ヨクキタネ
ぼくは、多彩な趣味を持つ人間で、毎日が楽しくて楽しくて仕方ありません。
☆音楽 ☆コンピューター それから僕の名前は泉智也です。哲学勉強をしています。現代文学会というサークルに入っています。 朝は大抵、寝ています。午後から大学に行って、サークルの人と話したり、コーヒー飲んだりして家に帰ります。 ☆ヘビメタ 好きなビデオは『マッドマックス』、『裸のランチ』、『ツインピークス』です。 今、好きな作家は坂口安吾、稲垣足穂、コクトーなどです。坂口安吾のものは、小論文、エッセーなどが好きです。小説はあまり読んだことありません。稲垣足穂は、星やら月が出ている散文詩のような作品が好きです。コクトーは、小説の中では『大股開き』が好きです。あとこの人のエッセイが好きです。最近はアメリカ系に手を伸ばそうと目論でいます。(現在着々と進行中。成果があったと思う)
R&B,BlackSoul
Cheryl Lynn,Jody Watley,Chaka Khan,etcが大好きです。
ぼくは、CDを約200枚所有しております。
R&B,BlackSoul関係のアーティストであれば、だいたい分かります。
☆ファッション
Ralph Lauren
ぼくは、Ralph Laurenの洋服が大好きで、Ralph laurenの洋服しか持っていません。(一番最初のページでぼくが来ているセーターもRalph
Lauren。
ぼくが、Ralph Laurenを好む理由は、「若々しくて、かつ落ち着いている」というものです。
Ralph Laurenの持つ気品がぼくはたまらなく好きです。
でも、小物では、流行を取り入れるようにしていて、PRADAの財布、COACHの小銭入れ(実際はキーホルダーとして使っています。)も所持しております。
最近購入したものは、GUCCIの時計です。
このようにぼくは、Ralph Laurenを基調に、女性に人気のブランドを取り入れるようにしています。
モバイル・コンピューティング
ぼくは、コンピューターが大好きで、いつも朝から晩まで、愛機ThinkPad 535を操作しております。
”モバイル・コンピューティング”にぼくはこだわっています。
その理由は、「モバイル・コンピューティングこそこれからのPCのあり方だ」ということです。
”いつでもどもでも”を実現しないと、”ビジネスの円滑化”は計れません。
またモバイル通信により、自分の小型コンピューターから会社のコンピューターにアクセスして、情報交換をすることにより、手間が大幅に省ける、ということもあります。
ぼくは、ThinkPad 535とPHSを使用することにより、”いつでもどこでも電子メール、インターネット”を実現しております。
コンピューターについての情報は、これから多多に増強してゆく所存でございます。
好きな音楽は、ヘビメタです。バンドはメタリカとメガデスが好きです。
生まれは1977年3月24日、現在20歳。(今はちがう)性別男。(今はちがう)住んでいる所は、国立です。(今はちがう)髪型は後毛が不愉快に伸びたものをしています。(今はちがう)目が悪いが、眼鏡に対する不信感から普段は裸眼で過ごしています。(今はちがう)私はあまり多彩な趣味ももっていませんし、毎日毎日そんなに楽しくありません。(今といっしょ)CDを約二百枚所有しているのでだいたい分かります。(今といっしょ)
周囲の人々から受ける人物評
よいところ
1泉は優しい(一見)今はちがう。
わるいところ
1泉は個性派気取り(腕時計を右手にはめている、など)今は腕時計をはめてない。
2泉は芸術家気取り(時折行われる適当な印象批評、気分屋な点など)今も。
3泉は常に目立とうとしている(丸坊主など)今は普通の髪型。
4泉は変わってるって思われたがってる(丸坊主など)今は普通の。
5泉はマイナー好き(ラクロスをやっていたなど)今はメジャーだけが大好きで心の救い。
6泉は変態(欲望など)肉体の迫力に観念が負けてかなりまともになった。
7泉は悪魔(時折見せるきつい表情、残酷な発想など)今はそんなに悪魔っぽくない。
8泉はガロ(ガロ好き)今は読んでない。
9泉は異端かぶれの高校生(河出文庫など)今はむしろ異端を狩る側に。
10泉は小心(すぐに怯えるところなど)大胆に。
11泉はことなかれ主義(あまり主張しない点など)問題児に。
12泉は意地が悪い(最近)ますます悪く。
最近の日記を、思い出して書いていきます。
今日
