夕方頃起きて手と口を何度も洗おりましたわ。ほんでは、ベットの中で昨日オノレのしたことを思い出してときどき泣きながらうずくまっとったんや。わいはホンマに汚らわしいことをしてしもてたんや。
昨日は昼前に起きてクリニックに行ったんや。もうクリニックに行くんは止めよう思っとったんやけど、オノレでもよう分からへんけどまた行ってしもたんや。このまんまでは自殺できるだけの睡眠薬はくれそうもあらへんし、ぼんやりとやけど、そやけどアンタ首を吊ることを考え始めとったんに・・・。
クリニックでは、前回と同じような診察を行おりましたわ。
わいは、
「薬を飲んや日は比較的よう眠れはる」
と言うたんや。症状がちびっとは改善していなければいけんとおもたからや。それに、先生はちびっと体調が悪いようで、いつもの優しい笑顔がちびっとぎこちへん様子やったんで。
診察が終り待合室に出たときに、先生と受け付けの女性の話し声が聞こえてきましたのや。ようは聞き取られへんかったのやけど、受け付けの女性が先生に、「いけるやろか」とか「わてもけっこう多いほうなんやこれがホンマに」とぬかしておりましたわ。先生は、「さっきも換えたんやけど」とか「下腹部が重苦しい」とぬかしておるのが聞こえたんや。そのとき、瞬間的に隣のトイレの三角形のごみ箱が頭に浮かんだんや。
わいは受け付けを通り過ぎ、トイレに入ったんや。ドアをロックして隅にあるごみ箱を見たんや。リュックを下ろして、またドアのロックを確認しましたわ。ちゃんと鍵がかかっとりまんねん。ちびっと興奮して息が乱れとったんや。深呼吸して気持ちを整えまんねん。ごみ箱の蓋を開けてんだんや。大人の拳よりもひとまわり大きなトイレットペーパーに包まれた塊が1つだけ入っとったんや。取り出して包みを開けてみまんねん。ナプキンが包まって入っとったんや。またトイレットペーパーで包みなおして、リュックに入っとったビニール袋に入れはりました。それをリュックに収め、便器の水を流しましたわ。ほんで、わいはできるだけ無表情でクリニックを出たんや。
アパートに帰ってすぐにビニール袋を開けたんや。ナプキンにタンポンが包まっとったんや。鼻を近づけてみると、まだ生暖かいな感じがしてチーズのような匂いがプーンとしまっせ。タンポンの血の付いたトコを指でいろてんだんや。手が震えまんねん。赤黒い血が指に付きましたのや。わいは指をそっと舐めたんや。綺麗な先生のアソコから出た血を舐めとる、そう思たらもんごっつ興奮しまっせ。わいは勃起しとったんや。ナプキンをよう見ると、先生の短い陰毛が1本ついとりまんねん。それを取って舌にのせたんや。いそいでズボンとパンツを脱いでベットに横になったんですわ。仮性包茎のわいのペニスは先のほうしか皮が剥けてへんねん。ペニスを数回擦ると、もうイキそうで透明な液体が出てきましたのや。擦るのをいったん止めて、透明な汁が染み出たペニスにタンポンを絞って血をなすりつけたんや。ペニスに先生の血がつきましたのや。先生の血がついた仮性包茎のペニスはぬるぬるで、皮を剥いてもうても痛くおまへん。ナプキンで血の付いたペニスを包んで上下に動かしまっせ。先生の血がついたナプキンは柔らかうて温かうてどエライ気持ちがええや。女の人の中にソーニュー(うひひひ...おっとカンニンや)するんちう、こないな感じかも知れんと思おりましたわ。上着も脱いで裸になったんですわ。タンポンを胸に擦り付けまんねん。固くなりよった乳首にも血がつきましたのや。ペニスを擦りながら乳首をいじるともう死にそうになったんですわ。頭はぼうっとしてんんに気持ちは興奮して、オノレを押さえられなくなったんですわ。タンポンを直に舌で舐めてんだんや。ほんで舌先で陰毛を転がしまっせ。タンポンを絞ってみると、先生の血がちびっとだけやけど、そやけどアンタ出てきまんねん。その血も口に入れはります。すぐには飲み込いっちゃんはじめに、舌で口ようけに広げまんねん。先生のアソコの匂いがわいの中に広がるんや。もう我慢できなくなったんですわ。血だらけの乳首をいじるとぜええんぶひとつのこらず剥けたペニスがビクビクと上下に動きまんねん。タンポンを口に咥えて、乳首を左翼手でいじりながら、ペニスを右翼手で擦ったんや。自然に喉の奥から声が出てしまいまんねん。右翼手をすばやく数回動かすともう絶頂に達しましたわ。その瞬間口の中の先生の血と陰毛を飲み込んだんや。お腹の上にわいの精液が飛び散るんや。体中、先生の血とわいの汗と精液でベトベトや。お腹に飛び散った精液を広げて乳首に塗りたくったんや。精液と先生の血でぬるぬるの乳首はまだ敏感で、乳首を撫でると射精しおわったペニスがビクンと動きまんねん。先生の血が混じった精液を指やくって舐めたんや。わいと先生が一体になりよったような感じがしまっせ。ペニスはまだちーとばかし硬かったんやけど、そやけどアンタ、皮を元に戻して亀頭を覆おりましたわ。
ベットから立ち上がってバスルームに向かおりましたわ。バスルームについとる鏡にわいの体が映ったとき、どエライ気持ち悪うなってその場で吐きましたのや。胃の中から先生の血が出てきまんねん。ぜええんぶひとつのこらず吐き出したうて胃が痛なるくらい吐きましたのや。そのとき、わいの顔は涙と鼻水でグチャグチャになっとったんや。いそいでシャワーで全身を洗い、ボディーソープを空になるまで体に振り掛けたんや。バスルームから出るとベットの上の先生のタンポンとナプキンをホら、先生の血が染み込んでしもたシーツをベットから剥ぎ取りそれもホッときましたちうわけや。
わいはホンマに汚らわしい存在や。生きててはいけへん存在や。先生のような人にとちう、わいはなんの価値もへん人間や。価値があらへんだけでなく、先生を汚したクズや。わいはぜぇぇぇったいに死にまんねん。ぜぇぇぇったいに・・・。
あと39日。
