後藤ひろひととワークショップ
atまどかぴあ
最終日にみんなで撮った写真。みんなに会いたいなぁーー。

はじめに
2000年4月14日(金)〜16日(日)の3日間福岡県大野城市にある「まどかぴあ」行われた前遊気舎座長後藤ひろひと氏によるワークショップに参加してきました。これは、その時の記録です。あの、楽しかった時間を、空気をどこまでお伝えできるかわかりませんが、私の心の変遷とともに少しでも味わっていただければと願いつつ書いてみます。よろしかったらお付き合いください。
m(。_)m
出発前
私はかなりのひねくれモノになっておりました。。どうせ、私はヘタクソでしょ?みたいな・・。ダメ出しを貰っても、自分を守りたいばっかりに、素直には聞けなかった。なんか、攻撃されてる野生動物みたいになってたかな?人と接することもイヤになってて、なんかかなりしんどい状況に陥っていました。。なんでだろうねぇ。小さなことにクヨクヨ悩む性格なんですねぇ。だからこーゆーワークショップに参加することによって、何かが変わればという期待、ワラにもすがるような気持ちもありました。だけどなんといっても私は人見知りをしてしまうので、不安はありました。参加通知のはがきを貰ってからも、やっぱりやめようかと気持ちはゆれておりました。前からチケットとっていたキャラメルボックスの公演とも重なっていたし。。でもサカチャンにキャラメルボックスのチケットを売りつけて、後にはひけない状況に自分を追い込んで、いざ、福岡へと乗り込んだのです。(正確には福岡行きの高速バスに)
旅のお供は、バスに乗る直前に買った、灰谷健次郎の「すべての怒りは水のごとくに」という文庫本。なんか前向きになれるような本を読みたかったのです。この本は、バスや福岡での移動の電車の中、それからホテル、夕食をとった居酒屋と、いろんなところで私の相手をしてくれ、最終日、別府に帰るバスの中で読み終わるというすばらしさでありました。
前置きが長くなってしまいました。m(。_)m
第1日目 4/14(金)
この日は18:00〜21:00の3時間行われました。福岡について、ホテルにチェックイン。電車と徒歩でまどかぴあへ・・。ここは何度も芝居を見に足を運んでいるので、迷うことなくたどり着きました。
多目的ホールの前で受け付け。どきどき。更衣室を案内されたけど、ホテルでしっかりジャージに着替えていたのでそのまま会場に入りました。会場には女の子がふたり、柔軟なんかしながら楽しそうにおしゃべりしています。「こんにちはー」って声かけてくれて、ひとなっつこい。徐々に人が集まってきて、いよいよ始まりです。
初めてお姿を拝見した後藤さんって、インパクト強い。あのヒゲ。あんなマンガのようなおヒゲが、この世に実在していたなんて!!心の中でいたく感心してしまいました。
最初に後藤さんから。「PLAY(演劇)」という言葉は「遊び」以外に訳したくない。役者になるということは遊び人になるということだ。一生懸命にやってはいけない、がんばってたらすぐに止めにはいるぞ、という愉快なお達しがあった。
そのあとはまず、輪になって自分がこの3日間なんと呼ばれたいか、その名前を名乗ることから始まりました。「大王」(後藤さん)、「イズミ」「ジョイナ」「キノコ」(私:小学生の男の子のパワーが欲しかったから〜
笑)「ナオ」「カオリ」「マッチャン」「トモ」「チャーリー」「コージ」「キレンジャー」「ごんざえもん」「ジョンソン」「500系」「ジャクソン」「マスク」「ベイダー」「ユウサク」「ほんきー」「なんでー?」
必死に覚えようとするけれど、焦れば焦るほどまるで頭に入ってこない。名乗りを3周くらいして、名前オニというやつをやった。
