若人よ

考え事で 夜を明かす
若人よ 悩みぬくが良い
君の前に 道はない
通り抜けたところが道となる
その道が 
花咲き乱れるも 荒れ果てるも
若人よ 君の悩みの 中にある

風の音

聞こえますか 朝日の前
澄わたった空気の中
聞こえますか 日暮れ時
暮れゆく空の中
あなたの耳に 
届いたでしょうか
わずかに揺れる 風の音
もの思いの 秋の声

側にいて

あなたがいると 煩いくらい
いつも見慣れた その姿
側にいても 気付かなくなって
それが 突然 逢えなくなって
私の中に こんなに 大きい
隙間が 出来るなんて
ああ 早く 帰ってきて
気が滅入ってる 私の側に

心の灯火


あなたが 光り輝く時
私は 見えなくても良い

あなたが 闇に閉ざされたとき
ポッカリ浮かぶ 灯火でありたい

あなたの心が 凍える時
わずかな 温もりでありたい

いつも あなたの そばにあり
わずかに温もる 
心の灯火で ありたい

冷たい 風の中
輝く満月
ススキの穂波
虫の声
秋も暮れゆく