雅彦
【スタッフ】
監督:森田芳光
原作:貴志祐介
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こりゃまたサイテーサイアク。原作の怖さも、映像化のおもしろさもまるでなし。演じている役者たちに対しても腹が立ってくるほど。
内野聖陽はまだいいとしても、大竹しのぶと西村雅彦は、はっきりいって幻滅。小林薫は百戦錬磨っぽさや手強い感じじゃ全然ないし、田中美里は連れ去られても切なさや切迫感は全然感じんかったし。
これだけ監督が何をやりたいのか理解できんかった映画って久しぶりってくらいわけわからんかった。
唯一怖かったのは、内野さんが西村さんにうながされて、子供の首吊りを発見するシーン。
間抜けにも「ハロー」という呼びかけで笑った直後のショックはけっこう好きだった。でもここだけ。なんか全体的に弛緩と恐怖のギャップを演出しようとしているのかと思えたりもしたんだけど、全然よくなかった。最後は単なる化けもんとの戦いだし。
色に関する演出の話も出てたりしたんだけど、ベタで何のひねりも無し。わざわざ緑のインクみたいなの付けたり、テレビ電話に黄色い服がチラチラ映ったり。くだらなさすぎ。
とにかくあんまり監督の下手な小細工を入れないで、原作を忠実に再現しているほうがよっぽどよかったと思う。原作自体がけっこう映画的だし。
まあ、原作を読んで感じた恐怖感があまりにも強烈だったので、からくみすぎかもしれんが、でもこの「黒い家」にしても「死国」にしても、原作はそれはそれはおもしろいのに、この映画を見た人が小説もつまんないだろうと思ってしまうとすごく残念。
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