1980 「絞殺のブルース」 Strangulation Blues 35ミリ白黒/ヴィスタ・サイズ/上映時間17分 出演/エリック・フレイ、アンヌ・プティ=ラグラージュ、ハンス・メイヤー ♪勿論見た事はない。ハンス・メイヤー好きの私としては是非見てみたいのだけれど・・・
1983 「ボーイ・ミーツ・ガール」 Boy Meets Girl 35ミリ白黒/ヴィスタ・サイズ/上映時間119分 監督+脚本/レオス・カラックス 撮影/ジャン=イブ・エスコフィエ 出演/ミレーユ・ペリエ、ドニ・ラヴァン、エリー・ポワカール、ハンス・メイヤー、キャロル・ブルックス
♪ミレーユ・ペリエの謎めいた美しさが強く印象に残る作品。
1986 「汚れた血」 Mauvais Sang 35ミリ・カラ−/ヴィスタ・サイズ/上映時間125分(119分版もあり。1999年秋に渋谷ユーロスペースにて特集上映された際のヴァージョンは119分版。現在市販されているDVDも119分版。以前ソニーから出ていた廃盤ヴィデオ/LD及び初公開時は勿論125分版です。どこが違うかといえば・・・) 監督+脚本/レオス・カラックス 撮影/ジャン=イブ・エスコフィエ
出演/ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラヴァン、ミシェル・ピコリ、ハンス・メイヤー、ジュリー・デルピー、キャロル・ブルックス、セルジュ・レジアニ
♪カラックス自身が<覗き屋>の役で出演。
♪当初の仮題は「おしゃべり(Langue pendue)」
♪「汚れた血(Mauvais Sang)」というタイトルはアルチュール・ランボーの『地獄の季節』のなかにある詩の題名から取られた。カラックスによれば『汚れた血』という題名にはふたつの意味が込められていて、第一にはランボーの詩に通じる部分で<親から遺伝した悪い血統>の意味で、アレックスの場合は父親から金庫破りの才能と一種の精神的なひ弱さを受け継いでいる。第二には、物語に登場するSTBOという架空の<愛のないセックスによって感染するウイルス>によって汚染された血液を指している。
♪アレックスの部屋の留守番電話のテープのメロディは、セルゲイ・プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」のなかの「モンタギュー家とキャピュレット家」。おそらく、自然なディストーション(音のひずみ)の具合からして、1927年に収録されたプロコフィエフ自身の指揮による演奏ヴァージョンが音源では、と思われるのだが・・・
♪この作品でも、レオス自身が、アレックスの収容されている刑務所の場面で、囚人のひとりとして出演している。
♪ジャン=イブ・エスコフィエによれば、カラックスには幼いときに死別した姉(もしくは妹)がいて、ヒロインの名前である<ミシェル>はこの死別した姉(もしくは妹)からとられたものだそうだ。
♪カラックス自身のストイックな演出のため、撮影されたものの編集段階で使われなかったシーンは多く、例えばミシェルと眼科医の間柄など仄かに暗示されるだけ(おそらくミシェルは眼科医と結婚、もしくは生活を共にしていると推察されるが)であいまいなままにされた事柄も多い。
1997 「無題」 Sana Titre35ミリ・カラー/上映時間8分30秒 カンヌ国際映画祭50周年記念作品として製作、同映画祭の「ある視点」部門オープニングで上映された。それ以外の一般公開はない。
1999 「ポーラX」 Pola X
35ミリ・カラー/ヴィスタ・サイズ/上映時間134分 監督+脚本 レオス・カラックス 撮影/エリック・ゴーティエ 出演/ギョーム・ドパルデュー、カテリーナ・ゴルベア、カトリーヌ・ドヌーブ、デルフィーヌ・シュイヨー
♪ルイ=フェルディナン・セリーヌの<なしくずしの死>からの引用から始まる…おお!フェルディナン。。。<こうして我々はまたも孤独だ…>
♪モノクロの画像の質感が堪らない!
♪←仲睦ましいふたり。今眺めると奇跡のような…
1991 「ポンヌフの恋人」 Les Amants du Pont-Neuf 35ミリ・カラー/ヴィスタ・サイズ/上映時間119分 監督+脚本 レオス・カラックス 撮影/ジャン=イブ・エスコフィ 出演/ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラヴァン、クラウス=ミヒャエル・グリューバー
♪「ポンヌフの恋人」という今ではもっともポピュラーなネームヴァリューを持つ作品タイトルは、しかしいちばん最初につけられた仮題に過ぎなかった。結局、製作途中でこの映画のことがマスコミの話題になったため、仮題がそのまま正式なタイトルとして定着してしまったが、カラックスは本当は「Feu l'Amour(炎 愛)」という題名にしたかったそうだ。『フランス語のfeuには「炎」という意味や銃を発砲するときの「撃て!」という掛け声の意味のほかに、死者の名前につける「故」の意味がある。だからこの題名は<愛の埋葬>を暗示しているんだ。』とカラックスは語っている。それは、本来のカラックスの構想していたラストシーンにまさしく相応しいタイトルだが、しかし撮影期間のごく早い時期に、当時のカラックスの公私に渡る事実上のパートナーであったジュリエット・ビノシュが強くハッピーエンドを望んだことがカラックスの気持ちを揺り動かした。あわせて2度に渡る製作の中断の後、クリスチャン・フェシュネールが製作を引き継ぐための条件のひとつとして提示したのが、ハッピーエンドの物語にすることだったので、カラックスはビノシュにはプレゼントのつもりで心を込めて、そしてフェシュネールには幾分かの偽善的な気持ちで、エンディングを変えることにした。
1982 「彼女が彼を借りる」 Elle Loue Lui エリー・ポワカール監督/短編
1987 「ゴダールのリア王」 King Lear 監督・脚本・編集/ジャン=リュック・ゴダール
1988 「芸術の閣僚たち」 Ministeres De L'Art 監督/フィリップ・ガレル
1997 「家」 The House 監督/シャルナス・バルタス 脚本/バルタス、カテリーナ・ゴルベア 1997年東京国際映画祭シネマプリズム部門にて上映。
1991年/16ミリ・カラー/52分
ドキュメンタリー 「メイキング・オブ<ポンヌフの恋人>/呪われた映画をめぐる証言」Enquete sur un film au-dessus de tout soupcon