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死国
1999年/日本映画/1時間40分
【キャスト】
夏川結衣
筒井道隆
栗山千明
根岸季衣
大杉漣隆
【スタッフ】
監督:長崎俊一
原作:坂東眞砂子
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前半はけっこういい雰囲気。流行りの不安定カメラと考えられたライティング、そこここにもうけられた「間」がお話とうまくマッチしているように感じられました。
夏川結衣&筒井道隆の組み合わせも好感触。いいなぁ。
でも、後半、というか日浦お袋が逆遍路から帰ってきてからが、全然おもしろくない。
まず、原作で読み、映画でも結界をはるいいもんの御遍路おやじが言ってたように、死者がぞろぞろよみがえるのを期待していたので、拍子抜けしてしまった。
特に原作を読んだときに体が動かないことをいいことに看護婦に体をもてあそばれていた日浦親父が死んだ途端に体の自由を取り戻し、看護婦を絞め殺す(←記憶が違ってたらすまん。)シーンが強烈に印象に残っていたので、「おいおい・・・。」てな感じ。
あと、日浦莎代里がよみがえってからは古き悪しき日本映画の轍をまた踏んじまったかという感じの感傷に浸らせようと必死の演出をダラダラとやられてホトホト参りました。背骨折るってのもねぇ・・・。←背骨折られて死んだはずのやつがやってきたのにはびっくり。そこまで笑わすか!
この「死国」にしても「黒い家」にしても原作はもう非常におもしろいのに、この映画を見た人が小説もつまんないだろう、と思ってしまうんじゃないかとすごく心配。原作者の評価まで下がってほしくないなぁ。
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