このページは、大分という辺境の地にある私Sayが、足を運ぶことの出来たお芝居の感想を、勝手気侭に綴ったモノです。かなり偏った私見であることを、ご承知の上で、ワガママな私のひとりごとにお付き合いください。・・おこらないでね
「竜馬の妻とその夫とその愛人」
2001年1月
大好きな三谷作品に大好きな女優さんであるあめくみちこさんの出演。
平田満さんもとってもうまかった。
三谷作品らしい痛烈なオチが最後に用意されていて、
ほんとに最後まであきさせない舞台でありました。
私は佐藤B作さんの演技があまりすきではないのだけれど、
舞台を見ながらどうしてなのかなと考えてみた。
下手に感じてしまうその要素は
声なのかもしれないと思った。
汗を噴出し、必死に訴えているのに伝わってこない。(私には)
それは声が一本調子だからなのかも。
強弱、高低、息遣い・・
そういったこまやかさが感じられない声のように
私は感じてしまった。
舞台はTVと違って
表情をアップで映し出してくれるようなことはないのだから、
声のあり様がとりわけ重要になってくるのえはないかなぁ。。
そんな気がした。。
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「月の岬」
12月24日(土)まどかぴあ
「月の岬」は以前にスカパーの舞台中継で平田オリザ氏の演出した青年団版を観ていて、
なんとなくひかれる、好きな作品でありました。
(松田・平田コンビの作品は好きみたいです、私。)
それが今度まどかぴあの企画で、あの竹内銃一郎氏の演出で、
しかもワークショップで一緒に遊んだメンバーが出演するとあっては、
少々の無理は押しても足を運ばないわけにはいかないでしょう〜〜
クリスマスイブにひとりで福岡日帰りはちょっとカナシクもあったけど、
こふく劇場(宮崎)のなお様にも会えるし、(喜・彼女も観客として24日観に行くとのことでした)
またまた遊ぶ時間一切なしのドタバタ観劇ツアーを敢行してまいりました。
小ホールだったので空間としては小さなものでしたが、
セットがとても美しく、
平田版のそれが静かな日常性をかもし出していたのに対して
こちらは詩的でさえありました。
芝居のほうは演出・役者が変わると、こんなにも作品自体の印象が変っていくものかと、
改めて感じました。
役者さんはみなさん上手かった。
平田版に比べると全体的に若かったと思うので、
もう少し年齢を重ねると、
生きてきた年月、生活の怠惰な哀しさが
もっとにじみ出たような気もします。
ともあれ、いいクリスマスイブが過ごせました。
ワークショップの面々が出演している舞台を初めて観ましたが、
(3人が出演していました)
3人とも個性たっぷり。
うまっかったです。
・・・・欲しい。(爆)
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「ランフォーユアワイフ」
外国モノの喜劇です。
翻訳モノは言い回しが独特だったりして、消化するのに四苦八苦したりしますが、
さすがプロです。
実に自然に演じていらして、よく笑わせてもらいました。
気軽に楽しめる舞台でした。
セットも綺麗だった。
ひとつの舞台上で同時に別の空間を演じたりする
(しかも異空間にいる人たちが、相手が見えないように平気ですれ違ったりする)設定は、
新鮮で面白かった。
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「愚者には見えないラマンチャの王様の裸」/扉座
11/25(土)女性センタームーブ
(北九州演劇祭招待公演作品)
今演劇界で大活躍中の作家横内謙介氏の作品が、
九州の、しかも比較的近い小倉で観ることができるということで、
足を運びました。
客入れの時、横内さんが受付のところにいらっしゃいました。
「なんとなくうすい人」というのが私の印象です。(ナンヤソレ)
芝居の方は「裸の王様」と「ドン・キホーテ」をモチーフにしたもので
現実離れした世界から、最後に一気に現実への
どんでん返しが待っています。
どんでん返しは意外ではあったけれど、
お話としては、そう面白いとは思えなかった。
エンターテーメント性が強いわけでもなく、
心情描写が細やかなわけでもなく、、
かといって「ジ・エンド・オブ・エイジア」のような“世界”もない。
最近の横内氏の作品にあった色艶や、
「どうしようもない人間性」もなかったし・・。
というカンジで、私の中では
今ひとつな印象が残ってしましました。
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「人間風車」/G2プロデュース
11/24(金)メルパルクホール(福岡市)
これは、この春まどかぴあで行われたワークショップの
講師であった大王(後藤ひろひと氏)の作品で、
大王自らも出演なさるとあって、
なんとしても見逃すわけにはいかない作品であった。
以前同じG2プロデュースで「子供の一生」というお芝居を観たが、
その系列に属する作品といえるだろう。
売れない、さえない絵本作家(生瀬勝久)が子供相手に自分の物語を聞かせている。
子供に紛れて知的障害をもつ30過ぎの男が、作家の話に耳を傾けている。
その男は毎回作家の繰り広げるくだらない御伽噺に夢中になって、
その中の登場人物になりきってしまうのだった。
さえない絵本作家に幸福は一度に訪れた。
恋の訪れ、そしてそこからすばらしい作品が生まれる。
だが、その幸せも永くは続かず、、、
作家は絶望のどん底に突き落とされる。
ズタズタに切れさかれた作家の心から