クラシックを聴きに池袋。知っている曲で、大きな音をたててヒョロヒョロと音程があがっていくところなどで興奮した。バカ従妹が来ていたので、コンサートの後池袋でコーヒー。付き合っている男の引越しの手伝いをしていたら、袋が出てきた。その袋は外から触ってどうやら写真のよう。こういうのを見るのはあまりアレだなあと思いつつも、誘惑に負けガムテープをビリビリ剥がして中を見てしまった。そしたら、前の女とのプリクラが貼ってあった。別に彼は何か記録として残そうと思っていたのではなく、そのプリクラの存在すら忘れてしまっていたので、貼ったままになっていたらしい。従妹は嫉妬したのだが、そもそも勝手に写真を見たのも気が引けるし、捨ててとかいうのもなんかそれはそれで嫌な感じがするのだが、どう思う?と聞かれたが、たいてい二人で何かを話すとすぐにバカ話になってしまい、このときも結局、こめかみから何か虫の触覚のような突起を出しながら、全裸で全身にパウダーをはたき、四つんばいで天井に貼り付きながらすごいしゃがれ声で「私はおまえとあの女を見たっあのアルバムの中で悪魔のような女を見たっ」という仕方で言ってはいけないという結論が出る。腹がよじれるぐらい笑ってぐったり。ジュンクドウをのぞいてそこそこ行列があった「無敵家」というラーメン屋で食べ(おいしかった)帰宅。
途中最近金がないにも関わらず、近所の古本屋をひやかす。深沢探し、見当たらず。横の夜遅くまでやっている謎の本屋へ行き、エロマンガをチェック。結晶水というずっと探していた人を見つけ購入。これも僕はよく買うエロマンガの系譜にそってまったくヌケない。わりとオーソドックスな絵で(って言ったら怒られるだろうか?)ただただ残酷な話がたくさん。エロものにも関わらず、濡れ場は本当にお約束程度でないものもある。いわゆるセクシーな描写に関してははっきり言ってしまえばお粗末。そして彼が本当に描きたいものとして描いていると思われるのは、乳房を火であおりつづけたり、股間に爆弾をしかけたりする、ケッチャム『隣の家の少女』の地下室での出来事のようなものばかり。たいてい女は死にかけたり、あるいは体半分で切断されたり爆発されたりして死ぬのだ。ぜんぜんエロくありませんでした。たんたんとそれが続く。しかもオーソドックスな絵で。たとえばもしかしたらあなたは今神田モリを思い出しているかもしれませんが、印象は全然違う。あまり起伏もなく、残虐な歓喜もおこらない。そして全然笑えもしない。心底ゾッとする。本当に怖い漫画を読んだ。家に来たきたらぜひ読んでください。>kenma読者
あともう一冊、NEO GENTLEという人の『性獣少女戦ヴァギュナス』 というのを買う。これは店頭で見かけたので買った。「臨場感あふれる過激描写でせまる フル・デジタルグラデーション・コミック」とのあおりで読みたくなったのだ。以前まだ越したばかりの頃、どうしてもオナニーをしたくなったのだが、頭が疲れており絶対想像やストーリーを組み立ててやるのは嫌だったので、エロを買いに行く。ビデオはおろかテレビがないので、レンタルビデオなど無駄さ。本だ。でなんかいわゆるエロ雑誌はおもしろくないなあと思っていたら、PCのエロゲームの雑誌があってそれにデモがたくさん入っているらしいのでそれにすることにした。すごい興味があったんだ(で、その本を後生大事に抱えて家のカギを開けていたら、自転車で平田が帰ってき、なんか気まずいので、挨拶もそこそこ適当にボソボソとして急いで部屋に入ろうとカギをガチャガチャまわしたら「元気ないですね?なんかあったんですか?」とかきいてきて、「風邪ひいた」と嘘をつきつつも、視線はずっと自分の靴の先を見ていた。現在左手に持っている包装紙の中にエロ本が入っており、気まずいので元気がありませんとは言えない。それは男として気合が入っているからではなく、むしろ男として根性がないからだ。そんな根性を身に付けようと思ったことはあまりない)その雑誌に、CGのポリゴンでつくられたすごい怖いエロゲームが入っていて、CGはマイビームになったのだ。いわゆる目玉が大きい美少女モノ(?)ではなくて本当ポリゴン特有のスベスベ感というかカクカクした立体感というか、があり、それが大層怖いのだ。そういうことと、あと日野先生をはじめとして、スクリーントーンとしてCGを使うホラー漫画がいくつかあり、それはすごい好きなので、そういうのもあって買ってみた。この話の続きはまた明日だ。もう眠い。
昨日
金銭的取引をしに竿折れ太君と馬場で落ち合う。明治通りに沿いにあった、僕が一度もおいしいと感じたことがなかった野方ホープがティーヌンに変わっていた。油そばを食べる。くそうまい。以前、折れ太君曰く「タイの料理に使う砂糖はコクがでてうまいんだ」、そう言われてみると的を得ている。砂糖を甘い味がするだけのものだというのは考えが浅いというものですとさえ思ってしまう。評判のよいラーメン店のテレビ。司会は坂東えいじ。小豆島のしょうゆ云々、全国の高級品をつかったコダワリのラーメンと紹介している店あり。本格的な中華料理店のラーメンに必ずしも行列ができていないことを頭に入れていてない貧困なアイディア。全部「いい」ものを使ったっておいしいラーメンはできないし、鹿児島産の黒豚云々よりも、アメリカ産の骨太激安豚の方がいいトンコツになるかもしれないというようなアイディアがない。たとえば、イカの揚げたものを砕いてしまったものをお好み焼きに入れるとくそうまいが、それはどこか本場の刺身用のイカをアゲてやるよりむしろ、おつまみコーナーで売っているカライーカとかいうようなものの方がうまかったりするのでは?そんなに難しい話ではなく、説明するのが面倒なぐらいだ。材料の組み合わせと結果生まれる一つの味との関係が真に重要なことなのであり、重んじるべきことはそれだけでいいはずだ。材料が独立して持っている相対的なおいしさなど、料理には関係ない。もし材料として二つのものを比較できるのであれば、それは常に料理の完成した味においてである。あと刺身用のイカは仕入れたら刺身として食わせろとも言いたいでR。