昨日日記をアップロードしてから、なんであのことを書いてしもたんやろうと思て、今日はずっと後悔してるんや。なんでアップロードしてしもたかオノレでも分からしまへん。更新せなぜぇぇぇったいにどなたはんにも知られへんかったことやのに・・・。もしかしたら他人から、「お前はクズ野郎だ」とか「気持ち悪い」と言われることで、死ぬまでの僕のアイデンティティにしたかったのかもしれません。僕はもう何があっても死ぬことに決めました。
なんでやろかわいもよーしらんが涙が出てきましたのや。日記を書くのがどエライ辛いや。
あと38日。
一昨日の日記を消そう思ったんやけど、やっぱり止めたんや。
わいは、本日この時までオノレに嘘をついて人生を送ってきましたのや。楽しないんに楽しいと思て込もうとしたり、悲しいんに悲しない思おうとしてきましたのや。悲しいオノレや寂しいオノレを許してしもたら、生きていくことが辛すぎるさかいや。
そやけど、もう嘘はつきとうないや。悲しうても寂しうても他人から嫌われても、そらぜええんぶひとつのこらずホンマのわいや。オノレと向き合うんはもんごっつ辛いけど、死ぬときくらい正直になりたいや。
あと37日。
生きていればええこともあるんや、そないな言葉は嘘や思うで。
オノレをごまかしながらまた1年生きてしもたんや。別世界のように楽しそうな、大晦日から正月にかけてのテレビ番組も今年は見まへん。寂しい気持ちをごまかす必要はもうおまへん。
あと36日。
起きたとき、ねきで正月のあいさつをしてんが聞こえてきましたのや。わいは、ベットの中で実際に死ぬときのことを考えとったんや。
地図で確認した山奥に入っていき、適当な木を見つけまんねん。縄で首が入るくらいの輪をつくり、太い枝にかけまんねん。何ぞ台になるもんを探し、それに乗って輪の中に首を入れはります。目を閉じ台を蹴ちう、数分経てば終りや。
もう苦しまんと死のうとは思いまへん。綺麗に死のうとも思いまへん。ただ確実に死ねればほんでええや。
あと35日。
人間が生きとるちうことは、中枢神経の機能が働いとるちうことや。中枢神経の機能が停止したら、実質的に人間は死にまんねん。ただそれだけのことや。脳が停止した人間はなあんも考えしまへん。地獄や天国は、人間が作り出したもんや。どないな哲学や宗教も死人には関与しまへん。やからこそ死に救いがある思うで。
死んで楽になること、それがわいのたった1つの望みや。
あと34日。
死への恐れは本能的なもんかもしれしまへんが、わいには恐れはおまへん。死を恐れるんは生きる意思を持っとる人だけや思うで。生きとったいさかい、死を恐怖するイメージとしてとらえるのや思うで。
イメージするっちうこと、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は脳の活動を突き詰めて考えていくと、刺激の最小単位としての神経になるんですわ。神経は神経細胞とシナプス、それに伝達物質で説明できまんねん。考えることや感じること、記憶するっちうこと、見ること、聞くこと、匂いを嗅ぐこと、体を動かすこと、ずぅぇえええぇぇええんぶの機能の最小単位は神経や。刺激は、神経細胞の中では電流として伝わり、シナプスでは伝達物質が伝えまんねん。
そういった神経の集まりとして人間の思考がつくられとると考えると、そこには神や宗教は存在せんように思えまんねん。細胞が何ぞ考えて働いとるわけやおまへん。人間はたやら機能の集まりや。
わいは、死は恐怖ではおまへん思うで。
あと33日。
ホンマやったら、明日はクリニックに行く日や。そやけど、もう行くことはでけしまへん。先生には会いとうおまへん。会えるはずがあらへんんや。トイレのごみ箱を掃除するっちうときに、中身がなくなっとるのを不信に思うとるかもしれしまへん。わいが持って帰ったことを察してんかもしれしまへん。
ホンマはそないなことやのうて、わい自身の問題や。睡眠薬をもらうために先生を騙してしもたし、オノレ勝手な欲望のために先生を汚してしもてたんや。
明日からは、首を吊るための縄や山を登るための用具を揃えていこう思うで。
あと32日。
あの場所をインターネット上の地図で確認しましたわ。大雑把な位置しか分からしまへんやったが、ある程度特定できましたのや。もっともっともっともっともっともっともっともっともっと詳細な地図が必要や。死ぬトコは、スキー場やキャンプ場から離れた場所やないとあきまへん。死んやぐに発見されとうないやから。できればどなたはんにも知られんと消えてしまいたいや。
あと31日。
自殺決行日まであと1ヶ月や。
なんとなく100日あれば準備が整うやろな思っとったけど、ほとんど準備らしい準備はできてへんねん。部屋にあった余分なもんをホッたくらいです。オノレがホンマに情けのうて汚らわしうて生きる資格があらへん人間やと改めて分かっただけやった。
明日はあの場所の地図を書店に買いに行きまんねん。
あと30日。
よりどエライ昔、睡眠薬の本を探しに行った書店に行ったんや。午後の早い時間は客があんまりおらへんので本を探し易いや。
あの場所の地域の地図はあんまりあらへんかったんですわ。温泉やスキー場やらなんやらの観光地を紹介する地図は多いのやけど、あの場所のようにほとんどなあんもんところの地図はちびっとのや。
そやけど、1冊だけ25万分の1と10万分の1の2つの縮尺が載っとる地図がおました。その地図にはバス停の場所も載っとったんや。ごっつう山奥までバスが通っとるようや。
電車の時間を調べるために時刻表もこーたんや。電車は、都市部からあの場所の地域に行くもんは、朝はよに2本と夕方に2本の計4本しかあらへんかったんですわ。そやけど、場所を確認してくるだけやったら充分や。それに、決行日には帰ることは考えなくてええから。
あと必要なもんは防寒具や。大学を辞めてからはまるっきし服をこーておらへんし、あんまり外に出ぇへんので新しく買う必要もあらへんかったんですわ。アパートに帰ちう、押入れにしまいっぱあらへんしやった衣装ケースを出してんだんや。虫に食われておらへんか心配やったが、数年前にこーてほとんど着ておらへんフード付きの厚手のダウンジャケットが綻びもなく入っとったんや。手袋はコンビニで買えるし、靴はスニーカーで充分や思うで。
