「プリシラ」
THE ADVENTURE OF PRISCILLA, QUEEN OF THE DESERT.('94・豪)

監督:ステファン・エリオット 
製作:アル・クラーク マイケル・ハムリン
脚本:ステファン・エリオット 
撮影:ブライアン・J・ブレヘニー
音楽:ガイ・グロス 
出演:テレンス・スタンプ ヒューゴ・ウィーヴィング ガイ・ピアース ビル・ハンター サラ・チャドウィック マーク・ホームズ ジュリア・コーテス

ビデオ=ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

00年1月11日@蠍座
 砂漠の真ん中にある町までどさ周りすることになったシドニーの三人のドラッグクイーン達。バスに乗っての三人旅で起きる様々な出来事や人との出会いを70年代のディスコ・サウンドが彩る。

 これを観る前でも観たあとでも良いけど、是非「コレクター」「私家版」(テレンス・スタンプ)、「マトリックス」(ヒューゴ・ウィービング)、「L.A.コンフィデンシャル」(ガイ・ピアース)を立て続けに観ていただきたい。「プリシラ」でオカマを演じている三人が実にマッチョな男全開の演技を見せてくれる。それだけにこの映画でのオカマっぷりには驚く。髪の毛から指先まで見事にオカマなのだ。海で戯れる姿なんて完全に成りきってなきゃできない。歩き方とかちょっとした仕草まで相当研究したなという感じがする。

 全体にコメディータッチなんだけれど殆ど笑えるシーンは無かったような気がする。唯一バスの上でド派手な衣装をヒラヒラさせて煙幕まき散らすのには笑ったが、砂漠で遭難したときにそれを使えばいいのにと思った。それとも品切れだったのかな。田舎に行くとゲイに対する偏見が酷くなるのはお約束だし、エキセントリックな中国娘は相変わらず日本と中国ごちゃ混ぜの変なキャラクターになっていて「またか」っていう感じ。肝心のステージもアカデミー賞受賞の衣装に目を奪われるがダンスはただのよちよち歩きにしか見えない。本場でもあんな感じなのだろうか。

 ストーリーにあんまり感情移入できなかったのが残念だった。本当の自分探しだとか真実の愛を探す旅のようにはどうしても見えなかったなぁ。テレンス・スタンプの姉御的なオカマは貫禄十分。きっと喧嘩も強いに違いないと思ったら案の定、氷のような目で膝蹴りを喰らわせていた。 

感動    
音楽
衣装
演技

総合64