というような内容を言ったら、突然折れ太「おまえがそれに気づくのを待っていたんだ。俺はそのためにいろいろお前に教育を施したんだ」。
母から電話。仲のよい友人が病気であと1週間くらいしか生きられなく、病室を出てホスピスの手当てを受けているそう。友人はすぐに北海道に会いに来てほしいと言い、行くことにしたそう。電話切って僕が暗くなる。こういうときに暗くなってはいけない。よいことではないと思う。
一昨日
様々な用事。またもや男として気合が入っているので全然寒くなく自転車で行った早稲田でエキサイトさんと待ち合わせ。旧称メディアネットワークセンターに行く。講習を受けたときに訊いたところによれば、IDやパスワードは郵送されるとのことだったような気がしていた。たしかそういう風に言っていたはずだ。でも全然送られてこないので、行ってみて受付で訊いたらそこで出してくれるそう。僕の見当違いか訊いたときに答えた奴が適当だったのかのどちらかだ。ともかく目のでかい女が、ゴソゴソして書類を探す。よっぽど昔だったのだろう、なかなか見つからなかったが、奴ッ子、とうとう見つけやがってとてもありがてえ。
食堂は全席禁煙。みかんをレジのそばで1個から小売。籠に入れてあるのだがなんか貧相で、食う気にならない。学生会館をエキサイトさんと探検。上から下まで歩き回った。女は背の高いのも低いのも体型がよいし、またみんな利発そう。男は阿呆そうなのがたくさん。なぜか?自分が阿呆だからか?だから人のことを阿呆そうとか思ってしまうのだろうか?嫌な心根だ。地下のATMをチェックしようとしたら、なつみさんに会う。挨拶してさよなら。その後地下のトレーニングセンターにも侵入してみる。受付の女が「ご見学ですか?」ときいてきたので、しどろもどろに「あちょっと見ようと思ってるんだけども、それほど、その、見学というほど本格的には見ないので」と言ってしまい、客観的に言って不審になる。広末の小便を録画しようとする人間がいる学校、トレーニングセンターで水着同様の服装で汗をかく女性を録画したり、スケベに覗いたりする人間がいるのではと、とっさに思い僕はそういう手合いではないのだということを主張したくなる。ただ単に病院のような気持ち悪いこの施設を探検しにきただけですと言いたかった。でも、その女はあまり不審がらずに、少なくとも表面には出さずに、様々な器械が置いてある部屋へは土足で入ってもかまわないのでどうぞなどと言ってくれる。気まずくなってすぐに出た。そしてエキサイトさんに「ああいうのは無視しなきゃいけないですね。なにか答えなきゃいけないような気になってしまうが、無視しなくては」と言った。その後、図書館へ。途中で窪川さんに会う。本の話を聴いたりしてさよなら。江口君から電話。中野駅で会うことにする。中野駅だから早稲田通り沿いに帰ろうとするが、あまりの坂のキツさに正直寒くなる。気合と根性と忠誠心(自分を逆境に置いた自分への)がたりなかった。東中野の北辺りではヘーヘー言いながら、ペダルをこぐので精一杯。いつものハンドルさばきも見せず、だらだらと中野へ。遅れるとの電話があり、急ぐ必要はなくなったので、よりだらだらと運転。中野はくせえ街で特に安くおいしく酒が呑める店を知らないのか、ないのか知らないが、とにかく中野で彼と会うのを考えたら、どこに行けばいいのかわからなくなってこまってしまい、待ち合わせを高円寺に変えてもらう。江口君と会い高円寺をウロウロしていて何軒かのぞくが、休日の前日なのでどこも満杯。結局沖縄料理の「抱瓶」に行く。パパイアの漬けものと「ア」から始まるカタカナの料理(豚の味噌漬)と、ヒラヤチー(?)というクレープのようなお好み焼き。パパイヤの漬物はどうしようもない奈良漬のようでいて硬い。焼酎などととても合いそうな感じだが生憎ビールしか呑まないことにしております。江口君は酒はあまり呑まない。豚の味噌漬は、酒よりも飯がほしくなる。後で、僕の悪癖の一つ、頼んでから再度メニューを広げて決断をああでもないこうでもないと吟味する、をやり始めたらこれを埋めたおにぎりがありやがってそれが食いたかったと心底思う。ビールは冬の星座オリオンで、これは明るいしまた形も並んでおり見つけやすいので、はじめて見た星座がオリオンだという人も多いだろう。僕もそうだ。などと星座について書いてみた。というのも、以前まだこのページのHPが緑色だったころ、星座の話を載せるなどとうっかり書いてしまったからだ。これが星座の話です。とにかくオリオンビールを呑みながら話す。東中野の十番という美味しい、今まで食べたことのないような湯麺の話やスガ先生についてなど。