名前オニ:鬼ごっこだけど、普通と違うのは、鬼に捕まりそうになったら誰かの名前を叫ぶ。するとその呼ばれた人が今度は鬼になるというわけだ。いや、だってまだ誰が誰かわかんないし、などと戸惑っているうちにゲームは始まってしまった。し、しまった〜〜〜。「キノコ」って覚えやすい〜〜。走る走る。回遊魚のようにぐるぐる・・部屋の中を走り回った。どこかで「キノコー!!」って叫ぶ声がする。私が鬼だーー!追いかける!追いかける!!今度はまた逃げる。鬼が瞬時に変わるから、近くにいる人が鬼になったら、命がけで身を翻す。だって、まだ名前覚えてないんだもん。必死だ。ああ、だがしかし、そんな私に目をつけるやつもいる。ぎゃぁぁ・・追いかけられてるぅ。名前、名前、誰かの名前!!えっとーー「なんでー?!!」。「それ、俺・・・・」・・・鬼の名前を叫んじまった・・・そんなこんなで、休むまもなく走り回って、しまいには心臓バクバク、、肩の骨がぎりぎり痛んで、足はもうふらふらでした。うーん。大王は見てるとそんなに走り回るわけでもなく、誰かの背後にいて、鬼に指名されたとたんそいつの背中をしれぇー
ーっと(笑)両手でぽん!してた。
次なるお遊びは「ジップ・ザップ・ゾップ」:やはり輪になります。右隣りを指差せば「ジップ」、左隣りなら「ザップ」、隣りじゃないだれかは「ゾップ」になります。指さされた人は「ジップ」「ザップ」「ゾップ」のいずれかを言って、ほかの人に渡します。「ゾップ」はもらった相手に返してはいけません。また、「ゾップ」の場合は相手に確実に自分だと分からせるように渡すことという注意がありました。(芝居をする上での基本ですね)何回か練習でやって、そのあと間違えた人が抜けていくという形をとりました。最後の5人(6人だったかな?)を目指すというワケ。こーゆー遊びではリズムというかテンポというか、そーゆーのが大事だと思うんですけど、なれない私たちはもたもたやっていましたね。さすがに大王は素早やかったっす。こういうゲームをするとケッコウその人の人間性というか、性格が見えてきたりします。相手をなんとかひっかけてやろうと、顔の向きと手の指す方向を変えるヤツ(往々にしてこーゆータイプは自滅します 笑)、失敗しないことを第一とし自分に回ってきたらとにかく「ジップ」しか言わないヤツ。私は 最後の5人には残れませんでしたぁ。このゲームの途中で遅れて来た「ドリー」。「きみが、この3日間呼ばれたい名前は?」と言われて、もごもごと何か言っている。「どー」「どー」・・・「へ?ど???」「ドリー」と言ったのは本人だったのか、大王だったのか。「よーし、ドリー!」とってもいい味出してるドリーなのでありました。
次にやったのが、「牛タンゲーム」:これも輪になってするゲームです。基本は「牛・タン・牛・タン・牛・タン・タン」。最初の人が「牛」と言ったら、次の人は「タン」という代わりにひとつ手をたたきます。この場合「牛」の時は口で言い、「タン」の時は手をたたくのです。最初の人は「牛」という代わりに手をたたくこともできます。その場合は「タン」を口で言うことになります。これも最後の5人を目指して戦います。このゲームが苦手だったジョンソン。ひっかかっては、「あいたーー」という顔をしていました。その様子があまりに真剣なのでおかしくて。大王が「ちょっとまて。一生懸命になるな〜〜」とツッコンでいました。ジョンソンの不器用でまじめなキャラクターがすごくいいなぁと思いました。
「社長とタレント」:椅子を四角く並べます。今回は一辺がそれぞれ4脚でした。で、各椅子の後ろに一人ずつ立ちます。余った人は適当に椅子に座ります。当然椅子が余ります。椅子の後ろに立った人が芸能プロダクションの社長、椅子に座った人がそこの所属タレントです。タレントのいないプロダクションがでてくるワケです。社長はなんとかしてタレントを確保したい。タレントのほうはよりよい待遇を求めて常に移籍したがっています。タレントがいないプロダクションの社長は、ウインクでタレントを誘います。ウインクされたタレントは席を立ってその社長のもとへ移籍します。しかしタレントを抱える社長も指をくわえてタレントを取られるのを見ているわけにはいかない。他の社長の動きを監察し、自分のタレントが誘われたと思ったらその肩を抑えて移籍を阻止します。(社長は椅子から一歩下がった位置に立つようにします)このゲームでは常に周囲に神経を配っていなければならない。また、タレントを奪われないための反射神経も大切。何より最初抵抗があったのは、初対面の人々の目をじっと見詰めること、さらにその目に向かってウイ
