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「モダン・タイムズ」(1936年)
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この作品が発表されたのは1936年(昭和11年)です。当時日本では確か2.26事件がおこった頃では
ないでしょうか?世界では世界恐慌(1929年)の影響によって超インフレ、街には失業者があふれ、世
界は第二次世界大戦への道へ歩み始めていた頃です。当時のドイツはナチス政権、イタリアはムッソリ
ーニ政権、日本は軍部が実権を持ち中国へ侵攻していた頃です。今(1998年現在)から62年前の作品
なのでなんとも当時の時代が今とはかけ離れているのが印象にのこるといったところでしょうか?しかし
宮沢喜一前首相が当時20歳前後、アインシュタインがまだ生きているというのがなんともおかしい(?)
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さて肝心の「モダン・タイムズ」についての感想なんですが、この映画は現在(当時)の機械文明に対して
の警告をうながす、作品であります。チャップリン演ずる工場労働者が現場のラインで働いているわけな
のですが、単調な作業(流れ作業)の繰り返しで精神的におかしくなってしまう男を演じています。そのお
しくなるなり方が実にコメディーで人を笑わせます...がその作業は人間にとって不自然なものなのでは
ないかという警鐘を発しております。 工場内でおかしくなってしまったチャップリンは工場内をメチャクチャ
に荒らしまわってしまいます。そして最後は警察につかまってしまいます。(すぐ出所できるのが当時の常
識?) その後もチャップリンは精神的におかしくなってしまった現象をひきづっていく中でヒロインと出会い
ます。ヒロインはズバリ親は失業、自分は食べ物を盗んで生活をたてるという典型的な当時の貧民家庭
(とは言っても特別まずしい家庭ではないです。ある意味普通でしょうか?)の少女です。個人的にはその
少女は僕は好きなのですが、今生きていたら(チャップリンは1977年死去)80歳ぐらいなのでしょうか?
よーく考えると家の”ばっちゃん”より年上だったりします。(^○^)
映画って不思議ですねぇ〜 しかしチャッ
プリンとその少女の行く手には数々の困難が待ちうけて、成功しそうになるとストライキで失業したり、警
察に追われたりでいつもダメになってしまします。そんな中でもめげずに生きていこうというのがこの作品
のラストであります。 当時の世界情勢がなんとなくわかるこの作品は僕にはある意味新鮮(過去ですが)
でした。少女がずっと裸足のままであった(靴も買えない)というのが印象にのこりました。別世界ですね。
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(映画のストーリーに関係ない番外編)
当時は食べ物の栄養事情がわるかったせいか、人々の身長差が極端に差があるのが驚きました。
だいたい今回の作品では成人男性で身長の分布が140cm〜185cmぐらいで(※チャップリンは160c
mぐらい)小さい人はホントに小さい(頭もすごく小さい...関係ないけど(^^;)
それでもってでかい
人は今の外国人並みの身長と体格をしている。理由はよくわかりませんがおどろいた事は事実です
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最後までよんでくださった方お疲れ様でした。これからもこのホームページよろしくね
(チャッカリ宣伝しておきましょう (^_-) )...これにて「モダンタイムズ」終了です。
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