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「第48回独立書展」鑑賞会レポート
                        松林 秀郎
1月15日(土)

森さんが所属する(財)独立書人団の「第48回独立書展」の鑑賞会を実施いたしました。

午後2時に上野駅公園口に集合、久しぶりにお会いする会員さんがたとお話しをしながら、

東京都都美術館へ向かいます。

まずは、会場入り口で記念撮影。とても良いお天気です。

 



会場に入ると、去年同様、どれも大作でこの団体らしさが伺われます。

展示作品の中から気になる作品を思い思いに鑑賞していきます。


そして、いよいよ森さんの最新作とのご対面です。

 

一文字作品「劇」。縦150cm、横150cmに描かれています。

黒地の額装が作品空間の白を引き立て、清々しい感じにあふれています。

「疎」と「密」のコントラストも、光りの照射を感じさせ、

左から右へ筆を運んだ時に放射線状に飛び散ったの墨の滴(しずく)が、

更に躍動感を与えているように思いました。


ここで2000年最初の作品の前で集合写真を撮影。



その後、会場の作品を思い思いに鑑賞し、

森さんも1994年に作品「廻」にて入選されたという「大作部門」の作品デカさに圧倒。

また、今年は、第2会場「役員・新鋭作家(準会員)選抜展」が
展示されている上野の森の美術館へも参りました。

ちなみに森さんは1997年に作品「心拳」にて準会員賞を受賞されているので、

 若手でありながらもうこのグループではないそうです。

(作品は森大衛<書>ギャラリーにてご覧ください。)

去年も感じたのですが、2会場を通じとにかく膨大な作品数に圧倒されました。


鑑賞会の後は、会場を「花のれん上野店」に移し懇親会。


大皿料理に舌づつみをうちながら楽しく会食、
またの再会を誓ってお開きとなりました。



鑑賞会に参加された永田さんより、次のようなおたよりをいただきました。

参加、不参加に関わらず、皆さんからのメッセージも後援会<E-mail>にてお待ちしております。


 独立書展は昨年より森先生の説明をお聞きしながら拝見させて戴いています。 

各回とも出品されたそれぞれの作品について「感想」というよりは
大きな「感動」を覚えています。

その感動と言いますのは、みなさんが個々の作品で本当に自由に
のびのびとした表現方法を実現されているという点です。

そして自分の思いや方法を作品として実現できるしっかりとした
基礎と修練を感じます。

今回、森先生が出品された「劇」を最初に拝見した時に『見えた』ものは
京劇役者がゆったりと舞っているビジュアルです。

京劇役者を連想したのは、もちろん人の動きと刀を連想させる
「劇」の書そのものなのですが、
「劇」が掲示されている壁の高さや工夫・計算された書と装丁の間なども、
私がアジアを「見た」大きな要因です。

特に装丁の間の取り方が、ある種限定された空間と限定されたゆえに
無限の広がりを感じさせる「演劇空間」を意識させるのではないか
と思いました。

「京劇役者」と限定したのはゆったりとした舞いのリズムやスピード、
そして見得の切り方に京劇を感じたからです。

いつもは森先生の作品に、「西洋のリズム」とか
「しっとりとした油絵」的なものを多く感じている自分ですが、
「劇」にはアジアを感じました。

以上はあくまで私の勝手な思いこみです。
観る人それぞれにいろいろな思いを抱かせる作品。
それが森先生の書の醍醐味ではないかと信じています。

今後のますますのご活躍をお祈りすとともに、
次はどのような工夫で「見せて」戴けるのか大いに期待させて戴きます。

                             永田浩一



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