novel



あなたの選択によりストーリーが変化する小説です!


WCS



目が覚めるとそこは暗闇の中だった…

 夜中にふと目を覚ますと自分の部屋なのに何故か何時もと違う、別の空間に居るような
不思議な感覚に包み込まれる時がある。前日の夜にUFOの特集を見たり、幾晩か続いて金
縛りにあった直後などは、特にそう思う事がある。
 夜目が利いてきて部屋の中の情景が、薄っすらと見えてきても、そこが、自分の寝室の
何時ものベットの上で何時もの天井をただ見つめているという感じがしない。昨日読みか
けた新書がナイトテーブルの上に乱雑に置かれているのを見ても、まだ、その不思議な感
覚が消えない。不意に声を出して自分の存在を、この自分の寝室の中に在る事を確かめて
みたくなる行動に駆られてしまう…
 僕には、そんな事が…特に春先の午後に昼寝をしてしまい、夜になってなかなか寝付け
なかった日などには、よくある。


目が覚めるとそこは暗闇の中だった…しかし、今夜は微妙に違っていた…

 そのとき僕は暗い小さな箱の中に閉じ込められていた。その、ガサガサした材質からし
て多分ダンボール箱なのだろう。分厚く弾力があり、しかもその構造上の利点にから、多
少の力を込めて押しても紙と紙の間の空気が少し減るだけで、しばらくすると最初の形を
再生しようとして元通りに膨らみ出す。紛れも無くダンボールだ…それも、引越しの時に
使うような、まだ新しくてそして張りがあり、多少の暴挙にも耐えることができる二重構
造のヤツだ。内側に折られた梱包羽の部分がそれをものがたり、折りたたまれた足のふく
らはぎの下に半インチほどの隙間が出来ていて、その段差の角が鋭利な刃物の様に足を切
りつけていた。紙で手を切る事はたまにあるが、足を切ったのは始めてかもしれない…
 ふと、子供が紙辺で手を傷つけない様に最新の裁断技術を応用して、折り紙を作ってい
るという話を思い出し、日本の技術力の高さを改めて…
 こんなコトを分析していても無意味な事に気が付き我に返った。


とりあえず、ここから出なければならないだろう…そう思った僕は行動に移った。


A:とりあえず助けを呼ぶため、声をあげる…
B:自分の持ち物をなんとかして探ってみる…
C:このまま、しばらくじっとしている…………




選択肢の横にあるカウンターは今までの統計です
30を越えている所はストーリーが進んでいるハズです

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