| HMの過去・現在・未来 |

第5回
(2000年 7月24日)
| KAZ NOGUCHI(本誌編集顧問) |
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| 自他ともに認める(笑)BON JOVIファンの私も、実は単独公演はこれが初めて。そうです。彼らのライブに 足を運ぶのは、あの'90年末イベント以来、約10年振りなのです。特に今回は、最高傑作である「CRUSH」を 引っさげてのライブということもあり、非常に楽しみしておりました。会社も休んじゃったし。(苦笑) 実は前日、愛息子が熱を出してしまい、ライブどころの騒ぎではなかったのですが、親孝行の息子は、 当日にはだいぶ元気になり、家内に気兼ねすることなく、出かけることが出来ました。(笑) 先月オープンしたばかりという東京ドームホテルで、RYOさんとお母上と合流。「まずは腹ごしらえ」と いうことで、ホテル内の高級そうな焼肉屋さんで食事。いやぁ、美味しかったですね、RYOさん。 お母様、ご馳走さまでした。腹も満足し、ビールで気分も高揚し(笑)、いざ会場内へ。しかしスゴい人。 それにやっぱり女性が多い!そして年齢層が広い。今のHR/HM勢で10代から50代(?)まで集められるバンド なんて、他にいないんじゃないでしょうか?改めてBON JOVIの人気の高さを実感。 自分の席(これがまた、いい席でした。RYOさんに感謝!)につくと、徐々に緊張が高まってきました。 ビールのせいか、緊張感のせいか、トイレに2度も行ってしまった...。オープニングは一体何を演るんだろう? やっぱり“〜Prayer”かな?意外と“Tokyo Road”?'96年は“Lay Your Hands On Me”だったし...などど 考えていると、場内暗転。物凄い歓声。若いモンには負けてられないとばかりに、私(&RYOさん)も絶叫(苦笑)。 ティコのドラムが軽快なビートを叩き出す。んっ!?何これ?...知らない...。やばっ!というわけで、後に ニール・ヤングのカヴァー“Rokin' In A Free World”と判明したオープニング・ナンバーに、ちょっと肩透かし。 でも乗りの良いビートに思わず拳を振り上げてしまう私。これも後に判明したことですが、「These Days」の 2枚組限定盤、及びシングル“These Days”に収録されてるじゃないですか!?この曲。勉強不足の自分に 反省しきり...。続く2曲目は新作「CRUSH」から“Just Older”。新作の中でも特にエネルギッシュなこの曲に オープニング以上の大歓声。1曲目を知らない人は、他にもいっぱいいたのね。(笑)ジョンの「昨日とは 違ったショウをやるよ」とのMCに続いて、早くも“Livin' On A Prayer”の登場。う〜ん、やっぱり凄い盛り 上がり。それにしても、この名曲を早々に披露してしまうなんて、何て贅沢な選曲。おなじみ“オーイェー” の大合唱で曲が終了すると、あのアカペラが。そして“Bad Name♪”の絶叫。さすがに、この2大ヒット曲の メドレーは強力!まだ序盤だというのに、もう汗だく。熱い! ここで、とりあえず落ち着いてステージ上に目を向けると、セットはいたってシンプル。巨大スクリーンが 両袖にあるのと、ステージ両脇に「BON JOVIバー」なるカウンターが置かれている位。このカウンターには、 その後、抽選で選ばれたらしいファンが続々と登場するわけです。いいなぁ。 曲は個人的にもお気に入りの“Two Story Town”へ。新作からは全曲ライブでやりたいと話していた彼ら。 今日は一体何曲演奏してくれるのだろう。そして、ハイライトのひとつ“It's My Lufe”へ。もう、すっかり 新しいアンセムになりましたね。楽曲的には非常にシンプルな曲ですが、インパクトの強さ、メロディのわかり やすさ、共感できる歌詞...などなど、ヒット曲の要素をすべて兼ね備えていると言ってもいいと思います。 続く“Next 100 Years”ではアルバム同様、リッチ−のギターが大活躍。今回、ジョンとリッチ−の絡みは 控えめだったような気がするのですが、やはりリッチ−の存在感も凄い。 ここで、メンバー全員が集まり、何やら相談しているご様子。ジョンが、客席に向かって左側を指差すと、 全員がせり出した袖へ移動。ん!?何が始まるんだ?と思っていると、な、な、何と袖の一番はじに、アコー スティック・セット用のミニステージが!これには、ビックリ!左側(ステージに向かって右側ね。)のファン は大喜び。心憎い演出じゃないですか!こんなところが、ファンに愛されるひとつの要因なんでしょうね。 端っこのほうで、「よく見えないよぉ」と思ってたら、突然、目の前に来て演奏してくれたなんて嬉しいよね。 アコースティック・セットは、意外な“Love For Sale”から、エルヴィスのカヴァーへ。