ンクをしなければならないこと。はじめに社長になった私は、ウインクをしなければならない立場だった。げえぇ、、と思ったけど相手の目をしっかり見てウインクしなけりゃ、ゲームに参加できない。どんどんタレントたちが動き初めてから、私もなんとか参加しようとウインクをはじめたのでした。でも今度は自分の所のタレントが席を立とうとしてもその人に対する遠慮からどうしても肩をぐっと抑えることがためらわれ、タレントとられっぱなし。。しばらくやって交代して今度はタレント役、また最後にもう一度社長役をやりました。最後の社長役のとき、大王はタレントだったのですが、もう目つきが他の人と違うんですね。きらきらしてて、さぁ私にウインクしてくれと強烈にアピールしてくる。逆に社長の方がその目に誘われてウインクしているようなカンジでした。このときにはゲームの要領もわかってきたのでタレントを取られるのを阻止することも少しはでき、「やったぁ」「やられたぁ」って感じで楽しかったです。
ウインクキラー:殺し屋が、誰にも気づかれることのないよう人々をひそやかに殺していくゲームです。殺し屋の武器は、ウインクです。全員でお互いの目を見ながら歩き回ります。殺し屋となった人は、目があった相手をウインクで殺すことができます。他のみんなは誰が殺し屋なのか知りません。ウインクされた人はゆっくり数えて5秒後に劇的に死にます。(ここで初めて演劇的要素を使おうと、大王はのたまった)まず全員で輪になって目をつぶって、ウインクキラーとなる人を選んでもらいました。大王に肩をたたかれた人がウインクキラーとなるのです。1回めは2人選ばれました。殺し屋となった人は自分がウインクキラーであることを他の人々に悟られてはなりません。ウインクキラーが誰かわかった人はその場で手を上げます。わかった人が二人になると、それぞれ個別に誰であるかを大王のところへ言いにいきます。二人の答えがそろっていて正解であれば、そのウインクキラーを殺すことができます。ウインクキラーは二人いるので、それぞれが正解であっても別の人だった場合はまたむごくも殺し屋の中へと返されます。(狙われやすくなる
かも!?)まばたきだかウインクだか区別がつなくて、殺し屋でもなんでもない人に殺されるヤツが出てきたりして。相手にはっきりわからせるという意識をもつことの大切さ?のようなものを感じました。そのあと殺し屋が3人になったりして、都合3回このゲームをやりました。
階級当て:大王がなにやら人数分の紙でくじびきのようなことをはじめました。他の人に見せないように、ひとり一枚ずつひくように言われて私がとった紙には「8」と書かれてありました。この時大王の分も頭数に入れてしまっていたのか、紙が一枚余ってしまいました。で、急遽飛び入りでまどかぴあの係りの人が参加することになりました。「トノ」と名乗ってゲーム開始。(ごめんなさい。トノが参加したのはこの時でした。訂正します)紙には1〜21の数字が書いてあって、「1」が一番エライ人、「21」が一番したっぱです。みんな自分の番号以外知らずに部屋をうろつき、互いに挨拶やらしながら、相手が自分より上か下か、判断していきます。8番って、、なんだかビミョーなところだなぁ・・。真ん中よりはちょっと上。。それをどうやって態度に表せばいいんだろう・・。「こんにちはー」と下げる頭をそう深くもせず、「調子はどうですか?」などと聞かれると、「ぼちぼちですねー」と答えたりする。ううーー、今話してるこの人は自分より、上なのか、下なのか・・。お互い探りながらどんどん相手を代えて話していく。「1番」は鼻 持ちならない感じでやたら威張りまくってるアイツかな?「21」は、あのやたらと土下座しまくってるアイツに違いない。。難しいのは中間部だよなぁーー。あああ、全然わかんねぇーよ、などと考えているうちにタイムアウト。「一番は誰だと思う?」など大王が聞いて、みんなで参加者を並べていきます。フタをあけてみると「なんでオマエあんなにいばってたんだよー」ってヤツが出てきて、非難ごうごう。(笑)私は実際よりかなり下の方に見られていました。初対面の人に弱い性格が出ていたかもしれませんねぇ。(トホホ)
