★開催のきっかけ このたび「自分も森さんのような豪快なものを書いてみたい」
そんな会員様の声がきっかけとなり、通信教育の検討と並行して
実地指導による書道教室が開催されました。
日程は8月29日(日)。
暦の上ではもう秋とはいえ、まだまだ真夏の暑さが続く中、
夏休み最後のイベントという感じになりました。
会場は「文京区民センター」です。
★まずは森さんの大作揮毫からスタート
下駄履きという予想外の姿で現れた森さん。
短パンに履き替え、まずは巨大下敷きを床にセット。
とにかくデカイのでした。
続いて画仙紙6尺(約180センチ)x3尺(約100センチ)を5枚を
糊付けして繋げていきます。
これだけで会議室の床はほとんど埋め尽くされた感じです。


森さんは墨をすり始め、筆や教本の話題など会員様の歓談が続き、
なごやかな雰囲気の中、森さんお気に入りの音楽が流れ始めます。
いよいよ、目の前での大作揮毫の始まりです。
★今回の作品
今回の作品は、いろは48文字を1度だけ用いた歌で、
明治時代、万朝報(よろずちょうほう)という新聞が募集した
「いろは歌」の一等作品だそうで、森さんにとっても大字仮名作品は
新しい挑戦です。

「とりなくこゑす ゆめさませみよあけわたる ひんがしを そらいろはえて おきつべにほふねむれゐぬ もやのうち」 訳「鳥啼く声す 夢さませ 見よ明けわたる 東を 空色栄えて 沖つ辺に 帆船群れゐぬ 靄の中」 <作者 坂本百次郎>
★まるで別人のように…
お書きなるその大きさとは比べようがない程に小さい草稿を前に、
墨の入った洗面器を左手に、筆を右手であやつり、巨大な画仙紙の
右より揮毫を始められると、会議室内もシーンと静まり、
緊張感が満ちてきました。


時おり筆を安め、全体のバランスを見回しながら、一気に書き進められ、
最後の一文字を書かれると、期せずして大拍手が巻き起こりました。
軽快な音楽が流れる中、書家としての瞬間の鋭い判断と筆の運びかたが、
何とも言えず、正に凡人でははかりしれない「凝縮された時間」。
この間、約15分。
こう言っては失礼かもしれませんが、普段お付き合いさせていただいている
森さんとは別人のようでした。

その後、作品の解説をしていただきました。
「いろは」の各文字は平仮名、万葉仮名とそれぞれで
一文字ずつ読んでくださいました。

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