生み出された新しいおとぎ話は
世にも恐ろしい、おぞましい物語だった。。。
そしてその物語を聞かされた男は・・・
ナマの生瀬さんはすごかった。
幕が開いて、
まずはじめに2人の男女が導入になる会話を繰り広げるのだが、
これが少々声が小さくて聞きづらかった。
聞き逃すまいと一生懸命耳を傾けるのに疲れかけたころ、
生瀬さんが登場した。
もう、全然レベルの違う声。
ずしんと響く大きな声で、
聞こうとしなくても、大丈夫な声。
その声で放つセリフは、なんとお客にとって楽なことか。
純粋に芝居を楽しむことだけに没頭できる。
これがあたりまえなのだと思った。
役者として最低限のこと。
これが出来て初めて舞台に立つことが許されるのだ。
声の大きさ、滑舌。。
改めて基礎の大切さを感じた。
メルパルクホールは観づらい小屋だった。
前後の椅子の高さがほとんど違わない、互い違いに配列されていない。
そして私のまん前に、頭の大きな人が座った・・。
ほぼ中央の席としてはわりといいほうだったのだが、、
舞台の中央がほとんど見えない。
遠く(舞台上)に焦点を合わせようとするが、
至近距離に障害物(頭)がある・・。
目が疲れて仕方ない。
しまいには気分が悪くなってしまった。
私は芝居を観るのが大好き。
だから思う。
「声が聞こえなかった」「何を言っているかわからなかった」
といわれるようなことがあってはならない。
またお客様を立たせたり、通路に座らせたりすることは
絶対に避けたい。
芝居を楽しむことに集中していただける基本を
もっともっと大事にしなければ。
ストーリーが急展開して恐怖の世界に引っ張り込まれてからは、
前の人の頭のことなんかすっかり忘れてしまったけどね!
お芝居のパワーってやっぱりすごい。
お芝居終わってから、
ワークショップ班のみんなと(笑 なんか呼び名がほしいなぁ)
飲みにいけなかったのが、唯一心残りでした。。。
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「イッセー尾形のとまらない生活」
11/19(日)イムズホール
久しぶりのイッセーさん。
うきうき。
ぎりぎりにイムズに着いたけど。
まずはハラごしらえ。
イムズビルの中でベトナム料理。
これがおいしかった!!
生春巻きは青じそ入りでアッサリ。
ナシゴレンも美味。
お店をでたのは開演15分前。汗
幸せな気分のまま、開演。
お芝居の方は・・
もちろん
すっごくよかったです。
イッセーさんが舞台の真ん中にスタンバって
明かりがついた瞬間の表情、すごくインパクトがある。
一瞬にしてその人物のワールドにひきこまれる。。
ラブホテルの前ではってる探偵のさえないオヤジ。
ツカイッパシリの男の子が近づいてくる様や、
渡されるカメラの重み、形がこちらにはっきり伝わってくる。
圧倒されるほどの巧さ。
ちょっと叱ったら会社を辞めると言い出した部下を説得するためにその自宅を訪れ、
とことんペースを乱れされるオヤジ。
「オカリナを吹いている人」の前でカレシと待ち合わせをしているちょっとアブナイ女。
実はオカリナ吹いてる人の方がもっとあやしかったりして。
外国のバーで我が物顔の関西人オヤジ。
骨董屋というが、どうみてもやくざ。
ひきこもりのわかものと野営?なんだか見張りをしているじいさん。
三味線に似た楽器をひきながら語りだして、
最後はギターで。
歌ってなんか、ホッとさせる力があるね。
「ジ・エンド・オブ・エイジア」の時もそう思ったけど。
かなりの強行軍で疲れに疲れたけど、
充実した日でした。
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「ジ・エンド・オブ・エイジア」/飛ぶ劇場
11/18(土)スミックスホール(北九州市小倉北区)
「生態系カズクン」で日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞するなど、
同じ九州にいるんだから、1度はみとかなきゃ!って劇団でしゅ。
で、なんとか時間を作って行って来ました。寒空の北九州。
小さなホール。
足を一歩踏み入れたら、そこはもう異国。
ヒマラヤのロッジです。
飛び交う異国語。
言葉は通じなくても伝わる生活のようなモノがあって。
ゴア語、英語、韓国語そして日本語が入り乱れて
ぼつぼつと
会話する。
時が流れる。。
異国の日常。
その中の中の非日常。。
出会って、そして分かれて。
すべてを包む
ヒマラヤの雪。
いちばん心に沁みたのは
ロッジの夕べ、
それぞれが国の歌を歌うシーン。
客席にいる私は思わず微笑んでいた。
ほんとうに素敵な時間でした。
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「銀ちゃんが逝く」
大分県立芸術会館
チケット代高いよな・・。つか氏の芝居はちょっと苦手だし・・。
でも内田有紀ちゃん出るし・・。大分で見られるんだから、まっいっかぁ〜〜。
てなカンジで見に行くことにしたんですが・・。
駐車場いっぱいで車停められないし・・。。。
芝居の方はですなー。うーーん。。
まず、なにがしたいのか、私にはわからなかった。。
有紀ちゃんの脱アイドルの印象を観客に植え付けようとするかのようなオープニング。
しつこいほど男のダンサーに腰をからませる・・。
それなのに、ラストのカーテンコールでアイドル時代の歌を披露させたりして・・
意味不明・・
男優陣のキャスティングにも首をかしげたくなる・・
銀ちゃんとヤス・・
キャラに決定的な差が必要じゃないのかな・・?