これで下見に行く準備がとりあえず整おりましたわ。
あとは、ホテルを探して予約を入れなければならしまへん。インターネットでホテルを探してんだんやけど、どれも観光用のホテルらしく、駅からごっつう離れとりまんねん。もう1度本屋に行ってホテルが紹介されとる本をこーてこなならへんようや。
あと29日。
今日は土曜やから午前中に昨日の書店に行ったんや。休日の午後は客がようけなるさかい。
タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン2泊するっちうことになる思うさかい、料金の安いホテルがようけ載っとる本を探しましたわ。
目的の本はすぐにめっかりたんや。ビジネスホテルやカプセルホテルだけが載ってて、ホテルの地図まで付いとりまんねん。
その本の中から、駅からねきて料金が比較的安いホテルを2つ選んだんや。
1つ目のホテルで予約がうまってても、2つ目がおます。どちらのホテルもシングルルームが百室以上あるんで、わいのような人間が泊まってもタブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン怪しまれんと思とります。それに、どちらもチェーンらしく東北地方のぜええんぶひとつのこらずの県にホテルがおます。こないな風なホテルやったら従業員は事務的に接するだけのような気がしまっせ。事務的に接するだけやったらまだ気が楽や。
明日はホテルの予約をするために電話をしたろおもて思とります。
あと28日。
午後3時頃、予約するためにホテルに電話をしましたわ。
クリニックに電話をしたときのように、ぬかすべきことを予め紙に書いておいたんや。昨日買ったホテルの本に予約の方法が載っとったさかい、だいたいのことは分かっとりまんねん。そやけど、1人でホテルに泊まるんは初めてやし、もちろん予約をぶちこむのも初めてや。わいが予期するっちうこと以外のことを聞かれるかもしれしまへん。もんごっつ恐かったや。今回も、何度かぬかすべきことを口に出してぬかしてんだんや。
ホテルの電話番号を間違いまへんために、1回目にホテルの電話番号が電話のディスプレイに表示されるようにして番号を押し、発信音が鳴る前に受話器を置き、
2回目にリダイヤルして電話番号が間ちごておらへんことを確認しましたわ。
3回目にもう1度リダイヤルしてホテルに電話をかけたんや。今度は発信音が何度か鳴っても、クリニックのときのように途中で電話を切ってまうことはしまへんやった。こら死ぬための儀式みたいなことやとオノレに言い聞かせてあったさかいや。たしか3回目のコールのときに、
「ホテル○○でおます。お電話下さりまいどおおきに」
と、丁寧やけど、そやけどアンタごっつ事務的な声でホテルの従業員が電話を取ったんや。わいは、ちーとばかしやけどもってしもたんやが、ゆっくりと予約を入れたいことを告げたんや。相手は宿泊する予定日を聞いてきたさかい、わいは今月の18日と19日に泊まりたいことを言うたんや。幸いなことにその日はまだ部屋が空いとったんや。ほんで、相手は、宿泊する人数とホテルに到着する時刻、自動車で来よるんかどうか、ウチの名前と電話番号を聞きましたのや。わいはメモに書いてあることをできるだけ冷静に言うたんや。ホテルの従業員は、予定がかわったときは連絡をぶちこむように言い、事務的にお礼の言葉を言うたんや。相手がまだ電話を切ってへんかったのでわいも電話を切らへんどったけど、こないなときにはわいの方から受話器を下ろすもんや思ちう、ちびっと間があいてしもたけど電話を切ったんや。
これで下見に行く準備がずぅぇえええぇぇええんぶ整おりましたわ。下見に行くまでの間に縄を用意したろおもて思とります。
あと27日。
『完全自殺マニュアル』の首吊りのページを読み返しましたわ。よりどエライ昔読んだときに、重要な箇所は赤いポールペンで線を引いておます。
首吊りに使う縄は、「なるべく柔らかく首にぴったりとフィットするもんを選ぶこと」と書いておます。切断力のあるもんは首を切り落とす可能性があるとも忠告されとりまんねん。車の牽引用ワイヤーをつこうたときに首が切り落とされるんは、わいでも容易に想像できまんねん。針金のようなもんは使いとうないや。死んでから首が切り落とされるんやったらええけど、意識が無なる前に首が切り落とされるんはやっぱり嫌や。それに、切断力のあるもんをつこうた場合、首を切り落とされるのを想像してもうて、直前になって死ぬのをためらうかもしれしまへん。
柔らかうて強い縄を使うて確実に死のう思うで。
膝が地面についてても死ぬことは可能やとも書いておますが、その状態ではオノレで体重をかけて首を絞めなければならへん思うで。死ぬちう強い意思がなでけへんでっしゃろ。何度もシッパイしてんわいのような情けへん人間には、どエライそないなことはでけしまへん。
足が地面につかいないほどの高さに縄をかけなあかんのや思うで。
あと26日。
今日は下見に行くための荷物をリュックに詰めたんや。必要最低限のもんしか持っていかへんことにしまっせ。タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブンあの場所は多少は雪が積っとる思いよるし、長い距離を歩かなならへんでっしゃろから。ダウンジャケットを探したときに出てきた軍手も持っていくことにしましたわ。高い木の枝に縄をかけるときに必要になる思うで。
2泊するんで替えの下着もリュックに入れはりました。
ホンマはあないな遠いトコには行きとうない思っとりまんねん。外に出とうないや。そやけど、この部屋の中では首を吊って死ねんと思とります。部屋の中の高いトコには縄をかける場所があらへんやし、足がつくような位置では無理や思うで。嫌でもあの場所に行く必要がおます。電車と新幹線に乗るだけのことや。