この日最後のお遊びはフルーツバスケット:といっても、フルーツの名前を言うのではなく、たとえば「今朝パンを食べてきた人」という具合に当てはまる人がいそうなことを言います。誰もいなかったらその人はアウトです。また「ひげにドライヤーをかけてセットする人」というように、絶対に一人しかいないというようなものはダメです。(この場合大王ひとり!!この例もモチロン、大王自らがおっしゃたことです。笑)たまたま、それが一人だったというような場合はOKです。3回アウトになったら「オリジナルソング」を披露することという、なんともヘビィな(笑)ペナルティが課せられました。いやだ!!そりだけわ、なんとしても阻止しなければっ。悲壮な決意を持って臨んだ5回戦。1、2回戦は、去年も参加してひそかに特訓を重ねていたという都城から来たイズミが、オリジナルソングを披露することに。(笑)そのあと本当に中学生のころ自分で作ったという歌を披露した黄レンジャー(黄色いTシャツを着ていた。笑 わかりやすい)、すごいキレ方で踊り歌ったジャクソン。よし、あと一回
誰かオリジナルソングを披露すればよいわけね。私はリーチがかかっていた。。「えっとーー。。」(なんて言おう、なんて言おうーーーーっ)オリジナルソングに怯えるあまり、言って自滅した・・「歌のテストが苦手だった人〜〜」くすん、くすん。みんな得意だったのね、、、。かくして歌の苦手な私がトリでオリジナルソングを披露するハメになったのでありました・・・・・。
おまけ
初日のお遊びは以上です。
これに時々タバコ休憩なんぞ入れながら(「みんな必ず一服するように!」というので、笑っちゃった)展開されました。
「明日、みんなで飲みに行こう!!」と大王が言っていました。
21:00に終わって、この日私はホテルを取っていたので、(できれば、今日行きたいなーー)などと思っていたのですが、
誰かを誘う勇気もなく、中洲の街をうろつき、いいかげん疲れ果てたところで、思い切って居酒屋に入って、一人打ち上げたのでありました。
この日のメニュー 生ビール ザル豆腐 ホルモン鉄板焼き めかぶ酢 雑炊
腹ごしらえを済ませた私はホテルまで歩いてもどり、ホテルの部屋を間違えて、他人の部屋ににカギを突っ込んでガチャガチャやり、中にいた男の人から「おーーーい」と言われてしまった・・・(汗
安ホテルの夜はさびしくふけていく・・響いてくるぜ。隣りの部屋のテレビの音・・・

手前から、イズミ、ナオ、キノコ(私)
2日目4/15(土)
朝〜〜。昨日バスに乗り込む前にトキ●別府店で昼食用に買い込んでおいたスコーンが余っていたので、それを食べてホテルを後にした。今日は大分に帰るので大荷物だ・・。うぐぐ。肩がイタイ・・。小雨模様のなか西鉄駅まで歩いて、電車にてまどかぴあのある春日春まで。そこからまた歩いてまどかぴあへ・・。うーー。福岡駅のコインロッカーに荷物置いてくりゃよかった・・。
でも!今日は朝から夕方まで、一日中芝居にかかわれるんだなと思うとなんだかうれしいぞ。
名前タンタン
輪になってするゲーム。全員で2回拍手のあと、「自分の名前+誰かの名前」を言う。名前を言うときには手をグーの状態にして親指を立て、自分の名前+右手、誰かの名前+左手という具合に立てた指を外に向ける軽いゼスチャーがつく。自分の名前が呼ばれるとリズムを崩さないように「自分の名前+誰かの名前」をやるわけだが、この時直前の人に返してはならないというルールがある。やはり3回つまった人は抜けるというやり方で、誰かにリーチがかかるとみんながわざとその人に回すようにしたりして、なかなか笑わせてもらった。「さー、みんな〜、誰を狙えばいいか、わかってるな〜〜?」「ひぃぃ〜」てなもんである。
ピンポンパン
3人一組で「ピン・ポン・パン」を作る。やはり輪になって行う。指された人の左隣りの人が「ピン」、右隣りが「ポン」、指された本人が「パン」と言うのである。「パン」をいうと同時に次の誰かを指差します。自分の右隣りの人が指されたなと思ったら、すかさず「ピン」と言わなければならない。思わずきょろきょろしてしまう。「ぴっ、ぴん?」「あ・・ぽんっ!!」てなカンジで結構笑えます。