店を出てブラブラ駅に向かっていると、ビリヤード屋。ひやかしに入ってみる。9ボールをしたのだが、まず玉の置き方がわからない。全体を三角形にしようとしてもなぜか一つ一角が欠けてしまうのだ。何度も数えるがボールはたしかに9個。試行錯誤したがわからないので、そのままゲームを始める。2回戦が終わり、ビールを買ったらタイムオーバー。たしか彼が2勝したような記憶。特に2回戦、彼は9番のボールを信じられないようなうまい入れ方をした(それまでまともに打てもしなかった野郎のくせに)。結局いくつ落とそうが、最後に落としてしまえばいいわけだから、こういう由々しき事態になった。そのあとカラオケに。高円寺ではどうも見つからないので中野で探すことに。僕は自転車、彼は電車。中野で再度落ち合い、カラオケへ。二人とも絶叫。もしかしたら2時間ぐらい2人で絶叫していたかもしれない。お腹が空いたのでラーメンを食べようということになるが、僕の悪い癖でどこで食べるか迷いまくる。いよいよ決心したのは早稲田通り沿いにある「ひょっとこ」といううまいトンコツラーメンの店だった。途中まで一人が歩き、一人が自転車に乗っていたが、店の百メートルくらい手前で、僕が「二人乗りしよー」とハブステップもついていないのに無理やり彼を後ろに乗せる。で、30メートルほど、つまり店の70メートルくらい手前で警察にとめられ叱られる。説教。江口君と2人乗りして警察に叱られるのは2度目。そういえば以前も僕が無理やり2人乗りさせたような記憶。店はもう閉店していた。ダブルでガックリ。とぼとぼ歩いて新井薬師寺近くの三珍というラーメン屋さんへ向かう。閉店していた。セブンイレブンで鍋を買うといういいアイディアを彼が出したので、そうすることにする。これは銀の金属的な容器に入った鍋セットで、店によっても違うがたいていお弁当の横に置いてあるぞ。そのままガスコンロにかけて煮立てればOK。でも200ccの水が必要なので、カルキ臭くてとても飲めないような水道の地域に住む人は、残念、ミネラルウォーターも買ったほうがいいだろう。このセブンイレブンの鍋は昔、HIYOKO王子と二人で食べたことがあった。彼曰く「美味しいし、手軽だし、なにより野菜がとれるのがいい」。たしかにそうだった。いくつか種類があったが「ちゃんこ鍋」を選び、おじや用にご飯の大盛りも買った。鍋を食べおじやを食べ就寝。昼前に起き、コーヒーを飲む。彼は新宿へ演劇を見に行ったよう。僕は帰って家の掃除と読書など。
今日
バイト。西村さんと話しているとボキャブラ天国に出ていた芸人の名前を思い出せず苦労していたが、彼女が思い出したといって、その名前を言った。その名前があまりにも僕の記憶と違っていたので、小一時間「絶対に違う」「あなたの記憶はいいかげんなものだ」と言って小ばかにしていたが、インターネットで調べたら、彼女の記憶があっており、謝れと言われたのであまり素直な感じではなかったが謝った。以前、unami君と服部君とで話しているとき腹話術やる奴の名前なんだっけという話になり、2、3時間しつこく一人で考えていたら「いっこくどう」と思い出して、鬼の首をとったかのように言ったら、シカトされて、その1時間後ぐらいunami君が「あ思い出した。いっこくどうだ」などと言い出してやがって、こいつはズルイぞと思って抗議したが、二人がグルになりやがって「すげー宇波、よく思い出したな」とか服部のボケが言いやがってズルの宇波も誇らしげになっていた。まあそれは別にいいけども、微妙な昔の人の名前を思い出したりするのが、多少時間はかかるが、自分では得意だと思っていたので今日はまあまあくやしかった。
その後早稲田に行って講演会を聴いた。講演会に行く途中、深沢七郎の死を迎えた正宗白鳥について書いた文章を読んでいたのだが、何度読んでも理解できず、かなり手ごわい。講演会は大塚英志先生とスガ先生の対談だ。スガ先生は昔一度話しているのを聴いたことがあったけど、ずいぶん品がない先生だなあと思っていたが、今日聴いたら記憶よりは品があったが、啖呵らしきものも切るんだけどもなんかちょろっと前歯の裏か何かに唾を当てて保険をかけるような風にして、やはりあまり好きではないしそういう仕草は単に格好悪いともちょっと思った。大塚先生の話はおもしろかった。取り巻き(?)がいかにもオタクという感じで汚かった気がした。大嫌いな少女漫画なども少しは読むとおもしろいかもしれないぞと思った。スガ先生がなんか格好つけてはきすてるように「デモでも署名でもなんか参加できるものがあるわけでしょ。そういうのやればいんだ」と言っているのと大塚先生が、最近のニュースの街頭インタビューで戦争賛成の人は意気揚揚と語るけれども、戦争反対の人はどうもうまく言葉が出てこなくて口篭もる印象があるので、なんとかそういう人に言葉や表現やらロジックというかそういうものを与えたいと言っている、これら両者はどうやら批評空間webに載っている柄谷行人の文章に出てくる「みっともないこと」に当たるらしいのだが、このことに関する二人の違いを知りたかったが時間がきて終わった。