あと25日。
今日は縄をこーてこよう思ったんやけど、雨ちゃんが降っとったので止めたんや。大工道具や雑貨を扱っとる店はごっつう歩かなならへんさかい。
ねきにも雑貨屋はおますが、小さな店やから入った途端に店員に声をかけられてまう思うで。距離は離れとるけど大型店やったらば、ウチが尋ねへん限り店員が声をかけてくることはおまへん。それに大型店やったらば、買った品物を何に使うか聞かれることもんといてしょうさかい。
雨ちゃんの音を聞きながら、ぼうっと心の中の闇について考えとったんや。心の闇はオノレでもよう分からへんもんや。触れてはいけへんもんかもしれしまへん。それに直面してしもた人が、猫を殺したり小学生の首を切ったりしてまうんかもしれしまへん。もし、どなたはんでも心の中に闇の部分を持っとるのやとしたら、ほとんどの人がそれに気づいておらへんのや思うで。
わいは、もうオノレの心の闇からは逃げられへん思うで。
あと24日。
昨日、心の闇について書きましたのやが、わいはどなたはんも傷つけとうおまへん。そやけど、わいの中にも神戸の事件のようにどなたはんかを傷つける要素はある思うで。
道を歩いててどなたはんかにアホにされ笑かれとると感じると、そいつを殺してやりたくなるんですわ。心の中でそいつを何度もしばいたり蹴ったりしまっせ。そいつの笑い顔や声を消そうとしまんねんけど、心の中で何度しばいても蹴っても嘲笑されとる感じは消えしまへん。
きっとわいも酒鬼薔薇と同じ心の闇を持っとる思うで。やけど、どなたはんも傷つけとうないし、傷つけられはったくおまへん。そやけど、わいが生きていくとどなたはんかを傷つけてまうし、オノレも傷ついてまう。この前もオノレ勝手な欲望のために先生を汚してしもてたんや。わいはオノレの心の闇に耐えられしまへん。
やっぱり死はたった1つの希望や思うで。
あと23日。
今日、縄をこーてきましたのや。一昨日書いた店やのうて、その途中にあるスポーツ用品店でこーたんや。郊外の大型店だけあって様々なもんが揃っとる店や。
ほとんどの客はスキーやスノーボード用品のトコにおったさかい、数人の店員も客の接待でそちらにおりましたわ。そやけど、客自体あんまりいへんかったさかい、いつ店員に声をかけられはるかどエライ心配やった。店員がわいのほうに来そうになると、買うもんを選んどるそぶりをして別の場所に移動しましたわ。
柔らかうて強い縄を探しましたわ。わいが求めとった縄はアウトドア用品のトコにおました。白い色の強い縄や。素材はよう分からしまへんが、これやったら人間1人分くらい楽に吊り下げられはります。タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン首を吊っとる途中で切れる心配はないと思とります。
万一のことを考えて3本こーたんや。
1本は下見に行くときに持っていくつもりや。
あと22日。
昨日買った縄で輪を作り、その輪の中に首を入れてんだんや。
縄を持ち上に引っ張ると輪がしまるんや。ズズッちう縄の擦れる音が耳の下の方で聞こえまんねん。確実に首が絞められとりまんねん。気管が絞めつけられて息ができなくなるんですわ。ちーとの間して手を放し輪を緩めたんや。
実際の場面では、あのまんま意識が遠くなっとったはずや。タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン苦しい思うかもしれへんけど、痛みはほとんどあらへんかもしれへんなと思てたんや。たとえ痛みがあったとしたかて、死に身を委ねてまえば痛みは感じんと思とります。
輪を作ったまんまの縄をリュックの中に入れはりました。
あと21日。
リュックの中には首を吊るための縄が入っとりまんねん。
首吊りは、自殺するためのぜぇぇぇったい的とぬかしてええくらい確実な手段や。この世におぎゃあいうて生まれてはじめて手首にハサミをあてたときも同じような感覚やった。「これで死ねる」思うと、どエライ楽な気持ちになっとったんや。そやけど、そら幾度かシッパイしてしもてたんやが。
今度は確かに死ねる思うで。自殺が性交...ひひひ,ウソや,成功するイメージをちゃんと持つことができまんねん。
下見に行ちう、そのイメージをより強固なもんにしたい思うで。
あと20日。
明日持っていくもんをもう1度確認しましたわ。
リュックの中のもんをぜええんぶひとつのこらず出して1つ1つ確認していきましたのや。新幹線と電車の時間もメモと時刻表を突き合わせたんや。新幹線に乗る時間は空いとるときに合わせておます。新幹線を降りてから、また電車に乗らなならしまへんが、地方の路線やからタブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブンそないに混んでおらへん思うで。もしかしたら、予約を入れたホテルの手違いでわいの予約が取り消されたりしてもうておるかもしれんと思い、ホテルが紹介されとる本も一緒に持っていくことにしましたわ。ノートファミコン...おっとちゃうわ、パソコンは持っていかへんことにしましたわ。ホテルに通信するための設備があるかどうか分からへんので。財布の中のお金も確認しましたわ。往復の交通費と2泊分の宿泊代、それとは別に3万円を銀行のATMで下ろしてきましたのや。財布を落としたときのために、財布とは別のトコに1万円を入れておいたんや。すでに明日着ていく服をベットの横に置いておます。目覚まし時計もセットしておます。ホンマにずぅぇえええぇぇええんぶの準備は整っとりまんねん。
もんごっつ憂鬱やけど、そやけどアンタ、死に場所を確認するための下見や。本心は、どこにも行きとうないしなあんもしとうないけど、これをやらな死ぬことがでけしまへん。死んやら苦しみは終るんや。悲しみもなくなるんですわ。もう孤独を感じなくてもええねん。明日やることは静かに死ぬための儀式や。
