**********************************************************************          週刊【外国小説寸評】 第15号          発行日 12月4日 毎週金曜日発行       毎週、筆者が読んだ外国小説を皆様にご紹介します。 ********************************************************************** 皆さん、こんにちは。 早いもので、もう年末ですね。 今週も2作品を紹介します。 【インディ・ジョーンズ 神々の陰謀】 竹書房文庫 (INDIANA JONES AND THE PERIL AT DELPHI) 著 者:ロブ・マグレガー(Rob MacGregor) 訳 者:小口 和香(こぐちわか) 出版社:株式会社 竹書房 初 版:平成3年12月5日 原作は1991年 ---------------------------------------------------------------------- <あらすじ>文庫カバーより引用 アポロン神殿発掘調査のため、インディはギリシャへと向かった。彼を待ちう けていたのは、現代に息づく神話の世界そのものだった。 「アポロンの信託が復活するであろう」 村の老人の予言を実証するように、次々と起きる事件。陰謀……恋……裏切り ……幻想……。シカゴ、パリ、そしてギリシャを舞台に繰り広げられるスリリ ングな冒険譚。考古学者にして冒険家インディ・ジョーンズ誕生秘話でもある、 映画感覚満載の新シリーズ第1弾。 この1冊から、新たなる『インディ・ジョーンズ』の歴史が始まる! ---------------------------------------------------------------------- この作品は、インディがシカゴ大学を卒業し、今度はフランスのソルボンヌへ 大学院生として通うようになった、いわゆる20代のインディ・シリーズ第1 作です。 今回のインディの冒険は、ソルボンヌの美人考古学博士、ドリアンからギリシャ での考古学調査への参加の誘いで始ります。 この美人考古学博士というのがくせもの。インディは何で自分がギリシャ行き に誘われたのか不思議に思いながらも、彼女に魅せられてギリシャへの冒険の 旅が始まります。 この作品では、インディがどのようにして考古学の道へ入っていったか、トレー ドマークともいえるムチはどういう経緯でそうなったか、といったちょっとし た疑問に対する答が載っています。 インディ・ジョーンズのシリーズ作品は、読んでいる最中は面白いのですが、 読み終ってみると、話の内容が、あまり強く印象に残っていません。 まぁ、それでも読んでる最中は面白かったわけで、それだけロブ・マグレガー のテクニックが素晴らしいということなんでしょう。 気軽に楽しめる一冊だと思います。 ---------------------------------------------------------------------- 【二つめの死体 新・刑事コロンボ(A TRACE OF MURDER)】二見文庫 著 者:W・リンク/R・レビンソン(Richard Levinson & William Link) 訳 者:小鷹 信光(こだかのぶみつ) 出版社:二見書房 初 版:1998年1月15日 原作は1997年 ---------------------------------------------------------------------- <あらすじ>文庫カバーより引用 金融ブローカーが心臓を一発で撃ち抜かれて死んでいた。捜査線上に浮かんだ 同業者の不審な言動……。検死捜査官とともに犯人を追うコロンボの前に現れ た“幻の男”の正体は? 事件の鍵は容疑者の妻が握っている−−−“科学探偵”とコロンボがくり広げ る推理合戦! ---------------------------------------------------------------------- 前回に引き続き、今回も文庫カバーのあらすじの文句はオーバーです。 「科学探偵とコロンボがくり広げる推理合戦!」 そんな、たいそうなもんじゃありませんでしたよ。 まぁ、本を売るための文句なんでしょうが、あまりオーバーなのは興ざめしま す。もう少し考えて欲しいですね。 さて、今回のコロンボで面白いのは、犯人が別の死体が2つ登場するという点 と、同業者すなわち警察関係者である検死捜査官が一つの殺人の犯人であると いう点でしょうか。もう一つの死体は、偶然の事故から来たもの。この点もい ままでのコロンボが、はっきりと殺意をもった犯人の犯行を描写してきたのと は異なります。 刑事コロンボは1968年の登場以来、今年で30周年になるそうですね。 オバケ番組です。たいしたもんだ。 では、また来週、お会いしましょう。 **********************************************************************    週刊【外国小説寸評】 第15号    発行日 12月4日 毎週金曜日発行    発行責任者 塩田 和明 sioda@anet.ne.jp    企画・制作 ハロハロプロダクション 週間【外国小説寸評】ホームページ http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/3407/index.html **********************************************************************   Copyright(C) 1998 HaloHalo Productions All rights reserved. ----------------------------------------------------------------------