昨日
高田馬場の金玉トレオ君からADSLの機材が届いたので繋げてよとの電話。8Mで生意気だと思うが、自転車で繋げに行く。電車で行かなかったのは、「男として気合が入っているので全然寒くありません」という言葉が最近頭の中ではやっていて、それをどうしても言いたかったので、自転車で行くと手袋とかマフラーとかないので風をもろに受けて寒いだろうと思って、セリフを言って見栄をきるシチュエーションには好都合だと思ったからだ。それで会ったときに言ったが、無視されたのでガックリときた。自己満足で終わったというわけ。
説明書を見るとLANケーブルが必要。なのに金玉は買ってなかったので、LANケーブルをどこかで買わなくてはいけない羽目になる。9時半とかだったので、普通の電気店は休んでいる。で岩崎君に電話で相談したりいろいろと考えた挙句、珍しいことに金玉が「ドンキホーテ行けばあるんじゃない?」とか言いやがって、それはばっちりのアイディアだった。モデムで繋いでドンキホーテのサイトを見て、新宿店に電話して確認したらありやがったので、急いで電車に乗って、LANケーブルを買う。
まあせっかく新宿に出たのだしということで、金玉の行きつけのゴールデン街の店に一杯ひっかけに行く。その日がたまたまバーテンのトムさん(31歳)とかいう方の誕生日で、店に入ったときには何人かポツネンとしていただけだったのだが、またたくまに人が増え、常連の人々は皆シャンパンを携えて店に来る。「おめでとう」と言って渡されたシャンパンは「ありがとう」と言って受け取ったトムさんが客全員に振舞う。トムさんはどんどんシャンパン飲んで酔っ払い、金玉と僕もどんどん飲まされ、何度か「お会計」とか言ってるのだが、店の中ではスティービー・ワンダーの「ハッピーバースデー」と歌っている歌がガンガン流れ、クラッカーはパンパンなって、全員ただでさえ呑みやすくまわりやすいシャンパンをチャンポンで呑んでいて本当にワキワキムードで、なかなかチェックを出してくれない。「しめて!」と言うと「あいよ」とか威勢よく言うのだが、レジに向かう途中でシャンパンのボトルを手に取るとそのままラッパ呑み。返す刀で目の前の客の水割りをつくる。で、10分くらいしてまたこちらで「お会計!」と頼む。そんな晩だった。
その後振る舞い酒のせいで会計とはとてもつりあわない酔いにおちいった金玉と僕は「S」というお店に行った。そこで名物ママのもう70ぐらいの、ザッツゴールデン街、新宿の母といった感じのSと話した。僕は初めて会った。だみ声で早口、「おめぇ」とか言っちゃうSは、気質が超オールドスクールだった。この後、そのSが色々話してくれて、それがすごくおもしろかったので、覚えている限りどんな話をしたのか列挙した。
「あたしは水商売の女なのに、結婚先のご両親はゆるしてくれたんだ」と言って目に涙を浮かべた。それが全然浪花節の印象ではなく、心底何か許しを願うような態度で本当びっくりした。「泣くなよ」と言ってなぐさめたが、その後、涙をこぼした。
他にも小さい頃からのいろいろな話をきいた。1450グラムの未熟児で生まれて、お母さんは名前をつけるのに躊躇して、当時は普通「美」という字を使うところが「三」の字を使った「三代子」とつけられた(ここのレトリック残念ながら失念)とか、戦後は本がなくって、金持ちの家に本を借りるの目当てで行ったこととか、本の言葉の中で「ふいあんせ」という言葉が洒落ているなと思ってお気に入りだったという話とか、55人のクラス制だったんだけど本を読みすぎて目が悪くなっていたら、担任でもないのにある先生が「おまえはいったいどういう姿勢で本を読んでいるんだ」と叱られて、まだそのころはそういう児童の端々まできちんと目の届く教育者がいたんだとか、はじめて三面鏡を見て自分の横顔の造形を知ったとき、鼻よりも口が前に出ていた大ショックだったという話とか、パッパラパーと酔っ払っていて、「なんだか最近酒が甘く感じるし、朝嘔吐しちゃう」と九州のクスクの母親に電話したら「内科行け」って言われて、内科で「なにかできていますね」と言われて検査したら妊娠5ヶ月で、それをお母さんに「ねえ、笑わないでね」と念を押しながら「できた」と言ったら「何が?」と聞き返され「赤ちゃん、5ヶ月」と言った瞬間爆笑された話とか、妊娠が発覚したとき、お医者さんに「お酒呑んだりしていて、子供は健康に生まれるだろうか?」と後悔し涙ながらに聞いたらそのお医者さんが「だいじょうぶ。