あと19日。
目覚し時計が鳴る前に目が覚めたんや。アラームをセットした時刻よりも1時間も前や。ちーとの間ベットの横に置いてあるリュックを陰鬱な気分で眺めとったんや。行きとうない、なあんもしとうない思うけど、決行日はどんどん近づいてきまんねん。今、行動せな死ぬ機会を逃してしもてさいです。いろいろと考えてまうから、何ぞ感じてまうから苦しなるのやと思て、「なあんも考えへんように、なあんも考えへんように」と何度もオノレに言い聞かせてベットから這い出たんや。
昼近い時間の空いとる電車に乗り、新宿まで行ったんや。新宿から中央線に乗り換え、東京に行きまんねん。新宿よりも遠い場所に行くんはもんごっつ久しぶりや。中央線は先ほどまで乗っとった電車よりも混んでおりますわ。ドア側に毎日毎晩壱年中立ってて、なるべく窓の外だけを見るようにしとったんや。同じ車両に乗っとるほとんどの人がわいを見とるような気がしてまうからや。そのヤカラはわいを見て薄笑いを浮かべてアホにしてんような気がしまっせ。やけど、もう心の中でそのヤカラを攻撃するようなことはしてへんねん。心に受けた傷を他人を攻撃するっちうことでごまかすことは、もうしとうおまへん。ごまかすんはわいが弱いさかいやし、アホにされとる思うんは他人が恐いさかいや。ホンマにアホにされて笑かれとるんかもしれへんけど、わいは暗うて気持ち悪うて醜い姿と心をしてんやからしょうがおまへん。中央線に乗っとる間は、なあんも考えずなあんも感じへんようにしとったんや。
東京駅に着いたら、電車を降りてホームの人込みが捌けた後でエスカレータに乗ったんや。新幹線の乗り換え口まで壁伝いに歩きまんねん。ホンマに人がようけて、その中に入ってしもたら、タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン気分が悪うなって吐いてまう思ったんで。どないかして乗換え口までたどり着き、自動券売機で乗車券と特急券をこーたんや。
新幹線では、1号車と2号車の間のデッキにずっとおりましたわ。はじめは席に座ろう思ったんやけど、途中の駅で乗ってきた人がわいの隣に座るかもしれんとおもたので止めたんや。
1時間半以上新幹線に乗り、また電車に乗り換えたんや。地方の路線やから乗車客はちびっとのや。そやけど、ここでも新幹線のときと同じ理由でデッキにおりましたわ。雪が深く積っとることやけが心配やったが、電車の中から見た限りでは、山の中でも薄く積っとる程度やった。これやったらスニーカーでもいけるさいです。気温もあんまり低ないようや。
1時間以上電車に乗り、やっと予約したホテルのある街に着きましたのや。いかにも地方都市ちう感じで駅は古そうで、その周辺の建物も薄汚れとりまんねん。
空が暗くなり始めとったさかい、メモを出してすぐにホテルを探しましたわ。予約を入れたホテルは簡単にめっかりたんや。駅から1分もかからへん、ホンマに近いトコでした。予約の電話を入れたときにホテルの従業員に伝えた到着予定時刻よりも
1時間もはよ着いてしもたけど、ホテル側が定めたチェックインの時刻よりもとろいさかい、特に問題はないと思おりましたわ。多少緊張しながらフロントに予約をしとったことを伝えまんねん。フロントの人は、到着予定時刻よりもはよ着いてしもたことについてはなあんも言わへんし、用紙に名前と住所と電話番号を書くように言うたんや。
部屋のキーを渡されてシングルルームに入り鍵を閉めたとき、今日1日分の疲れがどっと出て、ベットに腰掛けたまんまちーとの間なあんもでけしまへんやった。頭の中が小刻みに震えとるような感じがしましたわ。
今日はオノレの感情を殺して行動しましたわ。なあんも思いまへんようにしとったんや。何ぞ思うても、その感情をシカトしとったんや。もんごっつ辛かったんやけど、これも死ぬためには必要や。感情を解放してしもたら、決行日にはぜぇぇぇったいに死ねへんような気がしまっせ。
やっとホテルまで来よることができましたのや。明日はあの場所を確認しに行きまんねん。
あと18日。
ホテルではあんまりよう眠れしまへんやった。毎日毎晩壱年中とちゃうベットや枕、部屋の匂い、部屋の雰囲気、空調の音、廊下を歩く人の足音、笑い声、カーテンから微かに差し込む暗い光、そないなもんずぅぇえええぇぇええんぶのためになかいなか寝付けまへんやった。
やっと眠りに入っても、嫌な夢を何度も見て目を覚ましてしもてたんや。いくつかの夢は起きた瞬間に忘れてしもたんやが、2つだけははっきりと覚えとりまんねん。
1つは、わいがクリニックから汚物を持ってきたのをようけの人が知ってて、笑かれる夢やった。
「あいつ、タンポンをぱくった奴だ」
わいを取り囲んでみんながわいを嘲笑っとりまんねん。数人の女性は、「最低」とか「死んやほうがええ」とぬかしておりますわ。わいはどエライ恥ずかしうて情けのうて、その場から立ち去りたい、消えてしまいたい思っとるんやけど、どないしたかて足が動きまへん。「かんにんしてや、かんにんしてや、かんにんしてや」と何度も謝るんや。ほんでも消えへん笑い声と冷たい視線で心が張り裂けそうになりよったときに目が覚めたんや。
もう1つは、離婚する前の父と母が喧嘩をしてん夢や。母が父に言おりますわ。
「子どもがいなければ、あんたなんかとはとっくに別れとった。やっぱり堕ろしたらよかった」
まだ小さいわいは台所の隅でうずくまっとったんや。父と母はどちらがわいを引き取るかでもめとるようやった。わいは、暗い台所の隅で死にたい思っとりまんねん。包丁を取り出して喉にあててんだんや。そやけど、父も母も気づいてくれしまへん。そのときのわいは、なんでやろかわいもよーしらんが成長した今の姿やった。恐怖に震えながら喉に包丁を突き刺していくトコロで夢が終ったんや。