そして、ジョンが デビュー当時の話を始めると、デビッドのピアノがもの哀しい旋律を奏でる。曲は何と“Runaway”のアコー スティック・バラード・ヴァージョン。これは、泣けた。鳥肌立ちました。彼らは過去にも、“Born To Be My Baby”や“I'd Die For You”などをアコースティック・アレンジで演奏しましたが、この辺りのセンス は、やはり素晴らしいですね。この“Runaway”は個人的には、この日最大のハイライトでした。続いて、ガラっ と雰囲気は変わって、軽快な“Someday I'll Be Saturday Night”へ。手拍子&大合唱でアコースティック・ セットは終了。 アルバム同様のちょっとコミカルなイントロに続いて“One Wild Night”から怒涛の後半へ突入。やっぱり、 この曲ライブ向き。ここで、遅ればせながらジョンのステージ・アクションについて触れておくと、俳優業を こなしてきたせいか、シアトリカルとは言いませんが、表情豊かになったような気がしますね。技、増えてたし。 ここからは、最近のライブでは定番の“Lay Your Hands On Me”、“I'll Sleep When I'm Dead”、そして、 “Bad Medicine”の本編最後の3連発。ここで、パイロの代わりに、無数の紙ふぶきがステージ両脇から 吹き出す。これも、見事な演出。綺麗だったなぁ。でも、汗だくだから、体のあちこちに張り付いちゃうのよね...。 そんなことには構わず、もう声の限り歌いました。もうすぐ終わっちゃうってわかってるから、一生懸命、歌い ました。右隣のRYOさん、左隣の女の子、うるさかったかな?ゴメンよ。だって、次いつ会えるか、ワカラない じゃん。また10年先になるかもしれないし。10年後じゃ、俺もうこんなに歌えないよ、絶対。だから...。 ここまででどれ位経った?何曲やった?あの曲は?もっと、もっと。ジョン!もっと聴かせてくれよ! アンコール1曲目は、軽快な“Captain Crash & Beauty Queen From Mars”。これもライブ向きだね。次は、 RYOさんのお母様のリクエストで(笑)“Mystery Train”。この曲、いい。何か癒される。そして、アンコール 3曲目は、お馴染み“Wanted Dead Or Alive”。今更のように、ヒット曲の多さを実感。「CRUSH」からの選曲 も、往年のヒット曲に混じっても遜色なし。「いい曲」を沢山持ってるバンドは、強い。 ここで、再びバンドは引っ込むけれど、まだ終われない。もっと、もっと、もっと、もっと。 2回目のアンコールに応えてくれた彼らは、“Lean On Me”で美しいコーラスを披露。そして、待ってました “Keep The Faith”!いよいよ終わりだ。約2時間。あっという間だった。汗が凄い。声が出ない。でも、いい。 10年間我慢してきた甲斐があった。大満足。そりゃ、ドームは音悪いし、“I'd Die For You”も“Always”も “I'll Be There For You”も“These Days”も“Thank You For Loving Me”もやってくれなかったけど、 (実際、「These Days」アルバムからは1曲もなし。福岡では“Letting You Go”、“Damned”を演奏した模様。 それに、バラードは1曲もないぞ!“Runaway”くらいか。)それを言い出したら、キリがないし。彼らほどの バンドなら、5万人いたら5万通りのセットリストが出来ちゃうよ。ここ数年、ライブを観る機会がめっきり 少なくなった私が言うのもアレですが、私が今まで観たライブの中でもベストのひとつでした。楽しくって、 みんなで歌って、叫んで...。「アリーナ・ロック」なんて、今はもう死語かもしれないけど、BON JOVIの ライブは、まさしく「アリーナ・ロック」。こういう「ショウ」が出来るのは、他には、AEROSMITHとLEPPSと KISS位じゃないかな。「格」が違うって感じ。 大阪公演ではライブ録音されたということだし、CRUSHツアーの最後に、また日本に戻ってくるなんて話も あるし。また会いに来るよ。必ず。次はかみさんも連れてきてあげよう。そして、いつかは息子にも観せて あげよう。親子でBON JOVI。RYOさんとこみたいに。(笑)それまで、続けててくれよ、ジョン。いつまでも、 いい曲いっぱい歌ってほしい。そして、素敵なライブを観せてほしい。ずっとついてくよ。 BON JOVI、最高のロック・バンドの最高のライブでした! Thank You!BON JOVI!See You Soon!!! |
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