銀ちゃんには華が必要なんじゃ・・?
子役下手すぎ・・・わざとか??
全体の印象としては・・
役者同士の真剣勝負がない。
とういうか、役者がひとりひとりで対観客の戦いをしている。
そんな印象でした。
芝居というよりこれはショーだな、と思った。
少なくとも私が見たい、そしてやりたい芝居じゃない。
でもこれはこれでいいのかもしれない。
求める客がいる限り・・。
お客がいて初めて舞台は成立するものなのだから。
有紀ちゃんは小さくて声がかわいらしかった。
そして身体が柔らかかった。
ただそのスタイル同様芝居も線が細い感じがした。
私、、存在感のある役者になりたいなぁ・・
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「バイオロイド零年」
スーパーエキセントリック・シアター@電気ホール,7/20
恥ずかしいことにこの劇団にたいすいる予備知識の全くなかった私は、
お笑いな舞台が展開されるのかと思っていたら、全然そうじゃなかった。
かつて一世を風靡したプレイステーションのゲーム
「バイオハザード」のそれから・・のお話。
間違いなくそうだ。
ゾンビがたくさん出て来るのだが結構特殊メークがグロだった・・
私は遊園地のお化け屋敷が大の苦手・・
イヤンな展開になるのかと思ったら・・
ゾンビは悪役ではなかったのだな。
その発想がまず面白かった。
美女と野獣よろしくひとりのかれんな少女が
森の奥で
野獣ならぬゾンビたちに人間の言葉を教えようと奮闘している。
そんなこととは知らず、一度は壊滅したと思ったゾンビたちが再び現れたと知って
今度こそ終わらせようとこの町にひとり乗り込んでくる女。
彼女はかつてこの町で恋人を失ったという傷を背負っていた・・
そして彼女を追うビデオライター。
と、まぁストーリーの説明をすると長くなってしまうのでこの辺にしておこう。
この公演は新人公演をかねていたらしいのだが・・
役者のレベルに納得がいかなかった。
まず声が小さすぎる。
TV用の声かな??
声はすべてマイクで拾っていたのだが・・。
迫力不足。舞台なのにナマの迫力が感じられない。
舞台ではどんなに自分の見せ場であろうと、アップにはならない。
当然のことだけど、忘れてないかな?
伝えるということの大切さをあらためて考えた。
そして何を伝えたいのか、その中身の大切さも。
“そんなヘビィな事実の前でそんな形だけのリアクションですんでしまうのか?”
主役の女の子の演技には最後まで納得いかなかった。
ライター役の男の人もしゃべり方など三宅さんのコピーとしか思えず・・
なんだかな??
早々に役者への期待をなくした私は、
もう役者を抜きにして、ストーリーを楽しむことにした。
この脚本自分がしたいと思うかな?
そういう見方で楽しんだ。
工夫をこらしたダンスや歌を随所にちりばめ、
お客をあきさせない工夫のある舞台だと思った。
こういう活劇っぽいのまたやりたいなーと思いました。
最終的には楽しめた舞台だった。
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「世界で一番速い女」
遊気舎@まどかぴあ
遊気舎の前座長である後藤ひろひと氏が遊気舎に書き下ろす最後の長編。
ワークショップでお世話になったから、ぜひとも足を運ばねばとかなりの無理をしていきました。
慌てていたせいでなんと博多に着いてから、チケットを忘れてきたことに気がついた!!