朝5時にセットしておいた時計に起こされ、吐き気がする程の頭痛がしたんやが、ほんでも身支度を整え、昨日、駅のコンビニでこーてきたパンをちびっとだけ食べたんや。
ホテルを出ると、肌の内側に入り込むような冷気を顔に感じまんねん。ここではまだ雪は降ってへんかったけど、あの場所はもう雪が降っとるかもしれへんなと思てたんや。電車は2両しかいなうて、客も十人くらいしかおらへんようやったんで席に座ったんや。
目的の駅には3時間半以上かかったんや。心配しとった雪は降ってへんねんやったが、刺すような冷たさがおます。一面に薄っすらと雪が積っとりまんねん。
バスはあと3時間待たなけぇへんねんうやから、歩いて行くことにしましたわ。コンビニで買った手袋だけでは寒さをしのげへんし、その上に軍手もはめたんや。震えながら国道に沿って歩きまんねん。車はほとんど通らず人にも会いまへん。もんごっつ寒いけど、他人の視線を気にせんでええんはどエライ楽やった。きっと道をちびっと外れれば、どなたはんにも気づかれんと死ねる場所はなんぼでもありそうや。ここに来よるまでどエライ辛かったんやけど、やっぱり来て良かったな思うで。歩くたびにザクッと雪が潰れる音がしまっせ。その音だけを感じながら、ただ淡々と歩きましたのや。
国道を逸れて山道に入るんや。山道は足跡も車の轍も付いてへんねん。国道よりも多少雪が積っとりまんねん。スニーカーはもう濡れて湿っとるのを感じるけど、かまわず歩きましたのや。歩いとるときはほとんどなあんも考えしまへんやった。無理に考えへんようにしとるんではのうて、どなたはんにも会いまへんし、わいを嫌な気分にさせるもんはなあんもへんかったからや思うで。ただ17日後のためだけに歩いとるちう感じやった。
2時間くらい山を登ったとき、視界が開け、遠くにダムが見えたんや。白い山に囲まれたダムが見えまんねん。そのとき、わいはここで死ねるゆう確信が持てたんや。ここでやったらどないに醜い死に方をしたかてええ思えたんや。
リュックからロープを取り出し、太い木を探しましたわ。実際はもっともっともっともっともっともっともっともっともっと道から逸れて奥に入るつもりやけど、そやけどアンタ、今はまだ死なないんで、あんまり奥に入って道に迷いとうないさかい、この場で縄を木にかけてみることにしましたわ。ちーとばかし道から外れ森に入ると、光が遮られ道から見たより暗い印象を受けまんねん。どの木も太うて、人間1人を吊り下げられはるくらいの枝をつけとりまんねん。定めた木の強さを確かめるために、手で押してんだんや。枝に積っとった雪が落ちて、わいに降りかかってきましたのや。縄を投げて2メートル半くらいある高さの枝にかけようとしたんやが、あんじょういきまへん。木に登って縄をかけることにしましたわ。何回かシッパイし枝に足をかけることができましたのや。おもた以上に枝がしなり、折れてまうんちゃうかと心配になたったんやけど、弾力があるほうが木は折れにくいとどこぞで聞いたことを思いやし、そのまんま縄をかけたんや。縄が解けへんようにして輪のトコに手をかけぶら下がってみまんねん。枝が折れなければここでも死ぬことができまんねん。わいがぶら下がり揺さぶってみても、枝はしなって曲がっとりますが、折れる気配はあらへんかったんですわ。
着地し、輪を見上げまんねん。今、ここで死ぬことができる思うと、輪の中に首を入れてしまいたくなったんですわ。恐怖はまるっきし感じてへんねん。ムカシからの辛うて悲しうて孤独やったオノレを終りにできまんねん。オノレにもオノレの周りにも何の価値も見出せへんかったし、これっぽちも明るい未来をイメージするっちうことさえでけしまへん。やから、消えてしもたほうがええ。ずぅぇえええぇぇええんぶを終わりにしてしもたほうがええ。
そやけど、そのときは輪の中に首を入れしまへんやった。あと17日残っとりまんねん。日記を書き始めた頃は、約束の日とちごても死ねるときに死のう思っとったけど、今は決行日までの日記を書いて死のう思っとりまんねん。わいは、あと17日分の日記を書いて死にまんねん。
ホテルに帰って靴を脱いでみたら、肉刺がはぜてて靴下に足の皮がくっ付いとったんや。靴擦れもできとったんや。シャワーを浴びたとき鈍い痛みがあったんやけど、気にせんようにしましたわ。わいはもうすぐ死ぬんやから。
あと17日。
数時間かけて電車と新幹線を乗り継ぎ、東京に帰ってきましたのや。
あの場所におったときは、もう死ぬだけやからどないに傷ついてもいける思っとったけど、人込みの中に入るとやっぱり他人の視線が気になるんですわ。わいのことをどなたはんかが噂してアホにして笑っとるような気がしまっせ。わいの顔や髪型や服装を笑かれとる思ってしまいまんねん。そやけど、他人を攻撃せんといて、そう思うオノレを受け止めとったんや。
アパートに帰ると、たった3日間留守にしていただけやのに、オノレの部屋ではおまへんような気がしましたわ。リュックを置いてダウンジャケットを脱ぎベットに腰掛けたら、日常の風景に戻ってきましたのや。この部屋の中であと半月生きることに耐えなければならしまへん。
あと16日。
今日は1日中ずっと寝とったんや。
3日間の疲れが出たのや思うで。
あの場所の天気予報を見るためにテレビをつけたんや。雪が降っとるようや。わいが行ったときも、ちびっとだけやけど、そやけどアンタパラパラと雪が舞っとったときがおました。半月後にあの場所に戻るときは、もっともっともっともっともっともっともっともっともっと雪が積っとるかもしれしまへん。
オノレ自身の幕を下ろすためにきちんとした準備をしたろおもて思とります。
あと15日。
下見に行っとる間にきとったメールに「死ぬ前に何ぞやりたいことはあらへんんか?」ちう内容のもんがおました。
わいは、食べることに興味があらへんし、テレビゲームやらなんやらにも関心がおまへん。
