機内

981029

the TRUMAN show

トゥルーマン・ショー(the TRUMAN show)

1998年/アメリカ映画/1時間43分

【キャスト】

ジム・キャリー
エド・ハリス

【スタッフ】

監督:ピーター・ウィアー

脚本:アンドリュー・ニコル


なかなか


これはなんという映画なんでしょうか。コメディ?SF?風刺?どれも当てはまるようで違うような。
最も感覚として近いのは、やっぱり「おとぎ話」でしょうか。

ストーリーはすごく簡単。完璧に作られた巨大なセットの中で、ある男の生活が生まれてからずっと、全世界に放送されている。知らないのは世界中でその男だけ。やがて周りで起きる(本人にとっては)不可解な出来事に怪しみ、あこがれと同時におそれでもある海の向こうを目指して旅立とうとする。様々な試練や妨害をくぐり抜けて、ようやくこぎ出した荒波の果てには、もう1つの現実が立ちふさがっていた・・・。

ストーリーはわかりやすく単純ですが、夢のように美しく作られた、世界中の注目を集める平和な町、という舞台や、たくさんのチグハグでユーモラスなキャラクターたち、それに、選択を迫られる多くのシチュエーションなどの要素で補強されていて、すごくいろんなことを考えさせられました。

見守る人々と見られる人。知る権利と知らない幸せ。異常な現実と正常な架空。不自由な一体感と自由な孤独。予測不可能な危険と約束された安全。管理と倫理。独裁と平安。興奮と罪悪感。狭くなる社会と広がる世界。よりどころと自立。醒めた夢と覚醒。始まったよろこびと終わった悲しみ。既視と予知。ようこそとさようなら。

それに、最初の構想のように、ニューヨークを舞台とした暗い話、として作られていたら、ここまでオリジナルなものになったかな?という気がします。そう言う意味では大成功な映画ですね。

とにかく、観終わったあとに、うれしいような悲しいようなワクワクするような不安なような応援したいような肩の荷が下りたようなよかったような惜しかったような、でも、なんだかすごく幸せなような気分になりました。


BACK | NEXT

| CONTENTS |