今から取りに帰るわけにもいかず、、当日券を買うことになるかも・・と思いつつ、一応家に電話。
座席番号を確認しておきました。
まどかぴあに着いたのは、開場まであと少しって時間でした。
ラッキーなことに、開場係りとしてワークショップでご一緒した「トノ」がスタンバッてる!
ガラスの扉越しに笑顔で会釈をくれた彼女を呼び出し、事情を説明した。
座席番号が分かっていて、開演5分前にその席が空席であることが確認できれば、OKなのだそうだ。
よかった〜〜。
めでたく席に着いた私の隣りに、開演ぎりぎりに走りこんで来たのは、宮崎の「こふく劇場」のチャーリーとイズミであった。
この二人もワークショップで一緒だった。
二人はワークショップに参加した全員分の写真を焼き増ししてきていて、それぞれ封筒に入れて持参していた。
私も貰った。すごくうれしかった。
明るくて、気が利いてほんとにかわいい二人だ。
(この二人雰囲気が似ていて、最初どっちがどっちかわからなかった。笑)
ところで、この公演、信じられないくらいに空席だらけだった・・・
2回公演で、お客が分散してしまったせいもあるだろう。
遊気舎がまだ福岡では知られていないせいもあるだろう。
それにしても・・・。
役者ががっかりしないだろうかと気になって気になって・・。
なんだか申し訳ない気持ちで舞台を見守っていた。
お客さまに入っていただけるありがたさをひしひしと感じました。
お話は笑いあり、後藤氏の独特の世界あり、泣かせるところもありと、もりだくさんでした。
カーテンコールはお祭りのようで、楽しかった。
台本とパンフを購入。役者の方々のサインもいただいて帰りました。
(この時恥ずかしくて大王=後藤さんの顔をちゃんと見れず、話かけられなかった。
で、あとでメールでなんでだよーって言われちゃいました 笑。
私って意外とシャイなんだよねー。まじまじ)
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「ロマンス」
大分市つかこうへい劇団@コンパルホール
話題作りの上手い劇団だなと感心しました。ただそろそろ違うモノが見たいな思うのは私だけでしょうか・・。
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「アイ・ガット・マーマン」
3月8日(水) 宮本亜門演出@県立芸術会館
生ミュージカル初体験の私。どきどきわくわく。。
出演者は3名の女性だけ。しかも全員が入れ替わり立ち代り同じ人物、つまりマーマンを演じる。
派手な舞台装置も何もない。私の想像していたミュージカルとは随分違ったモノではあったが、わ、こんなんもアリなんだーって感じで新鮮でした。あと役者の個性というか、キャラクターって大切だなぁーって、つくづく感じましたね。
「お正月」のときもそうだったんですが・・残念なのは、空席が目立ったこと。どうしてですかねぇ?TVなんかでよくみかける人が出演するような舞台は結構人が集まるのにね・・。大分はまだまだ本当の舞台好き、お芝居好きは少ないのかしら??大分で見ることのできる舞台ってほんと限られてるから、私なんか飛びつきたいくらいなのに(笑)。それにしても、うちの劇団員の姿もあまりみかけん!けしからんこっちゃ。
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「お正月」
2000年1月1月26日(水)
中島らも事務所プロデュース@県立総合文化センター音の泉ホール
劇場が新しいので、まずそれが気持ちよかったな〜〜。これで、利用料が安ければ私たちも使えるのになぁ・・。
とまず、そんなお話にカンケーない感想はさておき。。面白かったです。作家の視点も斬新で面白いし、それを支える役者が、これまたスゴかった。上手い。上手くて、じっくり見せてくれる。スーツ着たヒゲ面の子供も、全然OKだし。女性陣は全員着物、男性陣は全員黒の背広だったんだけど、それがボロボロの軍服に見えたり・・。すごいんですわ。自分達の思い込みのパワーが、観客を納得させてしまうんですね。これは、役者の力で脚本を成功に導いた作品でしょう。一瞬にして、暗転もなにもないのに、まったく別の時代、人物を演じてしまい、それを観客に確実に分からせるというのはスゴイ。
でてた役者みんなよかったんだけど、今回京都の劇団M.O.Pの小市慢太郎さんをもっと見てみたいと思い、私の「お気に入り」に入れました〜(笑)。これは、OTCの永遠のチャイドル、マッチーも同じだったらしい。そのくらいイイ男でもありました(笑)。反対に今まで何度かナマで拝見して、とっても好きだった劇団☆新感線の粟根さんは今回その個性を生かし切れず、なんだかしっくりこないかんじで、浮いていたように感じてしまいました(私だけ?)
公演終了後、嬉々としてサインを求める列に並んでいた、日頃寡黙なマッチーの姿が、忘れられない・・・
そのあと、マッチー、ヨコッチ、私の三人は、「●民」に飲みに行きました〜♪