CDや映画のビデオテープもずぅぇえええぇぇええんぶホッときましたちうわけや。書籍も、決行日に持って行くホテルガイドと地図以外は1冊残らず処分しましたわ。押入れに入っとる服もできるだけはよホッとこ思うで。やりたいことやなんて1つもないんや。もう母には会えへんし、父とは会いとうおまへん。クリニックの先生にはホンマに申し訳へんことをしてしもてたんや。
1人でひっそり死ねたら、それだけで満足や。
あと14日。
起きてすぐ、メモ帳に書き写した決行日までの日メクリを見たんや。決行日以降の日にちは書いてへん日メクリや。ホテルに予約の電話をした日に、この日メクリを作ったんや。
1日が過ぎるとその日にバツをつけていきまんねん。バツをつける日は、もう残り少なくなってきましたのや。
決行日は、あの場所に下見に行ったときよりも雪が積っとることを考えると、スニーカーでは事足りな思とります。登山用の靴を買うことをを考えたんやが、普通のスポーツ用品店にはあらへんやろし、専門店はどこにあるんか分からしまへん。インターネット上に電子メールで注文できる店がおますが、決行日まであと2週間しかいないさかい、タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン間に合いまへん思うで。あの場所の駅におったヤカラは長靴を履いとったんや。長靴では完全な代替品にはならへん思うんやが、スニーカーよりましや。ほんで、コンビニで売っとった手袋では不充分やった。もっともっともっともっともっともっともっともっともっと厚手の手袋も必要や。ダウンジャケットだけでは寒さをしのぐ事がでけしまへんやった。手袋と合わせて、スキー用の物を買おう思うで。
あと13日。
2つの大きな店舗のスポーツ用品店に行ったんや。
1つ目の店では、客が数人しかいのうて、店員の目が気になりよったのやぐに出てしもたんや。
2つ目の店は、数日前に縄を買ったトコロです。
2、3年前のデザインらしく格安でスキー用品を売っとったんや。スキーウェアは吊るしてあって、手袋とゴーグルやらなんやらはワゴンの中に入っとったんや。そのワゴンの前にいた2人の女性が移動してから、そこに行ちう、サイズだけ確認して適当に手袋を選んだんや。スキーウェアも、ホンマにスキーに行くわけではおまへんし、目的は寒さをしのぐだけなんやから、サイズだけ見て適当に選ぼうとしましたわ。吊るしてあるスキーウェアのサイズを確認しとったら、わいの方をじっと見てくる男性がおりましたわ。わいの気のせいやのうて、その男性はあからさまにわいの方を見とったんや。ちびっと距離をおいて、わいのことを頭から靴まで観察するように見とりまんねん。わいはもんごっつ緊張して、喉の奥が乾いとるのが分かったんや。わいの体格に合ったサイズでいっちゃん左翼側にあったもんを手に取り、すぐにレジに持って行ったんや。
アパートに帰るとき、ずっとあの男性はどなたはんやってんな考えとったんや。高校か大学で一緒やった人かもしれしまへん。大学では、わいの存在はほとんどあらへんかった思うで。わいのことを覚えとる人、ちうより知っとる人はおらん思うで。高校では、友達は1人もいへんかったけど、教室にいなければならへんさかい、クラスの中ではタブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブンもんごっつ浮いとる存在やったでっしゃろ。もしかしたら、高校のとき同じクラスやってんなもしれしまへん。わいの顔を知っとる人は他にはいまへん。「きっといける」とオノレに言い聞かせてアパートに帰ったんや。
今日はだいぶお金を使うてしもたけど、1ヶ月分の公共料金と家賃、それに実行のための交通費とホテル代くらいの貯金は残っとりまんねん。死ぬ前にわいの痕跡をずぅぇえええぇぇええんぶ消してしもてたいけど、実際にそないなことはでけへん思うで。そやけど、できるだけやることをやってから死のう思うで。
あと12日。
今日の日記は2つになってしまいまんねんが、どないしたかて書きたいことがあるんで、そのまんま更新しまっせ。
ある方からのメールで、わいの日記を読む人の中にはわいと同じような自殺願望者がいて、決行日、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要はカウントがゼロになる日にはそのヤカラも連鎖的に自殺してまう可能性があると教えられはりました。
わいはその方のメールを読んだとき、鼓動がはよなってノートファミコン...おっとちゃうわ、パソコンのキーボードに置いた手が震えてきましたのや。
わいは、死ぬ踏ん切りをつけるために日記をつけてカウントダウンしてきましたのや。何人かの方からは、「わても死にたい」ちうメールをもろておりますわ。そやけど、わいはその言葉をホンマに信じることがでけへんかったんや。ぜぇぇぇったいに他人なんかにわいの辛さが分かるわけへんし、わいと同じような人はおらん思っとったんや。わいが死ぬことでどなたはんか自殺してまう人がおるかもしれへん、そう思たらもんごっつ恐くなったんですわ。わいは日記を書くことでそのどなたはんかを傷つけとったんかもしれしまへん。自殺に追い込んでまうくらいに。実際には傷つけていないからいうても、崖の上に立っとるその人の肩を押しとったんかもしれしまへん。わいはオノレのことやけしか考えてへんねんやった。わいはホンマに情けへん人間や。なんでこないなことに気づかへんかったんか思うで。わいはホンマにアホな奴や。
そやけど、死にたい気持ちはつよおます。心の大部分が死を望んでおりますわ。死ぬ準備はホンマにずぅぇえええぇぇええんぶ整っとりまんねん。やけど、わいが死んやらどなたはんかが連鎖的に死んでまうかもしれしまへん。そう思たら、どうしたらよいか分からしまへん。
昨夜は、どうしたらええか分からんと考え込んでもうて、まるっきし眠れしまへんやった。