普通はそんな生活していたらこの5ヶ月の間にとっくに流産しているよ、よっぽど健康な赤ちゃんなんだ」と言って励まし「でも生まれる子供は女の子なら手がつけられない、男ならヤクザだね」と言って力づけた話や、お医者さんに「次に来るときは帯をもってらっしゃい」と言われ、持っていったら「寿」と帯に書いてくれた話や、看護婦さんたちを集めてお医者さんに「妊娠5ヶ月まで気づかなかったんだ」と冷やかしの宣伝をされて爆笑された話や、年下の夫さんのご両親のところに挨拶に行った話や、義理のお父さんは酒が好きですぐよっぱらうから家族みんなは飲ませまいとするんだけど、彼女がどうぞお好きなだけお飲みくださいと普段止められているお酒をたくさん用意して言うと安心してビールを2、3杯呑むとリラックスしきってコテンと眠ってしまうのでとてもかわいいと思った話や、義理のお父さんは大工さんだけど、昔ながらの職人気質できっちり仕事をしてしまう、お金儲けが上手じゃない本当にいい人だったとか、義理のお母さんも大好きであんまり好きだから、ある旅行をしたとき、「今晩はとことん飲みましょう」と誘って「お母さんのこういうとこきらーい」「お母さんのこういうとこすきー」と数えあげていっちゃって、次の日夫さんから「おい、おまえ昨晩お母さんになんかやりやがったな」とたしなめられたけど「お母さんのことほんとに好きだからこういうことしてもいんだもーん」と思った話とか、義理のお父さんの死に立ち会ったとき、自分はきっと入用になるだろうからと思ってお金を持っていったけど、それはやはり血をわけた家族とは違う反応だと自分で思って、私は他人なんだなと思って泣いた話だとか、そのことをいまだにわだかまりとしてもっていてちょっと泣いてしまったり、息子のエロ本を何気なく見つけて、置いておいたら次から息子が隠さなくなって「調子のんじゃないよ」と思った話とか、川原でバーベキューか何かのコンパをしている息子の写真を見て「楽しそう」だから本当一度連れてってもらいたいんだという話とか、全部おごるから一緒にコンパに連れて行けというけど連れて行ってもらえない話とか、孫は娘がほしいけどそれを息子に言うと「プレッシャー」になるから言うなって言われるんだという話とか、一度息子ともう原因の忘れてしまった喧嘩をしたとき赤い跡がつくくらい首をしめてしまって、すぐにハッと冷静になって手を離して、その後「飯食うかい?」と聞いたら「うん」と言ったのでそれで喧嘩は終わりになったけど、あのときのことを息子はどう思っているのか今でもすごく気になるんだけど訊けないんだとか、息子にチンゲが生えたときずいぶん誇らしげに見せるので4、5本引っ張ってやったら、「いてて。いてえじゃねえか」と見栄をきった話とか、自分の息子だけが本当にかわいいんだと煙草屋さんの旦那に言われて蒙が啓かれたとか、それ以来他のところの子供を見ても「へん息子の方がかわいんだ」と思っていいと思った話だとか、はじめて息子が女の子を連れてきたとき、外で待たせているから「家に入れて茶でもやれよ」と言ったが「おかあちゃんは絶対来ないでくれ」と言われたので、廊下からソっーと横目でのぞいたら普通のコなので心底ホッとしたとか、親戚の女の子が行儀が悪くて、風呂上りに裸でたてひざついたりするんで、周りの大人がやめさせようとしたけど、そんなのは周りの大人がかってに意識しているだけであって「メンスがきたらだいじょうぶ、ぜったいなおるよ」と言っていたら、実際そのとおりになって風呂上がっても、汗だくのまま服を着てて大層おかしかったとか、運動したいけどただ散歩するのはつまんないから犬か猫がほしいと思っている話とか、どっちも好きだけど犬なら大型でもなく中型でもなく小型の日本犬がいいとか猫なら顔、とりわけ目が日本風の奴がいいとか、濁声とべらんめえ口調で照れを隠して少女のように嬉々と語った。家族を大事にする昔の自律コードをしっかりとかかえて生きる勇気ある優しい、なんとなく僕たちからすればずいぶん年上なんだというニュアンスのリアクションをとると気のせいかふんとした、まだ全然俺には理解できないし対等に話をするのに腰がひける太刀打ちできないかな、かなわないかなという感じの心底尊敬できる美しく魂を磨き上げてきたような女性だった。喋りながら時々顔をしかめて、時々鼻の下をのばしてとぼけて、ニッと笑って、酔っ払う様子を独自の阿波踊りみたいな感じで手を泳がせ、パーパーだかなんだか変な拍子をつける。僕が言ったのは「泣くなよ」の一言だけだ。あとはずっと彼女が自分のことを教えてくれた。もっといろんな話をしてくれたし、ニュアンスも全然伝わってないけど、今思い返そうとしてみてもメシー巨象なでるというのはこのことという印象が自身ですらするので列挙した。
その後、ADSLを接続しようとしたが酔っ払っててうまくいかず、結局80パーセントぐらい服部君が自分でやって繋げていた。繋がってすごい速かった。
今日
