映画評論

ヨイショしないで評論することを誓います

トゥルーマン・ショウ★★☆☆☆ 監督/ピーター・ウィアー、ジム・キャリー出演

最初は、おもしろいような錯覚を起こして見ているんだけど、1時間経つともう飽き飽きしてきて、見終わるとストレ

スが何時の間にか溜まってる。とんでもなくだるい映画である。 ジム・キャリーが出演しなかったら、こりゃもっと酷

い映画になってただろう。何がそんなに悪いのか?それはとにかく設定が無理し過ぎているということ。ストーリ

ーは平和な街で保険屋として働いている トゥルーマン・バーバンク(ジム・キ ャリー)しかし、実は、彼の周りはすべ

て「偽物」なのである。 彼の生まれ、育ち、住む街 は巨大セット、妻、両親、街の住人全ては俳優で、街中に仕掛

けられた5000個のカメ ラで常にトゥルゥーマンの様子は撮影され『トルゥーマン・ショウ』として全世界に 放映されて

いる。といったもの、どうよ、無理し過ぎでしょ。

いろんなレビューで暖かみを感じる映画と書いてあるけど、僕はそれとは全く逆に冷淡さを感じる映画だと思った。

それと、ジム・キャリーは、やっぱり「Mr.ダマ−」や「ライア−・ライア−」のほうが輝いてるよ。


フル・メタル・ジャケット★★★★☆ 監督・・・スタンリー・キューブリック

スタンリーキューブリックの天才ぶりが伺える戦争映画である。ベトナム戦争に行く若者を鋭い描写で描いている。

この映画、見ていて、気持ちがいい、何故ならば、下手なストーリを展開させずに、とにかくストレートに攻めて

きているからである。戦争は、奇麗事ではない、プライベート・ライアンのように美化するのは間違っている。

真の戦争は地獄であり、そこに、感動的なストーリーは存在しないものだ。

それと、もう一つの見所は、訓練中に教官が新兵に放つコトバである。これが、凄まじくて非常に笑えるのである。

教官:「身長は何センチだ?」 新兵:「180センチであります。」教官:「まるでそびえ立つクソだな」 などと

こんなセリフが最初、永遠に続いていくのであるが、この教官のセリフ、実にクールである。


ナイトウォッチ★★★☆☆

ユアン マクレガーが出ているこのMOVIE、ストーリーは、病院の死体置き場のガードマンのバイトをしている

ユアンが、異常殺人事件に巻き込まれていくといったもの。 題材だけで面白い上に、ストーリーもすっきりまとまっ

ていて、意外などんでんがえしもあるし。まさに、至り尽くせりとはこのことだと感じました。

但し、恐さの面から言うと、ややモノ足りなげなのは否めません。最初は、死体置き場の場所としての怖さがうまく

演出されていて、結構ビクビクしながら見ていたのに、途中から、そんな死体君達にも慣れてきてしまい、その暁

には、犯人である殺人者がたいして恐く感じなくなってしまいました。

ユアン マクレガーマニア、死体マニア、死体関係バイトがしたい人 なんかは見てもいいんじゃないの?


ロスト イン スペース ★★★☆☆ 監督=スティーヴン・ホプキンスレイシー・シャベール出演

毎回思うのはSF映画は、タイミングがいいということだ。SFは人間の空想によって創られたものであるから

タイミングが非常に人間的でキモチイイのである。よくあるシーンに、冷凍睡眠された人の乗った、宇宙船が

なにものかに遭遇するという場面があるが、実際ならば、冷凍睡眠装置が故障して、中の人があっというまに

ミイラってのがオチであると思うのだが。それが、映画なんだよな、うむうむ

ロスト イン スペース は、そういったタイミングが非常にキモチイイ映画で、話がサクサク進んでサッパリ終わる

こういった娯楽映画も悪くない。


大いなる遺産★★★★★ イーサン・ホーク、グウィネス・パルトロウ主演

大いなる遺産を続けて10回言ってみて

ほーら、どんなにオカタイレディーでも自然に、「オイナリサン」と狂ったように叫んでしまったに違いない

わははは、それはどうでもよくて

この、映画は、俺の好きな映画のひとつ

最近の映画って映画であるゆえの特性を生かしていないと思うようなものが多いんだよね。

映画の特性っていうのは、決して、ハリウッドのバクハツアクションのことを指すんじゃ決してないからね

特性とは、映画でなければ表現しきれない微妙なかんじのことなんだ。もし、それを小説にしたならば

何行も何行も費やしてしまうような場面も、映画であれば、一瞬で表現できる。

こういった映画の力が最大限に生かされているのがこの映画なのである。

映像の美しさ、ふいんきは最高だし、それでいてストーリーもいい、これ絶対見るしかない


シン レッド ライン ★★★☆☆ 監督…テレンス・マリック

この作品を僕は最初、バリバリの戦争物として見ようとしてしまった。戦争映画の戦場の血生臭の中で

湧き起こる、禁断の興奮を味わおうとしたのだ。しかし、それは大きな過ちであった。

「映画を見る時はあらゆる価値観を捨てる」それでなければ、真に作品が伝えたいものが伝わらないかもしれない

、これから見に行く人は是非これを、頭に置いておいてほしい。そう、決してプライベート・ライアンと同じようなかん

じで見てはならない。

「我が師は自然である。全ての答えがそこにはある。」その思いを一層強くさせたのがこの映画である。

美しい自然の中に戦争がおかれると、なぜかそれは、とてつもなく醜い、意味のないものに見えてくるのである。

それが自然の美の底力である。そこをテレンスは映像マジックによって浮き彫りにさせているのだ。


ジャッキー・ブラウン★★☆☆☆

タランティーノの映画はセリフがいい。なんでもないようなところでサラッと言う台詞が非常にかっこいいのです。

セリフ面から言うと、ジャッキーブラウンよりもパルプフィクションの方が興奮したかもしれないですね。

それと忘れられないのは、BGM!最高の感性もってやがるタランティーノめ。このBGMの上をイカレ台詞が

サラリと流れれば、体内のヘモグロビンは逆流し、毛という毛が逆立って、絶頂を迎えてしまうのです。

BUT、ストーリーは、いつもひっぱりすぎていて、映画の途中で、トイレに行ってしまうほど、だるいです。

それと、この映画にしてみれば、主役のメキシコ女が蕁麻疹が出るほど不美人で、タイプじゃないです。


トレインスポッティン★★★★★

サイコウ!これは、凄い映画だ。薬やったことないのに、薬やった気分になったぜ、チクショウ

でも、薬の怖さとか知らない、青二才ドモがこの映画見たら、8割が薬やるね、きっと、いや絶対

それぞれ個性的なキャラクターが、いい味出して、いい仕事してんだよ、これが 。特に素人採用したんだろうけど

高校生の少女役が、カワイイんだ。ほんとにカワイイ、ヒロスエの2000倍可愛い、フカダキョウコの2億倍可愛い。

ストーリーいいんだけれど、一つ悪いとこを言えって君がそんなに言うなら、それは、最後の終わりかたが

納得できない所だね。もっと先しりてーっと思ったところで、スクロールが流れてくる。これって俺への嫌がらせ?

って思わず、国家の陰謀だと思ったよ。いきなり終わること、その虚無感がまた、薬を誘うんだよね。

え?俺は薬やってないからね。僕は、この行き場のない興奮を、トレインスポッティングのポスターを買うことで

沈静化しました。