もう1度、もろたメールを読み返してんだんや。ずぅぇえええぇぇええんぶのメールには目を通してへんねんやった。自殺するために有益な情報だけ読み、わいの自殺を止めようとする方やただ罵倒するだけの人のもんは読まんとおりましたわ。オノレにとって都合のええ反応しか受け取ってへんねんやった。今、あらためて読み返すと、ようけの方がホンマにわいを心配してもろたのやな思うで。
「死なんといてしておくんなはれ」
その言葉の意味をわいはまるっきし分かってへんねんやった。単に、オノレよりも人間的に劣る奴に同情してん人が、わいを見下してぬかしておるのやと感じとったんや。それに、手首を切ってからは、どないな罵倒のメールにもできるだけ動揺せんようにしましたわ。現職の精神科医の方からもろたメールもシカトしとったんや。オノレの殻の中に閉じこもっとったのや思うで。わいは、わい自身を情けのうてくだらへん人間やゆうことで、死ぬ以外の道を閉ざしとったんや。
数人の方から同じ質問をされとりまんねん。
「あんさんはホンマに死にたいのやか?」
ホンマに正直にぬかして、今はよう分からしまへん。今の心の中は、大部分が死にたいゆう気持ちや。生きててはいけんという思いでようけや。こないな情けのうて汚らわしうて醜い人間が生きててええねんろうか思うで。わいは、そないなくだらへんオノレを許すことがでけしまへん。
確かに、死ぬことは生きることに対する単なる逃避や思うで。病気やらなんやらで死と同等の苦しみを味わっとる方は、自殺はホンマに卑怯やゆう思うで。みっともへん行為や思うでっしゃろ。そやけど、わいにとっては生きとるほうがよほどみっともないと感じてしまいまんねん。
他人の視線を気にして自意識過剰になちう、ケツにはどなたはんともまともに会話さえできなくなってしもたんや。異性とまともに話しがでけへんから、漫画やオノレで作り出した妄想の中に性の対象を求めてもうておりましたわ。それだけやのうて、この世におぎゃあいうて生まれてはじめてまともに会話した大人の女性にさえ、あないなことをしてしもてたんや。
オノレそやけど、確かに死ぬんはみっともないと思とります。そやけど、繰り返しになるんやが、わいにとっては生きとることがそれよりもみっともないと感じまんねん。
わいが死にたいんは、父や母のせいやおまへん。わいのことを「気持ち悪い」と言うた人のせいでもおまへん。ずぅぇえええぇぇええんぶはオノレのせいや。無価値なオノレを許すことがでけへんオノレのせいや。わいの生はわいだけのもんやし、わいの死はわいだけのもんや。どエライ孤独やった。
やけど、今は他人を感じることができまんねん。わいと同じように苦しんどる人、わいを助けようとしてもろた人、身内や友達を事故や自殺で亡くした人、わいを罵倒した人、わいの日記なんか知らんと普通に生活してん人。そないなヤカラ、ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要はわいにとっては他人には、わいの生や死に関与でけしまへん。ただ存在してんだけや。そやけど、今はその他人の存在を感じることができまんねん。
わいは、何度もオノレに問うたんや。
「ホンマに死にたいんか?」
死ななければならへんちう気持ちと、生きなければいなけいゆう気持ちの矛盾した2つの思いがおます。はじめは、ホンマにオノレに正直になったら答えは出るはずや思っとったんや。死を選ぶのやったらば、もうこのサイトはずぅぇえええぇぇええんぶ消してもうて、決行日にあの場所に行って死ねばええ。生を選ぶのやったらば、カウントダウンをやめて、日記に自殺は間違いやったと書けばええだけや。やけど、どないに考えても結論は出まへんやった。
薄暗い部屋の中で考え込んどると、瞬間的にあの場所の景色が頭に浮かんだんや。あの場所から見た山に囲まれたダムの景色はホンマに綺麗や思おりましたわ。あの場所に行くまで、わいはなあんも考えしまへんやった。生きることも死ぬことも。足に肉刺ができるまで歩いたんは初めての経験やったし、景色を見て綺麗やと感じたのも初めてやった。
あの場所やったらば、答えがめっかりそうな気がしまっせ。わいは、もう1度、あの場所に行ってみよう思うで。あの場所で死ぬか生きるか選ぼう思うで。
カウントダウンをするっちうことによって、この日記を読んだ人を嫌な気持ちにさせてしもた思うで。ホンマに申し訳んと思とります。もうカウントダウンをやめようと思てたんや。そやけど、決行日までカウントダウンするっちうことで、オノレでも信じられへんほどに行動的になれたことも事実や。もしカウントダウンしていへんかったら、タブン...たぶんやで、わいもよー知らんがタブン部屋の中でなあんもできんとオノレを責めながら、生きとるとも言えへんような毎日を送っとった思うで。そないな意味で、カウントダウンはし続けよう思うで。これからは、自殺するためのカウントダウンやのうて、答えを出すためのカウントダウンや。
あと11日。
昨日tripodのほうのページが削除されてしもたんや。なんとなく覚悟はしとったのやけど、実際になくなってみると、どエライ不安になったんですわ。わいの存在が否定されたようや。
「おんどれは生きる資格があらへん」
そう言われたような気がしまっせ。
そやけど、そないなことは前からオノレでも思うていたことや。オノレで思うんはええんに他人から言われると動揺してまう。わいはホンマに弱い人間なんやなと思てたんや。死ぬことまで考えとるんやけど、こないに悲しい気持ちになるやなんて…。やっぱり、わいには死にたい気持ちと生きたい気持ちが共存してんようや。
tripodと同じようにウチのサイトも削除されてまうかもしれしまへん。そやけど、わいはできる限り更新し続けよう思うで。ページが見れなくなっとるちうメールを何通かもろておりますわ。わいの生死を心配してくれてて、このサイトを知りはれへん方を知っとる人がいたら、どうかその方にお伝えおくんなはれ。
「わいはまだ生きとります」
あと10日。