
コンパクトカメラで子供を上手に撮る方法


子供の写真を上手に撮るのは難しい。
その時は「いいな。」と思ってシャッターを押したのに
出来上がって来た写真を見てガクゼン。
こんな筈じゃなかったのに、と言っても後の祭り。
これじゃあ一緒に写っている子供に写真をあげられない。
高額な一眼レフカメラならもう少しはマシな写真が撮れるのかも知れないが
そんな難しくて重いカメラは使いこなせない。
どうにか子供の写真をきれいに撮れないものだろうか?
このページでは、そんな悩みを解消できるように
子供の写真を上手に撮るヒントを教えましょう。
ちょっとした事で失敗が少なくなります。

子供の写真はいつもこのコンパクトカメラで撮影しています。
ズームも付いていないシンプルなカメラで
ポケットに入れて歩けるので愛用しています。
確かに一眼レフカメラには負けるけれど
このカメラでも十分にきれいな写真を撮る事ができます。

写真の失敗の多くは、このように暗く写ってしまう事ではないでしょうか。
実際は大きな窓があって光が十分に入って来てとても明るい室内なのに
写真に撮るとこのように真っ暗に写ってしまう。
これは、カメラが背景の明るさに自動で露出を合わせてしまうからです。
一眼レフカメラでもオートで撮ると同じような写真になってしまう事があるので
コンパクトカメラだから、と言う理由ではありません。
原因のひとつとして、高感度フィルムを使った為
カメラが「このフィルムならストロボをたかなくても写る。」と判断してしまうのです。
確かに手ブレもせず、写真は写っていますがきれいではありません。

同じような失敗は室内だけではありません。
天気の良い公園へ遠足に行って、木陰でひと休み。
そんなシーンをパチリ。
しかし出来上がって来た写真は御覧の通り。
室内でもないのに真っ暗な写真になってしまいました。
これも先ほどと同じ原因です。
木の間の空に露出が合ってしまったからです。
肉眼ではとても明るい状況でも写真になるとそれが再現されません。
これはフィルムが感知できる明暗の幅が、意外に狭い為です。

このように帽子をかぶっただけで顔が暗く写ってしまいます。
背景に明るいものはありませんが、すべり台が空を反射しています。
それで帽子の影になってしまっている顔だけが暗くなってしまいました。
この明るさの違いは肉眼では確認できません。

この写真は木陰の中で撮ったものですが、帽子をかぶっていてもきれいに写っています。
最近のカメラには殆どの物にストロボが内蔵されています。
昼間であってもそのストロボを発行させれば、このようにきれいに写真が撮れるのです。
表示窓に雷のようなマークを表示させればストロボが発光します。
使い切りカメラで撮る時も、ストロボ発光ボタンを使ってストロボを強制発行させれば
顔にできる影を薄くする事ができます。
写真を撮る時は明るい屋外でもストロボを使いましょう。

MODEボタンを押すと、このようにストロボマークが変わります。
オート発光、強制発光、発光停止、の他に目玉マークの付いた赤目減少モードがあります。
普段はオート発光の状態になっているので、カメラの電源を入れたら
室内外問わずにストロボモードを切り替える癖を付けましょう。

遠足の写真と状況は似ています。
かなり厳しい逆光で、背景に空が写っていますが
ストロボを発行させているのできれいに写っています。
このような時に、もうひとつ気を付けるのは
これ以上離れてしまうとストロボの光が届かなってしまうので
なるべく近付いて撮りましょう。

真夏の日ざしはとても強いので
コンパクトカメラのストロボでは勝てない事もあります。
この写真のように極端なアングルの場合は、もう仕方ありません。
しかし、ストロボを発行しなかったら真っ黒なシルエットになるだけです。
足の部分にはストロボの光がきれいに当たっていますが
顔の部分はそれより遠い位置にあるので光が弱くなってしまっています。
1メートル違うだけでこれだけの差が出てしまうので
屋外のストロボ使用はなるべく近付いた方が効果がでます。
そのぶん子供の表情もよりハッキリ写りますから。

逆に、ストロボを発行させないで撮った方がいい時もあります。
そんな時は発光禁止の設定にするか、ストロボの部分を指でふさいでしまいます。
ストロボを発行させないで撮る時は手ブレになりやすいので気を付けて下さい。

子供はおとなしくしていないのでたくさん撮りましょう。
1枚撮ったからいいや、ではなく気に入ったものが撮れるまで
何枚も何枚も撮るつもりでたくさん撮りましょう。
カメラを縦にしたり横にしたり、上から見たり下から見たり・・・
意外なアングルが発見できる時もあります。
失敗した写真は別にしてしまっておきましょう。
フィルムが勿体無い、と思ったら良い写真は残せません。
フイルムをいつまでもカメラの中に入れっぱなしにしていると
せっかく撮った写真が変色してしまう原因にもなります。
なるべく早くフィルムを使い切るつもりで
たくさん写真を撮り、早めに現像してもらいましょう。
その点、デジカメなら失敗した写真は消せるので無駄がなくたくさん撮れますが、
写真はアルバムを開いてパラパラ見る方が楽しく思います。
このページを読んで頂いて少しでも失敗が少なくなれば幸いです。