僕が親に買っていただいた電子レンジは、オーブン機能がついておらず、電子で暖めるだけなので、パンなどを焼けなかったけど、最近オーブントースターを3000円ほどで購入したので、昨日それを使ってみようと思い、食パンやとろけるチーズを買った。そして今日、昔稲田さん(←早稲田さんと似てる)のお宅に宿泊させてもらった際、朝食に出てきた目玉焼きトーストという食べ方をした。これは全然盲点で、どのような料理かというと、目玉焼きを焼いてそれをトーストの上に置き、ウースターソースをジャブジャブかけて食べるのだ。このウースターソースというのは、いつ頃からか忘れていたけどなんか僕は馬鹿にしていた。というのもあんまりサラサラしすぎているから量の加減がうまくできないし、たいていソースをかける料理、つまり衣をつけて揚げてある食べ物にかけると、あんまりサラサラしているからすぐに衣に染みてしまうので、とんかつやエビフライなどにかけると、衣がベシャベシャになってしまいますから、ちょっぴりずつかけなくっちゃいけなくなる。そんな考えがあるが、特にウースターソースなんて最近じゃあまり外でもお目にかからないので、なんとなく存在すら忘れていたのだ。
だが、昔稲田さんのところで食べたこれは、目玉焼きがウースターソースをはじくのだが、これがまた大層うまそうに見えるのだ。白身のところにまだらになっちゃいやがってて本当くいてーって気分になる。目玉焼きから落ちたソースはカリカリとしたトーストにやけに染み込んで、これは噛んだときにじゅうとソースの味が広がってうまい。それですっかりウースターに関して認識を改めた。あと目玉焼きは皿のようなきれいな円盤のようなものではなく、ふたをしたりひっくり返して、ゴツゴツとした一見もう卵焼きにしか見えないようなものの方がソースがうまくひっかかってうまいようである。これは僕が考えたこと。
あとキャベツのせん切り(線に切れるから?あるいは千本くらいたくさん細かく刻むから?)とコロッケにまたウースターをどぼどぼかけて、「コロッケサンドトースター」にして食べた。料理名は今考えたが、トーストでああいう大きなものを挟むと食べにくいので、普通のコロッケサンドと区別して名前をつけた。
昨日
バイト。帰りに先日親に買っていただいた電子レンジは、オーブン機能がついていないので、新しくオーブントースターを買ったのでわざわざ用いてやろうと思い、食パンやとろけるチーズを買う。帰途で隣人の平田さんが「あそこのスーパーのお惣菜コーナーのコロッケは常に「半額」シールが貼ってあって、出た瞬間から半額だよ。なぜか知らないけど、でも4コも入って150円で買えるわけ」などと昔言っていたのを思い出し、コロッケが好きなので買ってしまう。家に帰ってから卵を買うのを忘れていたので、近所の何でも商店みたいなところに行くと、焼きそばの生麺が3食で100円だったのでそれも買ってしまう。コロッケ用に買ってきたキャベツは、どうしても急に焼きそばが食いたくなってしまい、それに使った。キャベツだけの焼きそばだったがおいしくできたと自負した。お腹がいっぱいでコロッケは食べなかった。朝食にすぐに食べられるよう、キャベツをみじん切りにしておいたので僕は頭が賢い。
夜、神戸から戻ってきたばかりのunami君と電話。稲田さんの家の赤さんは今月の20日が出産予定日で、いつ生まれてもおかしくはないんだということを言っていた。そこで出産祝いを贈ろうという話になった。いつのまにか赤ん坊に対する玩具ビジネスについての話になっていた。アイディアは二つあり、一つは赤ん坊の人形で、ミルクを飲ました後、お腹を押すとタンクに溜まったミルクを放尿する。性器のついている辺りにあいている小さな孔からジョッジョッとミルクを発射するのだ。そういう人形です。これを赤ん坊が持っていたら超わらえんですけど。あともう一つは、ビー玉くらいの大きさのよい匂いがするおもちゃで中に水銀が入っている。注意書きには「お母様へ この玩具はお子さんが呑み込みますが大変危険ですのですぐに吐き出させてください」と書いてある。
その後、地方の振興事業としてその村のラップをつくって儲けるビジネスを考える。「神隠し」とか「名産品」という言葉が頻繁に出てくるラップだ。ゲラゲラ笑って眠る。
あと育児とは何だろうか?一人の人間になるのをサポートするもので立派で尊敬できる、大げさでもなんでもなく偉大な事業だと思う。
一昨日
バイトの関係で家に戻る。『キングオブクレズマー』『大感傷仮面』などを観る。『キングオブクレズマー』は老人の兄弟が出てくるのだが、彼らが一人一人インタビューを受けるのではなく、3人であれやこれやと話始めると、話がまったく進まなくなる。たとえば、生まれ故郷に戻って生家の住所を探るのだが、もう何十年も経っているので周囲の風景は変わり家はすでにない。単なる雑木林というか草むらというか、になっているのだが、そこで老人の中の一人が周囲の住所から推測して、「たぶんここだった」と言明するシーンがある。
「こっちが15番地で、こっちが17番地だから、ここが16番地のはずだ」
