海の上のピアニスト
THE LEGEND OF 1900
 
大西洋を果てしなく往復する豪華客船ヴァージニアン号に置き去りにされた小さな命。彼の名はナインティーン・ハンドレッド=1900。時が世紀の変わり目を告げる1900年に、この船で拾われた彼はこう名付けられた。
 船を下りることなく成長するナインティーン・ハンドレッドは、やがて88のピアノの鍵盤の上で信じがたい才能を発揮する。自らの研ぎ澄まされた感性でのみ奏でられるメロディ。楽譜は一切読まず、旋律は乗客達の表情や仕草に合わせて紡ぎ出されていく。優しく、しかも力強い。かつて聞いたこともないその素晴らしい音色は、あらゆる人を感動の渦に巻き込んでいった。そしてその噂は海を渡り陸地にまで広がっていくのだった。
 

1999年米伊合作125分
製作総指揮:  ローラ・ファットーリ
製作:  フランチェスコ・トルナトーレ
監督:  ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:  ジュゼッペ・トルナトーレ
原作:  アレッサンドロ・バリッコ
出演: ティム・ロス(ナインティーン・ハンドレッド)、プルート・テイラー・ヴィンス(マックス)、メラニー・ティエリー、クラレンス・ウィリアムズ三世(モートン)
主題歌: ロジャー・ウォーターズ「ロスト・ボーイズ・コーリング」

評価: ★★★☆☆
「いい物語があって、それを語る人がいるかぎり、人生、捨てたもんじゃない」
海の上、88の鍵盤という限られた世界の中で自分を表現して、乗客にそれを楽しんでもらう。陸を知らないことは一見寂しそうであるが、一番自分の幸せを感じられる空間をずっと抱きしめられたことについて、とても羨ましい。

受賞: 1999年イタリア・シルヴァー・リボン賞”最優秀作品賞”ほか6部門受賞。

     
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