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そして、運命のその日もプエルタ・デル・ソル広場のすぐそばの小さな楽器店で親父さんとだべっていると(ことわっておくが、私はスペイン語はほとんど話せない。高一の時にラジオスペイン語講座4月号のテキストを買ったきりだ。今回は、早稲田の学生だったみつまさ君に3つだけ会話を習ったのだ。これは役に立った。ありがとう!)(ひ:みつまさ君コンサートにもきてくれてたね)日本人らしき人が入ってきたではないか。「こんにちわ!」「こ、こんにちわ」
その方はスペイン在住の日本人ギタリストでアケダさん約35才
お店でギター談義で盛り上がっていると、
アケダさん:「楽器は何を使っているの?」
た:「ガルシアです。(買ったばかりナンだ)」
アケダさん:「ガルシアって、ベレサールのこと?」た:「そうです。」
アケダさん:「私は友達だよ、しょっちゅう会っている」た:「えっ!本当ですか!」
私の爛々とした目を見てアケダさんは、「会いたい?」とぽつり。
「会いたい!会いたい!会いたい!!!!あいた〜〜〜い!」
気付いたらアケダさんの胸ぐらつかんでいました。(ひ:乱暴なやっちゃ!)
アケダさんは連絡をしてあげようと言って電話をしに何処かへ行ってしまいました。
その間、私は興奮しながら、「なんとかオーケーしてくれ、いてくれ」と願っていました。
「もし先方が今日はダメで、明日と言ったら明日行こう!あさってと言うたら・・
ん?まてよ。明日はグラナダにいく日じゃないか、くっそーそうなったらグラナダはキャンセルだ。アルハンブラは絵葉書でガマンしよう。なにがなんでも会うぞー!」
と心の中で叫んでいたら、アケダさんが暗い顔して戻ってきた。「ダメかこりゃ・・」
アケダさん:「ベレサールはここんとこ体調がすぐれず、医者に通っているのだが、今日はなぜか体調がいいので少しだけならその日本人に会ってもいいと言っているが、行くかい?」
「ウオー!やったーいくいくいくいく!いきま〜す。バ、バ、バ、バンザーイ\(^o^)/」
アケダさん:「痛い痛い!わかった、わかったから僕の身体叩くのやめて!」
(ひ:うるさい奴だなあ!お前は犬か!)ワン!
アケダさん、元々暗い、いやポーカーファイスの方だったのです。でもそんなボクを見て初めて嬉しそうにしてくれました。この頃からベレサールは体調が思わしくなく、めっきり製作本数も減ったと聴いています。住所を書いたメモだけをくれ、「私は仕事でいけないが、ここへ行ってベルを押しなさい。」(ひ:大丈夫か・・心配だなあ)同行の山本さん、すっかりほったらかしですが、タクシーに無理矢理乗せ一路ベレサールの住むマドリード郊外の街FATIMAへゴー!
いよいよ次回はベレサールに・・・乞うご期待であります。おそまつ!ペンペン(ひ:ハイハイ)
(このお話はすべて事実でありまして、ハクションいやフィクションではありません。)
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