「ここが16番地だ。だって15が向こうにあって、それで17番地が次に向こうに来ているから、つまり16はここになる」
とかなんとか、一人で2、3回言うのだ。この何度も同じことを繰り返す感じがとてもよかった。早くこういう風になれば自分の好きなことがもう少しわかるだろうと思った。今はいろいろ考えすぎて、どうにも自意識みたいなものと馴れ合ったりしているので、もう少ししっかりすっきり、自意識みたいな曖昧模糊としたものではなくて「16番地はここだからたぶんここが生まれた家だ」というような明確なことだけがわかっていればいいと思う。
『大感傷仮面』 は絶妙のタイミングで変身する。主人公が泣くと「大感傷仮面」に変身する人造人間なのだが、もちろん泣くのなんてコントロールできるものではないし、すぐに泣き止んでしまうのものだ。たとえば恋人と再会するシーンで、情念たっぷりの演歌風歌謡曲が流れる。照明が突然消え、二人がひしと抱き合っているシーンでいつのまにか仮面に変身する。そして次のシーンになると泣き止んでいるらしく突然またもとの人間の姿に戻っている。デザインもなんか米みたいな感じで全然格好よくなく、感極まるシーンを台無しにする仕方でたんたんと変身する。普通の変身モノになれていると、クライマックスで変身するわけだが、それと比較してなんかどうでもいいところで変身しているという印象になる。だが愛と命をテーマにした泣けるいい映画だった。他はヒロインが騎乗位で「好き好き」と連呼しながら、主人公をビンタしつづけるシーンがよかった。おっぱいがリズムにあわせてゆれていた。下の主人公がすごい冷静に「おい?どうしたんだよ。しっかりしてくれよ」と言ったので爆笑した。もう一つ印象に残ったのは、なぎら建一(withoutオウンリスク)が、天才科学者で感情というものを理解しない人間の役だったのだが、どこから見ても悪徳不動産屋で笑った。でも頭が爆発ヘッドでそれは天才科学者の決まりごとだと僕は思うから律儀に思えてまた笑えた。
さき(っていうんだっけ?)一昨日
祖父と祖母から電話。一度、新井薬師の家を訪ねたいと言っていたので、近所の北野神社の縁日の日を教えたら、訪ねてきてくれた。祖父は最近目が悪くなったので、新井薬師寺の「めめ」と書かれた(左の方の「め」の字は鏡文字になっている)札を奉納した。それから3人で北野神社へ行ってお参りした。年の瀬だからか、ザルみたいなものへ作り物のおかめとか鯛とか竹とかきらびやかな短冊だのを配置して、壁にかけておくやつ(名前失念)の屋台がいくつか出ていた。すごいきれいで、あと屋台の背が高くてのぞくと、なんかものすごいことになっている部屋の中にいるような気分になっておもしろかった。その後、近くのマンションの1階に入っている開店したばかりのケーキ屋に入って、ケーキを食べた。祖父はシュークリーム、祖母は黄色いババロアみたいなものがパイみたいな台にのっているやつ、僕はチョコレートの焼いたやつみたいなものを食べた。祖父は「これはおいしいので誰にもあげない」などと言って、一人でシュークリームを食べてしまった。僕も祖母も一口づつ配ったのに「いじわる」だと思った。
でもあまりにも食べたかったので指でさっとクリームをぬぐってクリームだけ少々いただいた。僕のはチョコの焦げた感じとしっとりとしたチョコの脂っぽい濃厚な感じが両立していてとても美味しかった。つまりどれも大変美味でよい店を見つけたものだ。その後、3人で部屋に行った。座布団も何もない部屋なので3人で床に座ったが、祖父は学生時代を思い出したと言って、その頃の話をした。そこにおしゃべりの祖母も加わりたかったらしく、そこで二人の困窮を極めていた時代の話をしてくれた。その後3人で西武線に乗って実家へ戻った。車内で読みかけの『楢山節考』を読もうと思ったが、なんとなく気がひけた。それで表紙を隠して読んだ。家に着くと弟の友達が2人来ていて、これからゴルフの打ちっぱなしに行くのだとか言ってやがるので僕とはずいぶん違うんだなと思った。友達と打ちっぱなしに行ったことはない。友達と行くのはたいていメシ屋か呑み屋かで、三ヶ月に一度くらいカラオケに行く。2ちゃんねるの「テクノ・ヒップホップ版」か何かでクラブの話を読んで、たいへんに行きたくなる。酒で酔ったブサイクが、ソファにダラッーと腰掛け、腹に響くような音量でズンドコズンドコとシンセサイザーやら打ち込みドラムがなっているので判断力も集中力も極端に低下しており横に腰掛けると自然、ネッキングが始まるみたいな話が書いてあって「うわーいきたーい」と思った。また常連の話やらスタッフと店長、DJの三つ巴の女を巡る闘争やら、店が仕込むサクラというかモデル(ちょっとした有名人みたいなのが遊びにきていれば、それを見たいオノボリさんが来る?)やらの話などを読んでそういうことにも興味をもった。でも喧嘩も多いらしく、「暴力なんか振るう奴は心にミュージックがないのだ」(深沢七郎『東京のプリンス』)。