私の好きなクルマ


 私が小学生の頃,世の中はまさにスーパーカーブームでした.
#プロフィールで生年月日を伏せてる意味がないですが・・・

 ブームの火付け役となったのはおそらく池沢さとし先生の「サーキットの狼」(週刊少年ジャンプ連載)だったんじゃないかと思います.
風吹裕矢のロータス・ヨーロッパ,早瀬左近のポルシェ・911カレラRS,飛鳥ミノルのランボルギーニ・ミウラ,”フェラーリの女豹”こと田原ミカのフェラーリ・308GT・・・数多のスーパーカーが登場しました.
 そしてもう一人,物語中では極悪人として描かれていたのが隼人ピーターソン,彼が「流石島レース」で乗っていたのがBMW3.0CSLでした.
 当時の小学生の目にはランボルギーニ・カウンタックやフェラーリ・512BBのような派手なクルマがカッコよく見えて,逆にBMWのキドニー・グリルは「豚の鼻」みたいでなんかダサダサ!って感じに映ってました.
 そんな,人生の深みも渋みもな〜んにも持っていない((c) 伊武雅刀「子供たちを責めないで」)子供に混じって,私はBMWのFunny Faceにもどこか惹かれるモノを感じていました.

 それから約10年後・・・
 大学生になった私は免許を取って,先輩に貰った Nissan Sunny Turbo "LEPRIX" に乗っていました.
 初秋のある日,R18を軽井沢方面に向かっていた私の眼に,一台の古めかしい,しかし不敵な面構えをした車が飛び込んできました.マルーンのボディに丸いライト,そしてキドニー・グリル・・・
 子供の頃に読んだ,3.0CSLのようなモンスター・マシンではなく,社運をかけて投入され,後にコンパクトセダンのお手本になったと言われている"Neue Klasse"のテイストを色濃く残している2002にいつか乗ってみたい,と思ったのはたぶんこの時が初めてだったと思います.

それからさらに数年の後,私はBMW 2002Aのオーナーになりました.